2009,3,7
矢坪ヶ岳
873m〜今淵ヶ岳1048mプチ縦走 (岐阜・美濃市) 

【登り 1時間49分】【縦走 1時間18分】 【下り 1時間10分】

登り累計 945m 距離 約6km

矢坪登山口-(48分)-展望地-(60分)-矢坪ヶ岳-(43分)-火の用心-(35分)-今淵ヶ岳
今淵ヶ岳-(38分)-鉄塔-(24分)-瀧神社

高賀三山各コース唯一の未踏ルートを歩く

高賀山、瓢ヶ岳、今淵ヶ岳を高賀三山と言っている。
その一つの今淵ヶ岳は9年前、その南の矢坪ヶ岳は5年前に其々登っている。
高賀三山の各ルートは歩いているが、唯一歩いていないのが今回の矢坪ヶ岳から今淵ヶ岳への縦走路である。
何時かは歩こうと思いつつ、ついつい後回しになっていた。
そのルートを山友が歩きたい聞き、か弱い女性が一人で歩くには心配なので、
毎度の用心棒として同行する事にした。

7時半に待ち合わせの道の駅へ早めに行けば、既にレイちゃんお待ちかね。(^^♪
「今日も姫の家来として同行させて頂きます」と挨拶すれば、笑っておったけどね。
早速、其々の車で今淵ヶ岳登山口の瀧神社へ向かいます。
乙狩集落の最奥の民家に老柴犬がいて、道路の中央で寝そべっております。
お前は瀧神社への門番かい?通して下され!すると嫌々退いてくれたので奥まで入れました。
下山口の滝神社へ愛車ケイコをデポし、レイちゃんの車で矢坪登山口へ移動です。

09,2,28 面平山から眺めた矢坪〜今淵縦走路
板取川沿いの81号から蕨生で左折するのだが、5年振りだとあいまいでちょこっと遠回りで馬頭観音へと着いた。<(_ _)>

5年前は馬頭観音横の広場に駐車したのだが、工場が建っていたので上段の空き地に止める。
身支度をしていて時計(高時計)を忘れた事に気が着くも後の祭り。
高時計はレイちゃんも持っているので良しとしよう。^_^;
8:04 駐車地点からスタート 8:06 新しい標識が
身支度を済ませ歩き出すのだが、何時もよりかは寒い感じか。
右に明神神社を見て車道奥へと入って行きます。
すると5年前には無かった立派な登山口の道標が、当時目印だった大石の前に立っています。
その5年前は軽いリュックだった事もあるが、矢坪まで1時間5分で登っている。
今回はザックも重いので、山頂まで1時間半、縦走路1時間半の3時間で今淵ヶ岳到達予定と、又しても甘い予想をしてしまった・・・
8:12 この丸太橋は回避した 咲き出したショウジョウバカマ
登山道へ入って行くと直ぐに丸太橋があります。
しかし、どう見ても滑りそうなので、回避して沢へ降り渡る事にしたね。

山道へ入って行くと枝道も現れるが、枯れ木で止めがしてあり有難い。
足元には春の早く咲く代表的な花のショウジョウバカマが咲き出しています。
今年初の花なので、写してあげます。
8:22 急登の直登が続く・・・ 8:52 展望地へ
そろそろ斜度も増し余裕が無くなります。(*_*;
会話で気を紛らわそうとすれど、足が止まります・・・こんなはずじゃ・・・こんなはずじゃ・・・
時計が無いので時間が分からず、時間を聞けば20分経過だと・・・
たまらず30分経った地点で小休止。

そしてヨレヨレ、フラフラで展望地へと着きます。
ここは矢坪ヶ岳までの登山道で唯一の展望ですなぁ。

レイちゃんに正月に皆で縦走したコースを教えてあげます。
見下ろせば眼下に駐車した車が確認できます。
正月に縦走した誕生山から天王山への展望
8:58 岩場の直登 9:07 延々と続く直登
しばし唯一の展望を楽しんでから歩き出せば、岩場の直登が待っています。
その後は、ただひたすらに直登が続くのだが、何度も何度も足が止まる。
既に1時間経過だ。
5年前の1時間5分が嘘のようだった〜過去の栄光か・・・(T_T)
レイちゃんも耐えかねて、後ろで何時ものストップ・ゴーをやっとるし。正直凹んだ。
9:25 まだまだ続く直登 9:35 笹が現れれば稜線近し
中々稜線が現れず、気を紛らわすための会話も空しかった。(-"-)
すると低い笹が現れ出し稜線近しを感じたけど、全くペースが上がらない。
当然無口になる・・・

ホニョがしたくなり山頂も近いのでレイちゃんを解放してやれば、アッと言う間に消えて行った。
これでは姫の用心棒にはならんねぇ・・・(-"-)
9:41 笹に覆われた稜線道 10:00 矢坪ヶ岳山頂はノーマルに
多少身軽になったし稜線上に上がったので、気合いを入れて歩くが全く足が重い・・・
山頂まで少しのつもりだったが、要した20分がどえらい長く感じたね。

そして余裕の表情のレイちゃん待つ山頂へ、やっとの思いで辿り着く。冷たい視線・・・
以前は反射板が建っていたらしい矢坪山頂は、今でも全く展望無しだった。
前回1時間5分で登った山頂へ、今回は1時間50分だった・・・どうした?どうした?やっぱり歳か。
なにが余裕で1時間半だ!5年も歳をとるとこんなに違うものか。(T_T) ベコベコに凹む。

暖かいお茶を飲みながら花見団子を食べ、パワーを付ける?
空は曇って来て、風も有り体も気分も寒い寒い。
10:05 未踏ルートの縦走へ 10:20 唯一の急降下
12分の小休止で、メインは向こうだ!とノーマルな記念撮影だけで山頂を後にした。
さてと、いよいよ未踏ルートの縦走路へと足を踏み入れるのです。ワクワク!

尾根ルートの登山道には背丈の低い笹が茂っているが、踏み跡は確認できるので快調に進めます。
すると一旦急降下が待っていた。

登り返していると樹林帯の中なのに風が冷たく寒いので、二人ともここで上着を着ます。
手袋も薄手なのでかじかんで来た。
今日はこんなに寒い日なのかい?
10:30 至る所にテープが 10:34 途中今淵ヶ岳を望む
相変わらず背丈の低い笹の中を各所に点在するテープに導かれ気持ち良く歩きます。
途切れた樹間の斜め右方向には、今淵ヶ岳山頂らしきピークが望めましたが、遠いな〜
地図で方角を確認すれば、やはり山頂でした。
10:44 針葉樹の大木も現れる 10:48 ここで進路を右へ
緩いアップダウンを繰り返し徐々に高度を稼いでいるようです。
だだっ広い尾根道には、針葉樹の大木も僅かに点在していて、ちょっといい感じだね。
それにしてやたらと多いテープに苦笑いしながら進みます。

えらく広い所だと思いレイちゃんのGPSで確認すれば、
広い尾根の進路が少し変わる辺りでした。
オイラも地図を出して確認すれば、既に縦走路の半分以上来た事になり驚く。
この辺りは広いので、目印が無いと方向を見失う可能性があるが、
過剰なテープが導いてくれます。

少し進んだ所の「火の用心」のプレートを見て、進路を少し右へ変えます。
後コブを一つ乗り越え、一旦下って登り返せば山頂である。(*_*)
11:02 山頂近し! 11:10 腰丈の笹藪
最後のピークを登ると前方に山頂が望めます。
冬枯れの雑木林なので見えるが、新緑の時期だと見えないだろうね。

一旦少し下り、笹の中をひたすら登ると、膝丈の笹も徐々に伸び腰丈へと変わります。
踏み跡も不明朗になり、ひたすらピークを目指します。

左足で踏んだ笹に右足が引っ掛かったり、ストックを突いた所の笹を右足で踏んだりと、少々イライラしながら登って行きます。
11:22 笹が高くなると山頂だ! 11:23 今淵ヶ岳山頂着\(^^)/
笹の高さも胸丈に伸びて来ると山頂近し?で、ヒョッコリと誰も居ない今淵ヶ岳山頂へ着きました。
登り始めて3時間20分か〜矢坪への登りで必要以上に時間を要したが、縦走路で時間を稼いだのでまずまずだなぁ〜と負け惜しみ。

9年振りに訪れた山頂の東側が切り開かれていて、思い掛けない展望が広がっています。
先ず目に飛び込んで来たのが、ハッキリクッキリの御嶽山!そして中央アルプスでした。
気が着けば樹間からは乗鞍岳までも確認できます。

良い天気に展望の無い山へ登るのは勿体ない気持ちだったが、これだけの展望が有れば言う事無しですね。(*^^)v
よっ!毎度の御嶽山 あれあれ乗鞍岳まで
ほ〜〜中央アルプスだがね!
誰も居ない山頂では、早速お約束ポーズでの記念撮影です。
レイちゃんも今ではシェ〜ポーズも様になっていますね。(^^♪
 これで何回目だ?6回めか?あんたも好きね〜(^^♪
お約束ポーズもしっかりと ぎょ!南アルプスも!
わずかに小雪舞う山頂で、さてと楽しいランチタイムの始まりです。
コンビニで買いあさってきた食料を並べ山頂貸切で楽しく食べていると、笹藪から人の気配が。
すると同年輩の単独者が半そで姿で登場したのには、二人とも(@_@;)です。

この関市の方、我々と同じルートを2時間30分で登ってきたそうで、驚かされました。
しばし会話をすれば「ひょっとしてHPのある方じゃないですか?いつも見てますよ」と言われた。
恐れ入ります。m(__)m 最近のパターンか?
この方直ぐに下山され、林道と車道を歩いて矢坪まで戻られるそうで、健脚な方でした。
12:36 腹も膨れたし下山しましょ 12:50 ヤセ尾根もあるでよ
我々もあっと言う間の楽しい山頂滞在1時間13分で下山としました。
この下山コースは9年ぶりなので、殆ど記憶がありません。

先ずは笹が茂った尾根の急降下からですが、思いもよらぬ悲劇が待っていた・・・
笹が積もった急降下の登山道で、見事に滑って尻モチをついた。(*_*;
照れ笑いをして歩きだせば、ツルッと滑り2回目だ。
「滑る見本だから気を付けないかんよ」と言いつつ、3回目・・・(T_T)

それにしてもズ〜ッと急降下が続くではないか。
こんな急登続きの登山道だったか?そして4回目・・・5回目・・・と呆れる。
後ろで姫が「ごっちゃんの5だね」と笑ってござる。
次こけて6回目だと、ろくちゃん、7回目だと、ななちゃんと改名か!
それだけは避けたいので、以後慎重に下ります。

多分靴の裏が擦り減ってきているので、良く滑ったのだろう?と弁明する。
12:56 里山には不思議な一帯 13:14 天王山と権現山
途中の展望が開けた所で、風が治まっり暑くなったので上着を脱ぎます。
展望を楽しんでいて、下山方向の山の一帯に里山としては雰囲気が違うところを発見!
一瞬ゴルフ場?いや違う、樹林帯の下が笹で覆われた富士見台方面のような一角があります。
非常に気になる一帯でした。

下山を始めて40分で鉄塔へと着きます。
ここは9年前の記憶に残っている唯一の場所です。

ここから裏山の権現山辺りが見えた記憶は残っていましたね。
その手前には先週登った面平山も確認でき、しばし小休止とします。
13:36 林道出合い 13:46 ケイコ待つ瀧神社帰着
鉄塔からは暗い植林地の中をジグザグに下り、鉄塔から14分で林道へ出ます。
後はトボトボと10分の林道歩きで、ケイコが待つ瀧神社へ着きました。

以前ケイコに乗って見たいと言っていたレイちゃん、軽トラ初体験だったとか。
民家奥の老柴犬に挨拶をして通してもらい、蕨生の登山口へ戻ります。

矢坪登山口へ戻れば車が3台止まっております。
展望無い矢坪でも登るんだね。

その一台のナンバーが、宮崎だったのには驚いた!(@_@;)
宮崎からわざわざ来たとは思えないが。

レイちゃんも帰り支度を済ませ、次回の約束をして2時半解散としました。
念願の矢坪ヶ岳〜今淵ヶ岳プチ縦走ができ満足感に浸っております。
縦走路は想像と違い、中々良い雰囲気のルートでした。
しかし、矢坪の急登でバテたのには正直凹んだね。
あの苦しみを忘れた時にまた歩いてみたいルートだった。次回はピストンか?


注意 ルート図&高低図はいい加減だよ


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