05,11,27              年号で有名になった「へなりやま」へ登る
  平成山〜高曝山
  (へなりやま)  (たかじゃれやま)
    381m   457m
元号橋P-(20分)-平成自然公園-(20分)-
平成東林道-(10分)-登山口-(11分)-分岐-
(7分)-平成山-(13分)-平山-(40分)-高曝山-
(23分)-平山-(56分)-元号橋

(岐阜・関市)
  高低差 :300m
累計高低差:780m
距離:往復約11,5km
登り: 2時間13分 下り:  1時間33分
単独 28km  30分
平成山は年号が「平成」に変わって一躍有名になった山です。『岐阜の山旅・100コース』を見て登ってみようと思い行きました。美濃市から関・金山線へ出て北上する。道の駅「平成」を過ぎて直に「平成自然公園」の指示に従って左折をし、道なりに奥へと進むと元号橋に着くので、手前の狭い駐車場へ止める。
元号橋の手前の駐車場にはトイレもあるので有り難い。ガイドブックにも此処から歩くようになっているので、迷わず止めてまわし(岐阜弁で準備の事)をする。小さな水車小屋が有り、モミジが綺麗に色付いていた。
9:10 元号橋P 駐車場の水車小屋
案内板には「平成山遊歩道3,7km」と書いてある林道は本舗装の綺麗な林道である。約1時間の林道歩きになりそうだ。もっと先まで車で行けそうだが、行程距離が短くなるのでそのままトボトボと歩く事にした。林道脇にはしぶとくノコンギクが咲いていた。
9:19 手入れされた檜林 9:30 平成自然公園
5分も歩くと左の桧林の中に「三田佳子記念林」と書かれた看板が出現!その辺りだけ手入れが行き届いている。そうか、平成村の村長が三田佳子だった。確かイベントにも来て盛り上がっていたように記憶している。しかし、息子の不祥事で村長を辞任してしまったおかげで、イベント等も無くなったような気がする。林道の周りの木々も紅葉が進んでいたが、雑木なので綺麗ではない。歩き出して20分で平成自然公園に着いた。やはり此処まで車で入って来れたのだった。公園には広い駐車場、管理棟、遊具、芝生広場等々が完備していたが、果して利用者は居るのか?閑散としていた。
ヤマブドウ フユイチゴ
林道脇にはフユイチゴが多く見られたので、久し振りに少し食べてみた。ん〜スッパイ懐かしい味だ!ヤマブドウらしき木の実もあったので、食べてみたら甘みは薄いが確かにブドウの味がした。我が家の近くの山では見た事が無く、食べた事がなっかたので初体験でした。
9:36 二ッ釜 ? 9:44 ガニマタ ?
林道脇には「二ッ釜」「寺尾」「萩原」「奥宮」などの表示が沢山有るが、何なのかは分からない?ついに嫌がらせのような「ガニマタ」まで出現だ。「ガニマタで悪かったな!」と突っ込みを入れて、苦笑いを浮かべ通り去る。足元には珍しくモグラの無傷の亡骸が転がっていた。久しぶりにモグラを見たので写真を撮ってみた。(モグラを見た事が無い方、メール下さいれば画像を送りますよ!)シッポを摘んで道路脇へ除けようと思ったが、鳥インフルエンザのような訳の分からない新種の病死かもしれないので、そのままにして通り過ぎた。
カエデの紅葉 9:51 平成東林道分岐
「平成山遊歩道これより800m」の表示板辺りには人工的に植えられたカエデが綺麗に紅葉していた。歩き出して40分で平成東林道分岐へ着き、左折して細くなった林道を暫く進むと又しても分岐が現れた。「平成山遊歩道300m」の表示どうりに細く荒れた林道の方へ右折する。車は何とか此処までは入って来れそうだ。少し進んだ所に白いハッポースチーロール板に「9月20日〜11月7日 マツタケ山入るな!見つけ次第、入山料いただく」と書いてあった。日にちは過ぎていたのでセーフだが、気を付けないとえらい眼にあうらしい。以前聞いた事がある話によると、ある三人組がマツタケも出ない山なのでヘボ取りに入り、車へ戻ろうとした時に「コケ山へ無断で入ったので、一人10万円払え」と来たらしい。無視して帰ったら車のナンバーから住所を割り出し、タチの悪いものが集金に来て、結局一人10万円取られたと聞いた事がある。最初から罰金目当ての山だったらしい。
ムラサキシキブの実 クサギ ショウジョウバカマの蕾 ツルリンドウの実
10:00 登山口 10:12 平成山分岐
林道分岐から直に林道終点に着き、いよいよ登山道へと入って行く。初めは木段歩きで直ぐに平成山分岐へ着く。林道歩きでは汗も出ないが、登山道へ入るとてき面に汗が噴出す。其処を右折して、柵で区切られた美濃市との境を緩やかに登って行く。周りには赤松が多く、やはり松茸は出るらしい。チョッとその辺りを眺めてみるが、シーズンは済んでいるみたいだ。あっと言う間に平成山頂上だ。分かってはいたが、全く展望は無くつまらない。それでも写真を撮りながら6分休み分岐まで戻る。
10:19 平成山頂上 展望なし 10:35 平洞手前の急登
分岐から三角点・平洞までは人工林の中の急登だが、10分で平洞へ飛び出た。
10:38 三角点 平洞 平洞から望む高曝山
今回の行程の中で三角点は此処だけである。東側だけが開けていて高曝山らしき山が見えていたので地図で確認をしたら、やはり目指す高曝山は四つ目のピークらしい。未だ、かなり遠く感じた。高曝山も展望は良くないので、此処まで戻ってランチにした方が良さそうだ。他の山々はサッパリ同定出来ない。
平洞からの展望
平洞から少し先で左へ方角を変へ下って行くと鞍部にある鉄塔に着く。その先はハッキリしていなかったが、右の方へ踏み跡が有った。其れは多分鉄塔巡視路なので行かず、ススキの中を見えているピーク目掛けて進むと尾根に従って登山道が現れた。所々にあるテープを見ながら尾根上を進む。所々岩も多く、結構な急登を登って行くと展望地に出た。
11:06         途中からの展望 平洞〜平成山
展望地から見ても遠くはサッパリ同定出来ない。(帰って調べたら左の奥の尖った山は片知山から瓢ヶ岳らしい)直ぐ手前の左端は通過して来た平洞で、その右辺りが平成山かな?
雑木林の紅葉 イマイチ! 11:23 高曝山頂上 展望なし 
尾根道は時には踏み跡が薄い所もあるが、テープなどを探しながら忠実に尾根を辿ればよい。大きくアップダウンを繰り返し、未だか未だかと思っていたらテープ等が多く付けられたピークに着いた。しかし、何も表示が無いのでもう少し進んでみるが、踏み跡が無くなり、その先は樹林越しに明るかったので先は無いと思い戻った。先程のピークへ戻り、回りを良く見たら木にマジックで登頂記録が書いてあった。やはり此処が高曝山だった。全く展望は無く詰まらないが、腹も減って来ていたのでパンを一つ食べ7分休憩後そそくさと下山を始めた。テープを見ながら下って行くと蜘蛛の巣があった。ん?今通ってきたのにどうして?それでもテープに従って進むと又しても蜘蛛の巣がひっかかった。景色が違うのにも気がつき引き返した。そう言えば頂上手前で進路が変わっていたのに気が付き、右の繁みに入ったら見覚えのある景色とテープが有ったのでホッとした。間違えたルートは林道への近道のようにも思えたが、来た道を戻る事にした。(後日分かったのだが、ここを下ると平成自然公園に着くらしい) 途中の帰路でも尾根道では無い方へしっかりした踏み跡が伸びていたのでウッカリして進むが、直ぐに気が付き尾根上の登山道のテープを見つけ修正して下山した。そういった箇所が2箇所あったので、ウッカリは禁物!
12:07 平洞へ戻る 今日のおつまみ
腹も減り早くビールが飲みたい一身で、喘ぎながらもアップダウンを繰り返し三角点の平洞へ着く。早速ランチの準備に掛かる。今日のツマミは焼き鳥とチキンナゲット(一味の海苔チキン)だ!チキンは一味が効いて美味しいし、焼き鳥も焦げ目がついて香ばしく美味しかった。タレは甘味だったが、これにも一味の小袋が付いていたので振りかけて食べたらビールの二本目が欲しくなったが無い。一人で静かなランチだったが、遠くで鈴の音が聞こえ徐々に近づいて来た。よっし!捕まえて話し相手に引きずり込もうと企んだが、徐々に聞えなくなってしまった。気のせいだったのか・・・?以前にも蕎麦粒山で子供の声と犬の鳴き声を聞いたが、何処にも見当たらなかった事があった・・・
1時近くなって居たので下山に掛かる。林道に出た辺りで雨がポツリポツリと落ちて来てしまった。傘はザックから出してしまったので、上着を出し頭から被って歩いていたら浜松ナンバーの四駆が走り去った。エッ?何処へ行くのか?林道は何処まで続いているのか?そこで思い出した。林道に横たわっていたモグラはどうなったかな?と気になったが、やはりペッタンコに潰れていた。合掌 雨もそんなに降って来なく上着を脱いで手に持って単調な林道を歩く。平成自然公園には3台の車が止まっていて、親子連れが遊んでいた。何故かホッとしたのだった。途中で強風が吹き、多くの枯れはが舞ってきた。優勝パレードの花吹雪の中に居るみたいで凄かった。こんな体験は初めてだったので、写真を撮ったが上手く写っていなかった。残念!! 長い林道歩きで足の裏の皮がよじれた様な痛みが出てきたが、雨も本降りになる前に車に着いた。結局、意外な事に今日の登山者は自分だけだった。
アキノキリンソウ ? 1:47 元号橋へ戻る
まだ帰るには時間が早かったので、次回登る予定の高沢山と大仏の登山口が有る高沢観音へ寄って行くことにした。道の駅・平成を過ぎ、もう少しで関市になる手前を右折して日龍峰寺(高澤観音)へと進む。
日龍峰寺(高沢観音)
「岐阜の山旅100コース」によると、日龍峰寺は、高澤観音の名で知られ、美濃三十三観音霊場第二十五番札所でもあり、千手千顔観音菩薩をご本尊とする高野山真言宗の寺である。奥まった観音堂は、京都の清水寺に似た雄壮な舞台造りを持ち、美濃の清水寺と知られる。観音堂は古くは鎌倉時代に尼将軍政子により寄進されたが、これは焼失し、現存するものは寛文十年(1670年)の建造物という。
仁王門 鐘楼
多宝塔(国の重要文化財) モミジ
千本桧 オオイチョウ
高澤観音堂(美濃の清水寺) 観音堂前
観音堂には絵馬があり、色々な願い事が書いてあった。チョッと呼んでみたら、とんでもない願い事が書いてあった。これには驚いたので、すかさず家庭円満を祈願した。(^^;)
高沢山・大仏への登山口は、観音堂の正面の階段を上がり突き当たりの表示に従い右へ行き、山の中へ続く階段を登って行くと「高沢山をへて大仏(おおぼとけ)」の表示が有る。
最近になって思うのだが、行く山に迷った時は「岐阜の山旅100コース」を登り、完登を目指そうかな。
数えてみたら美濃[下]77座で既に38座は登頂済みだった。何年掛かるかな?V(^^)
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