2009,6,7
猪臥山
 1519m おまけの安峰山 1058m (岐阜・飛騨市) 

【登り 1時間30分】 【下り 52分】
【高低差 400m】 【距離往復約 7、5km】

小鳥峠-(72分)-林道終点登山口-(8分)-山頂-(52分)-小鳥峠


三ヶ月のブランクで不安いっぱいだが、小鳥峠から展望の猪臥山へ!

山で美味しい空気を吸っていたにも拘らず、不覚にも体調を崩し約40日の入院生活を送ってしまった。
そして完治せぬままの状態で、我慢できずに三ヶ月ぶりの山遊びを強行したのだ。
今回の猪臥山は退院が決まってから既に決めていた山である。
さて、どんな結末が待っているだろうか・・・(-"-)


三ヶ月ぶりとなると、さて今の季節何を着れば良かったか?何を持って行こうか?
まるで小学生の遠足前日気分で笑える。
5時過ぎに起きる予定だったが、2時には目が覚め中々寝れなかったね。
それでも予定の6時より少し前に家を出、イチコロを北上。
流石に6時を過ぎると車も増え、思うようにカッ飛ばせない。
そうか今日は長良川の鮎の友釣りの解禁日だった。
だが、せせらぎ街道に入れば車はいなく、快調に走れたね。
相棒ケイコも久しぶりの遠出が嬉しいのか?エンジンの吹けも良く感じ絶好調か。(^^♪
せせらぎ街道を走行中、三ヶ月間の出来事が走馬灯のように脳裏を横切った。
人生初の入院生活で家族に心配を掛けたし迷惑も掛けた。
入院中には山仲間が頻繁に励ましメールを送ってくれたし、見舞いにも来てくれた。
落ち込んでいたオイラは感謝感謝でいっぱいだった・・・
そんな事を思い出していたら途端に目頭が熱くなってきた。
今日は山頂で感激の涙を流す筈がこんな所で泣いてしまった・・・涙もろくなったなぁ。(T_T)

せせらぎ街道を快調に走りR158から猪臥山トンネルを潜り、古川の道の駅でトイレ休憩。
すると時間は家から丁度2時間の8時だった。
これでは早すぎであるし、道の駅から眺める猪臥山にはガスで煙っているではないか。
缶コーヒーを飲みながら思案・・・そうだ!車で上がれる安峰山へ寄り道しよう!
で、早速古川の街へ下りR41を神原峠目指し右折したまでは良かったが、
さて、どこから林道へ入るのだろうか?すると神原トンネルを出た所に案内板が有り助かった。

神原峠の案内板 8:17 展望台まで2,9kmへ左折
案内板手前から林道へ入り、直ぐの分岐を〔安峰山展望台まで2.9km〕の表示で左折。
未舗装の林道をゆっくり走れば直ぐにトイレが有る登山口だった。
8:23 林道登山口トイレ 8:24 林道終点ほぼ山頂
トイレのある登山口らしき所には何も表示は無く、林道が先へ延びているので行って見た。
すると行き止まりで、そこからサンダル履きのまま歩けば20mほどで山頂へ出てしまった。^_^;
これでは安峰山登山とは言えないなぁ・・・
展望台から古川の街を見下ろす。
正面の山が今回の目的地の猪臥山だが、まだガスが掛ったままだった。
8:32 展望デッキで一服 ミニ菩薩群に安全祈願
展望デッキからの眺めを堪能していると猪臥山のガスが消えてきたぞ。
10分後に、よっしゃ〜行くとするか!

国道へ下りR41沿いの〔おこし太鼓会館〕の交差点から小鳥峠目指し山へと入って行く。
民家が途絶え林道を山中へ入って行くと、林道沿いにクリンソウが群生していた。
近くにはわさび園もあるので、この辺りで育てられているようだった。
初めて見たクリンソウだが、林道沿いとは言え凄い群生だった。(@_@;)

9:21 小鳥峠手前のクリンソウ 9:29 小鳥峠(標高1119m)
細い林道をひた走り、やっと小鳥峠に着いた。
小鳥峠には小さな祠があり小鳥山牧場が広がっていて、道路沿いには駐車スペースもあり有難い。
9:31 復活の一歩だ! タニウツギは花盛り
登山靴に履き変え、イザ出陣!
青空の下、3,6kmの林道歩きからで、復活の第一歩は緊張した。
それにしても久し振りのザックが重いなぁ。。。さて山頂までもつだろうか。

今日は焦らず林道沿いの花の写真を撮りながらノンビリ歩けばいいのだ!と言い聞かせる。
緊張気味に歩き出せば、タニウツギが至る所に咲いていた。
今の時期何処にも咲いているありふれた花だが、一応今年初なので写してやるか。
そして怪しげなオッサンが来たとばかりに野鳥がけたたましく鳴いている。

足元の草花もありふれたスミレとかキイチゴの花咲いているだけで、
期待はずれでチョッとつまらないね。
9:34 歩きだして直ぐに白山の登場 9:58 大汗ダラダラで歩く
いかん・・・20分も歩けばフクラハギがパンパンで大汗が噴き出してきたぜ。
天気が良くなかったら何時もの天王山で復活!と決めていたが、林道歩きでこれでは天王山なんて登れねえよなぁ・・・想像以上に鈍ってしまったもんだ。

退院後、間が無いころに草刈り機で草を刈って以来の大汗である。
退院後体力が無いままの草刈りの翌日は流石に寝込んだが、今日は大丈夫だろうな?(不安)

足慣らしの為に数日前に夜間徘徊で2km(20分)翌日4km(40分)と歩いてみたが、
平地歩きは足に来ないので面白くなく、2日間で止めてしまった。
まだ室内でスクワット200回以上やった方が足がガクガクだったね。

それでも時折吹く風が心地良く、汗が直ぐに乾いてしまう。
あ〜汗を掻くのも気持ちいいな〜この感覚久しぶりだ。
10:00 展望が開ける タンポポ・・・
ガイドブックによれば展望が開けた林道からは白山、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山が望めるらしいが・・・今日はサッパリである。
いやいや、今日は歩くのが目的なので、そんなのどうって事は無いと強がりを言う。
林道からは時々展望が開けるが、稜線沿いにガスが掛りどこの山なのかサッパリ分からんね。
そこへ軽トラが登ってきたので、展望を眺めるふりをしよう。

林道を歩いていると山菜シーズンの為、結構車が上がって来るね。
林道も高度を上げるとタニウツギは蕾が多かった。

木陰で休んでいるとウグイスが「ホ〜ドケヨ」と言っているように聞こえてきたので
追い立てられるように仕方なく歩き出す。
裏山のウグイスの鳴き声は聞くが、山歩きでウグイスの鳴き声は今年初だった。
10:19 展望地の木陰で一服だ 10:38 立ちホニョではなく眺めているんです
流石に日向は辛いが、所々に点在するブナの木陰が有難かった。
大分上がってきた地点で分岐があり、右折すると林道終点でした。

約3、6kmの林道を1時間12分かけ終点駐車スペースへ辿り着いた。(トイレあり)
ガイドブックによれば小鳥峠から山頂まで1時間と記してあるが、3ヶ月ぶりならこんなもんだ。
10:42 登山口駐車場には登山者か?山菜取りか?四駆が一台駐車していただけである。
エネルギー補給 10:49 登山道らしくなってきたぞ!
慌てる事は無い、林道終点で少し休もう。
山頂まで後少しだが、エネルギー補給でもするか。
そこへ富山ナンバーの無愛想な夫妻が来たが、どうせ山菜取りだろう。

林道歩き出しは流石に足に来たが、心配していた肺には異変はなかったので何よりも嬉しい。
結局5分だけの小休後歩き出すが嫌いな階段が続いていた。
すると笹の中からガサガサ音が!熊か!
 いや、山菜取りのオッサンだったので安堵する。(-"-) 脅かすな〜い
10:52 山之神に感謝する 10:55 猪臥山1519m
階段を上り切るとそこには山之神が祭ってあったので、早速感謝の参拝とした。
山頂三角点はほんの少し先である。
期待した展望は良くないので、早速記念撮影を済ませる。
北方面 富山県境の登頂済みの人形山、金剛堂山、白木峰が望める筈が・・・
南方面 やはりガスが多い・・・
山頂にはユキザサが僅かに咲き、ツツジも咲いていた。
焼き肉ランチである 11:52 さぁ下山開始
さて、一通り写真も撮ったし、展望も良くないのでランチとするか。
今日は復帰の為の一人復活祭である。
飛騨牛を仕入れたので、偽ビールを飲みながらの焼肉ランチである。
奮発した肉なので味わって食べないかんなぁ。計算すると一切れ100円である。

展望が良ければ感動し、山へ登れた事にも感動し、むせび泣く筈だったが、
食欲には勝てず、見事登頂の感動も無く食べたのでした。
いかんなぁ、偽ビールでは酔わないのでイマイチ盛り上がりに欠けるが仕方ない事だ。

そこへ富山ナンバーの夫妻が着き、次は我々と反対側のルートから岐阜市の男性二人登場。
この二人に話を聞けば、猪臥山トンネル南口近くの登山口から2時間で登られたとか。
そして山頂東側の山に建っているアンテナ経由の周回路で下山するそうです。
これはいい情報である。(^^♪

焼き肉の後はうどんで絞めランチは終了。
今回、「山は未だダメ!」と怒っていたかあちゃんに無事の登頂を知らせるメールを送る。
展望が良ければ山頂で2時間は過ごすつもりだったが、丁度1時間が経ったので下山としよう。
11:57 猪臥山トンネル南口への周回ルート 12:00 林道終点から見下ろす小鳥峠
山之神まで戻ると岐阜市の二人が木陰でランチの最中で、周回路の入口を教えていただく。
礼を言って林道終点駐車場へ戻り小鳥峠を見下ろせば、木々が薄くなった小鳥山牧場辺りが見下ろせました。
12:28 ルンルン気分の林道歩き 12:43 小鳥山牧場へ帰着
日差しは強いが吹く風が気持ち良く、短い行程だったが満足間に浸り林道を歩いて行く。
そんな林道歩きも47分で終了。
帰路は下小鳥ダム経由で帰る予定だったが、猪臥山トンネル南登山口を確認の為に朝と同じルートで帰路に着いた。
猪臥山トンネル南口登山口 登山口案内板
猪臥山トンネルを南へ出た所の広い駐車スペースに、ありました登山口案内板。
山頂まで5kmの散策道だとさ。
でも、周回が出来るのがいいね!次回はここからだな。
満足感に浸りイチコロを南下して4時に帰宅。
あ〜生きて無事帰って来れた〜って感じです。
今回の3ヵ月ぶりの山遊びは、不安と期待が交錯する中での登山だった。
完治していない体が今後どんな変化をもたらすだろうか?不安はぬぐえない。
徐々に慣らして行き、これからは様子を窺いながら無理しない楽な山が続くだろう。
それが吉と出るか凶と出るかは分からない・・・(-"-) 
勿論、凶と出れば山もHPも止める覚悟はできています。
早く以前のような山遊びが出来る事を願うのであった。


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