麦草岳登山レポ(登り編)

2006,10,15 麦草岳は木曽駒登山ルートの上松Bコースの1ピークで、
6月までは全く知らない山でした。
その山へネット仲間と登ることになり、ワクワクです。(^з^)
  中ア・麦草岳
    
2733m

    (長野・上松町)

 
 ☆木曽駒荘-(90分)-林道終点-(7分)-奇美世滝-(40分)-五合目-(27分)-六合目-(46分)
   -七合目-(55分)-麦草岳
 麦草岳-(35分)-七合目-(20分)-六合目-(18分)-五合目-(36分)-林道終点-(85分)
   -木曽駒荘

高低差 1520m 距離 往復約14km
登り 5時間10分 下り 3時間30分
メンバー せきすいさん
ひろろとろろさん
高村さん 白影さん JereySさん
ごっちゃん 計6名
アプローチ 147km
行き3:00
帰り3:30
木曽駒ヶ岳への登山ルートの上松Bコースの途中のピークで、全く知らなかった麦草岳を知ったのは6月に登られた「お山の神様ARIがとう」のARIさんのレポを見てでした。
間近に木曽駒ヶ岳を望める展望に引かれ、是非とも今年の秋に登りたいと登行意欲に駆り立てられました。期も熟し9月24日に早速予定を立てたのだが、木曽にお住まいの木曽駒さんから「我が家の裏に熊が連日出没しているので単独は危険!」と恐ろしい書き込みが有り躊躇していると、白影さんも9月下旬に予定している事が分かり早速メールで相談をして10月1日に決定!そして嬉しい事に以前からご一緒したかったせきすいさんも同行されると聞き、ヤッホ〜(^O^)/~~ でした。その後、こちらも乗鞍岳でご一緒した福井のひろろとろろさんに声を掛けると、思い掛けないOK!の返事。白影さんともせきすいさんとも面識のあるひろろとろろさんが同行するとなると、お二人も喜ばれるだろうね!しか〜し天気予報が悪く泣く泣く延期 (ToT)・・・次週は予定が立たず、結局15日に落ち着きました。(^O^)/~~
間際になって1年前に同行した事のあるJereySも参加表明され、賑やかになりそうです。 (^-^*)/ ところで麦草岳って里山の名前のようですね。
アルプスの山なのに麦に草?さて名前の由来はなんでしょうか?

さて今回の出発点になる木曽駒荘について少々解説します。
私も発行時から愛読していた「ヤマケイJOY」で、「山小屋再生プロジェクト」なる企画が始まり、その舞台となったのがこの木曽駒荘でした。この木曽駒荘を先代から受け継いだ息子さんは、本業のフラワーショップが忙しくなり2年前に小屋を閉めました。(真実は少し違うようです)そこに目を付けたヤマケイが全国から仲間になるボランティアを募り、少しずつ改修をして3年が経ち今に至っております。勿論、一般登山者も低料金で利用できますが、会員同伴が規則です。会員希望者は木曽駒JOYまで問い合わせてください。
美濃加茂市役所に3時に待ち合わせなので、夜の仕事は止めて夕食後8時に就寝。
憧れのせきすいさんとご一緒出来る嬉しさから、中々寝付けませんでした。(^_^;)
1時45分に目覚ましに起こされ、余裕を持って2時20分に家を出ました。
白影さん せきすいさん JereySと待ち合わせの美濃加茂市役所へ3時少し前に着く。
先に着いていたJereySさんと1年ぶりの対面。そこへせきすいさんと白影さん到着。
白影さんとJereySさんとは1年ぶりで、せきすいさんとは蕎麦粒山で出会って以来2年5ヶ月ぶりでした。でもその時はせきすいさんとは知らずに立ち話をした程度だったので、初対面同然なので握手で挨拶。今年の2月に白草山へ登り、その次週にせきすいさんも登られ、私のガニマタのトレースをレポで「この見事なガニマタはごっちゃんの足跡に間違いない」と世間に公表され、とても嬉しかった記憶です。(-"-;) そのせきすいさんには、HP作成に関してアドバイス等をして頂いた恩人でもあります。私が山行レポで出会った方の写真を載せるのは、自分自身がせきすいさんの蕎麦粒山レポにフォーカスされて載ったのが嬉しかったので、せきすいさんのパクリで始めたんですよ。σ(^◇^;)。上松へ向かう道中は、色々な会話で花が咲きました。
R19沿いの寝覚の床近くのホテル寝覚で ひろろとろろさんと合流し、舗装された林道を木曽駒山荘目指して走らせました。途中には上松Aコース登山口のアルプス山荘脇を通ります。

5:29 出迎えた木曽駒さんとの挨拶

5:46 明るくなり準備も整う
まだ暗い5時20分頃に木曽駒荘に着き、手前の広いカーブ地点に車を止める。道路脇のトイレで用を済ませガヤガヤしていると、その気配に気が付いた木曽駒さんが登場。木曽駒さんは昨夜から木曽駒JOYのメンバー20数名で泊り込み、宴会を夜中の2時までしていた酒豪です。(笑)
初めての方、面識のある方皆さんと挨拶を交わしました。
話に花が咲きましたが、準備も整い空も明るくなって来たので山荘の方へと歩き出しました。

ヤマケイJOY企画で再生した木曽駒荘

5:55 木曽駒荘横の林道がスタート地点です
木曽駒さんに見送られ木曽駒荘の横の未舗装の林道から歩き始めます。
山荘の周りの紅葉は未だですが、奥の方はかなり色付いているそうなので楽しみです。
暫く行くと尾張小牧ナンバーの車が止まっておりました。釣り人の車だろうと思っていましたが、下山後に木曽駒さんに聞いた話では木曽駒JOYのメンバーで、「今日は6名も入山されましたよ!」と喜んで居られたそうです。木曽駒荘を再生した木曽駒JOYのメンバーの方達は、木曽駒ヶ岳、麦草岳へ登山者が訪れるのを大変喜ばれるそうです。
そういう気持ちの強い方ばかりが再生プロジェクトに参加されているそうです。
歩き始めて10分程でクサリのゲートが有るので、車で奥まではは入れません。

6:40 徐々に色付き始めます

6:46 御嶽山の登場です
色々な会話が飛び交う中、まだまだ足取りは軽く歩けます。
せきすいさんは人の話によく反応され「ワッハッハ〜」と良く笑われる明るい方でした。
知的で明るい方なので、人に好かれるタイプなんでしょうね。見習わなければ・・・
だが、知的など微塵も感じられない私は満面の笑みで誤魔化すしか無いですね。(^。^;)

6:56 よい色付きに変わって来ます

7:13 上部も色付き始めています

7:17 林道ショートカット登山口

7:24 正面が林道終点
林道歩きも先へ進むに従って、木々の色付きも徐々に濃くなり先が楽しみです。
2時間近い林道歩きの予定だったが、1時間20分で着いた登山口の看板に戸惑う。
ひろろさんが先行して先の様子を見に行き「直ぐに林道に出るようです」の返事に促され登り始めました。林道のショートカットは緩い登り7分で林道に出ます。林道に出て正面の山を見て「お〜!」斜面が色取りどりに染まっておりました。でも、未だ陽に当っていないので鮮やかさは有りませんでした。下山時には陽が当り綺麗でしょうね!
持参したルート図のコピーと現在地の標高に違いがあり??よくよく考えて見ると、砂防ダム工事用に林道が延びた為に登山口もそれに伴い移動しているようです。

林道終点の紅葉

7:37 林道終点登山口スタート
林道終点の工事現場付近が一番紅葉が綺麗でしたので、休憩を兼ねて撮影会の始まりでした。
ここでは12分の休憩後、いよいよ登山道へと入って行きます。白影さんからのメールで「先頭は熊が出た時、一番熊と仲良く出来そうなごっちゃんにお願いします」と来たので、熊除けの鈴をストックに付け渋々先頭で歩き出しました。そりゃ〜小秀山では登山者がオイラをクマと間違えて逃げて行った事は有ったが、さて、仲良く出来るか?鼻歌で「クマさん出て来てクマッタな〜♪」などと歌っていて、フッと気が付いた。クマが出てきたら、ム月 ヒヒで接すれば良いのである。
この意味不明の言葉が分かるかな?(笑) でも、これは変です。。。(^。^;)

7:44 奇美世の滝分岐

落差30m?奇美世の滝
登山口からは小野川左岸沿いに緩く登って行くと、意外な事に7分で奇美世の滝分岐でした。
分岐からは少し足元の悪い中を行くと直ぐに滝です。水量は少なく離れた二ヶ所から流れており、両方が画像に収まりませんでした。木曽駒さんの話では、冬には結氷して見応えがあるので林道をスノーシューを履いて見物に来るとよいそうです。
その話を聞いた白影さんの目が一瞬輝いたのを見逃しませんでした。
ここでも7分の写真撮影会でした。同級生に奇美世ではなく、可愛い君代ちゃんが居たな。。。

8:30 五合目手前

8:31 五合目展望台
滝分岐からはいよいよ高低差1200mの急登の始まりです。
先頭に立ち、ゆっくりと登り始めました。皆さんの様子を見る為に時々後ろを振り返り、
アレッ?白影さんが遅れがちです?せきすいさんも後ろを気にしながら来ます。
昨年ご一緒した時は必死に着いて行った記憶だったので、ヒョットして体調でも悪いのかと気になり、途中で白影さんに問えば「はい!大丈夫です!」と元気な返事が返ってきました。
どうやら先行させておいて、疲れてきた頃を見計らって最後にまくるディープインパクト作戦のようだ。ならば心配無用だね!σ(^◇^;)。。。
苔生した登山道の周りには倒木等が点在し、自然の厳しさを知らしめる樹林帯です。
滝分岐から丁度40分で五合目に着いたのだが、そこの一角には素晴らしい展望が広がっておりました。

お〜〜〜御嶽山だ〜〜すばらし〜〜
シャリバテになりかけて来たら丁度五合目だったので、休もうとして明るい一角に眼を向けると、
お〜〜山頂がほんのりモルゲンロートに染まった御嶽山が丸見えでした〜。
アルプスとは離れ独立峰として堂々と聳える御嶽山は、絶対的な存在感が有りますね!
手前の紅葉とのマッチングがグーでした!雲海に浮かぶ御嶽山も良いが、裾野から全て見える御嶽山を眺めれるのも雄大ですし、珍しいですね。\(^O^)/~~

五合目展望地からの乗鞍岳アップ

9:02 いよいよ尾根の直登です

9:14 六合目到着

9:38 見晴台(10分撮影会)北ア遠望
頑張って先頭を歩いて来たが、六合目を過ぎた急登辺りで足が徐々に重くなってきました。
時間を見ればやはり3時間が経っていて、何時もの「ま〜あかん」状態でした。
私は3時間が過ぎると足が重くなり、急に鈍足なります。
休み休みマイペースで歩きたいので、先頭を譲り後ろへ下がりました。(x_x;)

10:00 七合目です(10分休憩)

七合目から山頂らしきピーク?
見晴台と七合目の案内板は無残に欠けております。これは熊と鹿の仕業との事。(>_<)
七合目の足元にはゴゼンタチバナの赤い実が目に付きました。

立ち枯れの白と青空いいな〜

立ち枯れと御岳いいな〜

10:26 木の墓場

10:32 いよいよ展望が開けた森林限界
この辺りで白影さんにも追い越され、指定席に落ち着きました。。。
しかし、森林限界を超えた事により一気に展望が広がり皆さん写真撮影に忙しく、抜きつ抜かれつ状態で登って行きました。登山道は一部ハイマツに覆われ分かり難い所も有りますが、周りをよく見て上へ行けば良いです。

   
 福島Bコース?                  10:46 福島Aコース分岐        


森林限界を越えるとご覧の展望です。


10:54 右奥が麦草岳かな?実は左でした

登って来た尾根を振り返る

巨岩が点在

11:04 麦草岳山頂
山頂手前には巨岩が点在していて、いかにもアルプスへ来たんだと思わせてくれます。
登りながら眺めていた右側のピークが頂上かと思っていたら、意外な事に左のピークに麦草岳の表示がありました。三角点も有る頂上に、ん〜?2733mでは無く2721mの表示です。
山頂では、「だ〜れかさんと だ〜れかさんが麦草岳〜○〇○〇し〜ているいいじゃないか〜♪」
などと歌う者は居りませんでしたよ。(^。^;)
登ってくる途中では風が吹いておりましたが、山頂では無風状態でマッタリできそうです。
山頂に着くと目前に木曽前岳、その奥に木曽駒ヶ岳。その間には槍のように突き出た宝剣岳。
手前にはこのルート最大の難所のヤセ尾根と牙岩が聳えておりました。中々の圧巻です!

三ノ沢岳

宝剣岳アップと玉ノ窪小屋

牙岩ズーム

茶臼山ズーム

     鹿島槍 爺 五竜 白馬

             穂高      槍

山頂からの展望は写真を見て頂ければ分かると思いますが、360度見渡す限りの絶景です。
木曽駒さん達、木曽駒JOYのメンバーが薦めるだけあって素晴らしい展望の山ですよ。
ここから木曽駒ヶ岳までルートは続いておりますが、途中難所も有りそうなので私にはここまでで充分です。


遠くに八ヶ岳 手前には茶臼山 将棋頭山 木曽駒ケ岳 宝剣岳 木曽前岳 三ノ沢岳 麦草2733mピーク


左から笠ヶ岳     白い山は薬師          穂高に槍


左から槍  立山  大天井  燕  常念               鹿島槍 五竜  白馬


昨年こばさん ヒロちゃんが登った経ヶ岳

先月登った乗鞍ズーム

ランチ風景

御岳バックに記念撮影
ランチも終わり各自がノンビリしている中、白影さんが隣のピークへ向かったので私も行ってみました。そこには山ねずみさんの小さなプレートが有りました。地形図等にはこちらのピークが山頂になっていますし、こちらの方が高いのでここが2733m地点でしょうね。
直ぐ下に延びている尾根が上松Aコースだと思っていましたが、後で地図で確認すればもう一本南の尾根が上松Aコースでした。JereySさん達と木曽福島Bコースをテントを担いで登った事がある白影さんは次は上松Aコースを登りたいと言われていたが、日帰りしか出来ない私には縁が無い話である。山頂へ戻ればせきすいさんとJereySさんはお昼ね中でしたが、山頂では1時間40分もノンビリしたので記念撮影を済ませ下山としました。

右端が2733m地点

2733ピークからの麦草岳2721m

手前の尾根が上松Aコースで、左から越百 安平路 白ビソ 摺古木 大川入山 恵那山 南木曽の手前が糸瀬山

レポ作りが難航し上手くまとめれなかったので、登り編と下り編に分けました。
下山編(紅葉編)へ続く

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