2009,6,28
大滝山 1498m (富山・南砺市)
【登り 2時間38分】 【下り 1時間14分】 【累積標高差 855m】 【距離往復約 6km】
登山口-(41分)-954,2m地点-(46分)-1154m地点-(70分)-大滝山
大滝山-(38分)-1154m地点-(18分)-954,2m地点-(18分)-登山口
今年初の富山遠征は好展望の大滝山へ!の筈が・・・
そろそろリハビリ登山も終了し、本格的に歩きたくなった。
そこで当初から予定していた富山で一番近い大滝山へ行く事にした。
富山県境近くで登頂済みの白木峰、金剛堂山、人形山、奈良岳のような360度の展望は無いが、
反射板建つ山頂からは、そこそこの展望が得られる山のようです。
2002年には楮(こうず)ルートが新設されたので、そのコースから登る事にしました。
皆さんは花を求めてあちらこちらにお出掛だが、特別花に執着しないオイラは
登った山に花が咲いておればラッキーと言ったところです。
大滝山に花は咲いているのだろうか?
天気予報が富山方面だけ良いのも決めた理由でもあったが、以後変化して各地良さそうであった。
5時に起床予定だったが、4時に起きてドライブに行く息子に安眠を邪魔され、4時過ぎに目が覚めてしまった。
仕方なくノンビリ準備して早朝5時に家を出、毎度のイチコロを北上。
順調にイチコロを飛ばしていたが、大和手前で前方に幅広大型トレーラー登場。
そこでトレーラーを避けて、大和からやまびこロードを走る事とした。
やまびこロードでは一台にも出合わず快調に飛ばす事ができたね。
ひるがので買い物を済ませ、牧戸の信号に着くと前方にクリアーした筈のトレーラーが・・・
仕方なくトレーラーに着いて御母衣湖畔をノンビリ走る。
トレーラーの異様な幅に眼を凝らすと、最後輪のタイヤが横並びに8本だったのに驚いたね。
御母衣湖畔を過ぎてやっと追い越すも、白川の道の駅でトイレ休憩していると
目前をトレーラーが・・・又しても着いて行く羽目に。(@_@;)
6:58 御母衣湖畔をトレーラーに着いて行く | 7:45 小白川橋を渡って右折 |
富山県境の飛越七橋の四橋目の小白川橋を渡り、楮集落の聖光寺の指示で小道を右折。 直ぐのT字路を右折し、道なりに走ると東海北陸道を潜る。 道なりに走って行くと林道も舗装路から未舗装路へと変わり、 林道分岐を左折して進んで行く。(一部かなり荒れていた) 徐々に林道は悪路へと変わり、時折腹を擦りながら登って行くはめに。 通行車両も少ないのだろう、林道には木が被さっている所もあり、ボディーを擦りながら走る。 そろそろ登山口も近いのではなかろうかと注意をして行くと、右側に白い看板を発見。 まさに楮(こうず)ルートの大滝山登山口でした。 普通車だとここまでは入るのは無理だろうな。 |
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8:10 楮(こうず)ルート大滝山登山口(660m) | 8:17 立派なブナのお出迎え |
登山口近くの林道の膨らみにUターンして駐車する。 10分で準備と軽いストレッチを済ませ歩き出します。 どう見ても登山者が少ないルートなので、久し振りに熊鈴をストックに付けて歩こっと。 踏み跡がしっかり着いた人工林の中からの登り始めで、暫くで立派なブナも登場です。 |
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花ビラ4枚と5枚の共演 | 8:33 根曲がり松 |
杉林の直登とトラバースを繰り返しながら登って行くと、足元に白い花が点在。 名前は知らない花ビラ5枚の花だが、4枚と5枚の株を発見。 直登では、早くも足が止まり出す軟弱者です。 仕方ないよ、闘病中だもんね。 |
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8:40 分岐を振り返る(左から来た) | 8:51 四等三角点の954,2m地点通過 |
歩きだして30分で分岐へ着いた?ガイドブックには記載されていない分岐である。 左からルートには木にペイントが付いているが、何処へ下るのだろうか? 帰りに下りてみるか。 傾斜が緩くなってきたので、そろそろ954,2m地点が近いようである。 すると里からはイチコロを走るバイクの音が響いてきた。 奥深い山へ入ってきた気分だが、里は近いのであった。 一旦少し下り、トラロープの急斜面を登ると登山道が開け、 そこが四等三角点の954,2m地点でした。 |
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一輪の笹百合に癒される | 9:00 ペイントロード? |
三角点から先は、暫く緩く登って行きます。 登山道には登山者が歩いた形跡は殆どないですね。 しかし木々へのペイントは、異常なほど賑やかに付いています。 登山者用では無く、境界を示すペイントなのかな? そろそろ気温も上がってきたからか?蝉が賑やかに鳴き出しうるさくなって来たぞ。 |
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9:07 ブナ林の続く尾根道です | 9:14 僅かな展望を眺め一服 |
立派なブナに傷を付けた落書き?が彫られている。 丁度その地点から初めて僅かながら展望が開け、涼しい風が吹いていた。 歩き出して丁度1時間が経っていたので、暫し休憩とした。 結構疲れてきたので畑で採れたキュウリに塩を振って丸かじりだ。 そしてエネルギーinゼリーで早くもエネルギー補給とした。 この落書き「イグチ」は登山者の仕業か? 東北のマタギが熊を仕留めた印に木にナタで記録を彫ると聞いた事があるが、 明らかにそれとは違うようだな。 |
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9:32 初めて反射板建つ山頂が姿を現す | 9:37 1154m地点か? |
休憩後急斜面をこなすと一帯の傾斜が緩み、高度計は1170mを指している。 この辺りが1154m地点、北谷の差し上げと呼ばれる辺りだろうか? すると登山道には徐々に木々が茂り出し、藪こぎ状態となってきた。 登山道を塞いだ木々を掻きわければ、一応登山道は確認できる程度の登山道が続くのである。 藪も密となり何度か登山道を見失うが、尾根を忠実に歩けば辿り着けそうです。 途中のぬかるみには登山者の最近の足跡は全く無かった。 せっかく旧上平村によって2002年に新設されたルートも、利用する登山者が少ないようである。 |
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9:43 笈ヶ岳と大笠山 | 9:56 少ないテープ頼りに |
藪こぎから解放された僅かな切り開きから振り返れば、笈ヶ岳と大笠山が確認できた。 前方には反射板建つ山頂が見え隠れするが、中々近づかないなぁ。 足も疲れてきたが、藪を払うので体力もかなり消耗して来たね。 半袖姿で腕に擦り傷もできているが、今更長袖を着る気も起らんわい。 でもいかん、か弱い細腕には傷が・・・ 尾根ルートも数回見失い、木々を掻き分け薄い踏み跡を探しながらの前進である。 頼りのテープは少ないが、足元に注意をすれば何とかなるな。 藪を漕いでいるとウラジロヨウラクが僅かながら咲いていた。 |
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10:13 延々と続く藪尾根 | 10:18 最後の急登が続く |
途中から振り返った展望は、白山方面だと思うが霞んで何も見えない。 殆ど花など咲いていないルートだが、シャクナゲの木には枯れた花がこびり付いていた。 藪で見難いが左側が切れている所もあるので、下山時は踏み外さないように気を付けねば。 いよいよ山頂直下の登りだろうか?徐々に急登が始まりだした。 ロープ有り、杉の巨木の根っこのよじ登り有りで疲れるぞ! 高低差残り100m地点では、ヘトヘトで足が止まってばかりであった。 しかし、所々で藪が切れるので、ホッとして体を休めながら登ることができたね。 山頂直下辺りは傾斜も更に増し、藪も酷くなってくる。 おまけに藪の中に登山者が張り巡らしたであろうビニールテープが張ってあり、 これがザックや体にまとわりつき、クモの巣に掛ったようで身動きが取れなくなる。 頭にきて引きちぎるのに四苦八苦であった。 首周りには枯れ葉が入ったのかチクチクするし・・・あぁ最悪登山・・・ |
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10:48 山頂の反射板 | 人形山とカラモン峰 |
激藪の中を体にまとわり付くビニールテープと格闘して突っ切ると、ひょっこりと切り開きに出た。 そこは上梨からの別ルートである高草嶺登山道であった。 そして目前には山頂シンボルの反射板が建っていた。 フ〜〜大汗掻いて、2時間38分掛りやっと着いたのだ〜(ToT)/~~~ 病み上りにはきつかった〜〜(-"-) まだ完治していなく病んでいたのだったな。 誰か居るかと思っていたが、誰も居ない静かな山頂だった。 展望はと言うと・・・遠くは霞んでいて見えないが、一昨年前に登った人形山と その向こうに金剛堂山が霞んでいた。 以前登った人形山からも、この大滝山の反射板は目立っていた。 その時既に大滝山登山は予定していたのだった。 反対側には大笠山方面が霞んでいるが、一応展望が広がっています。 展望を楽しんでから我が体を見れば、ズボンもシャツもバンダナもかなり汚れていた。 普段藪山など行かないオイラにとって、こんなに藪漕ぎしたのは初めてだな。 |
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霞んだ笈ヶ岳と大笠山〜奈良岳〜見越山 | |
疲れと空腹でフラフラである。 反射板の日蔭に陣取り早速一人寂しくランチとした。 家から持ってきた稲荷寿司とコンビニのスパゲッティサラダ、フルーツゼリーを完食。 ランチを済ませ、そうだ三角点は何処だろうか? 探せばナント!藪漕ぎして出た地点に埋もれていた。 支柱が倒れていたので、気がつかなんだよ・・・ ランチ後三角点でノーマルな記念撮影とした。 反射板の一角には花期の済んだマイズルソウが絨毯のように広がっていたね。 大滝山の三名由来は何だろうか?どこかに大滝が有るのかな? 結局山頂では、大滝詠一にも大滝秀治にも出会えなかった。^_^; |
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霞んだ金剛堂山 | 三等三角点 |
11:27 三角点脇から藪へ突入!(入口) | 11:40 ヒノキ怪獣 |
山頂滞在40分と短く、いよいよ藪へ突入して下山とした。 正直、同じルートを下るのは気が重かったね。 下りでは勢い余ってコースを見失う危険性があるので、 ストックで慎重に足元を探りながら下ります。 それでも尻モチを突いたり、隠れた倒木に足を取られたり、コースを見失ったりと散々だった。 ヤセ尾根にはヒノキの巨木も点在している。 登りでは余り写真を取らなかったが、下りでは何枚も撮りながら下ります。 登りでは写真を撮る余裕が無かっただけの話である。 |
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11:45 ヤブ尾根 | 12:08 ヤブ漕ぎ終了 |
登りでは1時間の藪漕ぎだったが、下りでは40分で終了。 後は快調に下る。 登りに気になった分岐ルートは何処に出るか分からないので、 登りと同じルートで下山する事にした。 |
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12:18 モミジが宿ったブナ怪獣 | 12:41 無事帰着 |
登りでは藪漕ぎを強いられ苦戦したが、下りは快調で半分以下のタイムで戻って来れた。 半袖だったので腕は傷だらけ、ズボンは汚れている。 汗で濡れた首周りはゴミまるけ。 今日はタンクに水を入れてきたので、早速パンツ一枚になり頭からかぶった。 勿論ダニ検査はシッカリとしたね。 日中の気温が高かったのでタンクの水は熱くなっているかと思いきや、 結構ヒンヤリしていて気持ち良かった〜全身着変えを済ませスッキリね。 サッパリしてから、さぁ帰ろう。 |
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リハビリ登山は終了し、いよいよ本格的に山復帰としたつもりだったが、 落ちた体力はそのままだった・・・これが実力と言えばそれまでだが。 ネットを始める前はガイドブックの情報だけで登っていて、 今から思うと情報不足で登るのも結構楽しかったもんだ。 今回久し振りのガイドブック登山で、大滝山は想い出に残る山となったね。 次回大滝山へ登る機会あれば、勿論高草嶺ルートだろうな。(^_^; |
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注意) ルート図&高低図は実測ではないので正確ではありません |
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