2008,9,13

大川入山
 ② 1908m (長野・浪合村)

【登り 3時間17分】 【下り 2時間15分】 【往復約10、6km】 【累計差1012m】
あららぎスキー場P-(24分)-登山口-(60分)-主尾根合流-(63分)-恩田大川分岐-(47分)-山頂
山頂-(35分)-恩田大川分岐-(82分)-登山口-(18分)-あららぎスキー場P


6年振りの大川入山へ あららぎルートで登る

大川入山へは6年前の残暑厳しい8月に治部坂から登っているが、暑かった思い出だけ。(-"-)
この一帯はカラマツ林が広がっていて、秋の紅葉時期が奇麗だろう。
そして残雪期も楽しめそうなので、その下見を兼ねての久し振りの訪問です。

ところがである。金曜の午前中に何時もHPに訪問して下さっているかみちゃんから携帯メールが届く。
「明日の土曜は、まっちゃん私もポカーンと空いているので何処か行きませんか」とね。
この二人最近よく一緒に山遊びをしているらしく、おまけに最近風花教に入信もしている。
山頂では教祖崇拝ポーズ・キェ~イを強要されるのではないか・・・
ヒョットして布教活動でオイラを入信させる目論みでもあるのではないか?と一抹の不安も・・・
決して望んだ訳では無いが、しゃ~ない年に一度くらいは遊んでやるかと渋々OKを出す。^_^;

今回はかみちゃんが乗せて下さるので、土曜の5:30に美濃市だっちゅうの~〇〇庁舎で待ち合わせ。
早めに着けば既にお二人お待ちかね。かみちゃんに会うのは昨年4/29に屏風山で会って以来の再会。
山上お笑い登山家まっちゃんとは昨年6/24に雨の西ウレ峠を御一緒して以来のニコニコの再会だった。

早朝にも関わらず二人ともテンション高!かみちゃんは豪快にワッハッハ~だ・・・(@_@;)
車中でもワッハッハ~の連発!!こんなキャラだったか?ワッハッハ~本舗の劇団員だったか?

5:55 朝陽に向けブッ飛ばすかみちゃん 7:04 あららぎスキー場スタート
かみちゃん家の新型デリカに乗って美濃インターからレッツゴー!
今年2月までオイラの愛車だった古いデリカと大違い、乗り心地も良く快調に飛ばす!
かみちゃんの舌も絶好調!お笑い系まっちゃんの影が薄かったなぁ。

そこで取って置きのネタをまっちゃんに教えてやる。
まっちゃんの高校時代の恩師が、定年後タレントになってTVドラマのチョイ役とかTVCMに出ている事を教えてやれば、うっそ~(@_@;)と目が覚めた様子だった。

話は尽きず延々と喋くりまくり、園原インターを降りてからのR153走りでは、あららぎスキー場へ右折する所を真っすぐ行くハプニング付きだった。御愛嬌ね。
今日は高速走行だったので、美濃から1時間20分後の6:50にあららぎスキー場へと辿り着く。

先着車も無くガランとしたスキー場駐車場へ停め、準備後歩き出す。
まっちゃんから「フンドシして歩かんの」と言われはしないか心配したが、それは無く一安心。
ところがビックリ!御婦人二人の姿が悩殺タイツ姿だ!網タイツでは無かったので不満だが・・・
だが、普段御婦人と歩く事が少ないオイラにとって目のやり場に困る。
マジマジと眺めた訳では無いが、悩殺タイツ姿で前を歩かれてはたまらんので、
オイラが先頭で歩き出す事にした。(-"-)
すると青空なのに少し雨がぱらつく、冷汗雨か?でも直ぐに止んだね。

歩き出して直ぐの所に大川入山遊歩道案内図が立っていた。
遊歩道ってか?こりゃ~楽そうだなぁと勝手な想像をする。
案内図によると、あららぎルートは山頂まで5km、2時間半~3時間。
治部坂ルートは8km、4時間と書いてある。
6年前の治部坂ルートは2時間50分だったので、ゆっくり歩いても3時間見とけば余裕で登れると
この時点で勘違いしていた。

注意)案内図先にはスキー場のトイレが有ったが、使用不能です。

帰宅後、地図上での計測では治部坂ルートは国道から山頂まで5kmで
累計差もあららぎルート1012mに対し治部坂ルートは984mだった。
あくまで地図上の計測で正しくないが、あららぎルートの方が時間は掛かるようです。
7:11 マツヨイグサを背に歩く熟女二人 第2リフト支柱5/9から左折で登山口
ゲレンデ内の登山口は第2リフト沿いに歩けば分るだろうと歩き出すも、
ススキが茂っていて分かり辛いであかんわ。
ススキが切れた所から適当に入って行くが見つからない・・・この山が初めての二人不安そう。
しばらく茂ったススキを搔き分け進めばやっと見つけホッ。裾は濡れた。

下山後に確認すれば、
第二リフト沿いに登り、リフトの支柱番号5/9から左へ入って行けばそこが登山口だった。
7:27 ゲレンデ脇の登山口 7:33 白樺林の中を
登山口へ入って行けば直に小さな沢を渡り、下山時の喉を潤すのに都合が良い。

今回の大川入山の事は掲示板で「大川にでも入ってビールでも飲んで来るか」と
意味ありげに書いたのだが、それを見たまっちゃんは我が町を流れる大川でBBQでもしてビールを飲むのだと思っていたらしい。
山を知っている人なら分かると思っていたが、かみちゃんもまっちゃんも大川入山の存在を知らなかったのである。そして飛びついて来たのだ。
連休に仕事が入ったかみちゃんのとうちゃんは、悔しがっていたらしい。

登山口へ入って暫くすると岐阜では滅多に見れない白樺林で、10分経った所で分岐へと出た。
直進は少し藪っぽい人工林へ、右上は踏み跡がハッキリしていて尾根に向かっている。
ネットで調べて地図だけプリントしてきたが、
方向がハッキリと違うし両方ともテープがあり暫し迷う。

まっちゃんが、迷った時はストックを立て倒れた方へ進もう!これにはずっこけたが、
踏み跡のしっかり着いた右斜面へと取り付いて、ジグザグを切って高度を上げる。
その南斜面道にはアキノキリンソウ、ヤマハハコ、ツルリンドウ、ヤマホタルブクロが咲いていた。
8:03 紅葉が楽しみなカラマツ林の中を 一部に群生していたクモキリソウ
南斜面のジグザグ道の後はカラマツ林へと入って行く。こちらが正解だった。
足元にはアキノキリンソウが点在しているだけと思っていると、後方から
かみちゃんが花を見つけ叫んでいる。
戻ってみれば初めて見るクモキリソウが一部に群生していた。

楽なルートだと思っていたが、この辺りから徐々に斜度も増してくる。
そして静かな森の中に響き渡る、かみちゃんの熊をも寄せ付けないような
「ワッハッハッハ~」の豪快な笑い声・・・(@_@;)

カラマツ林の笹が一部枯れている辺りが有った。
それを見たかみちゃんが、アブラムシがいっぱい付いているのに気が付いた。
一帯の笹がアブラムシによって枯れている。初めて見る光景だった。
おもろい形だね?(ツクバネソウの実) 8:27 主尾根に出る
歩き出して1時間半程登った辺りが主尾根合流だったのか?高度計は1500mほどを示している。
しばし休み地図とにらめっこ。
かみちゃんからレモンの砂糖漬けが振る舞われた。
美味しかった~高校時代のサッカーの試合で丸かじりしたレモンの酸っぱさが思い出されたね。

ここまでは登りが続いたとは言え全行程の1/3で、1時間半は掛かり過ぎか?
急きょ一日早い出撃で下調べ不足だったので、コースを把握していないのである。
尾根にはブナもあり驚いたが、カラマツ、コメツガは分かるがトウヒは分からない。

しかし、その後の尾根ルートには急登も無く順調に歩けた?
いや、本当はオイラ、久しぶりの重いザックに足が重く辛かったのが本音。
歩き出しでかみちゃんから「私すごく足が遅いでね」と申告されていたが、
どうしてどうして、二人ともしっかり着いてくるがね。
と言う事は・・・オイラのペースがユックリなだけだった。

尾根の花は期待していなかったが、その通りでアキノキリンソウだけ。
キノコは色々あったがね。
9:00 展望が開けると嬉しいもんだ 9:00 左の画像地点から山頂が姿を現す
樹林帯の主尾根道も前進するに従い展望も開け、左に双耳峰の様な山頂が姿を現す。
曇り空の中にガスが掛かった山頂だ。
この様子だと山頂からの展望に期待できないが、涼しそうでいいのだ!と前向きに。
現に開けた尾根道も曇っていたお陰で涼しかったね。
9:08 笹の海を搔き分け前進 9:21 藪こぎは続く・・・
開けた尾根には笹が茂りチョッとした藪こぎ模様だが、オイラは顔に当たらないのでOK。
御婦人二人は顔に当たるようで、慣れないまっちゃんは文句の一つも出そうな感じ。
旦那さんと藪山も登るかみちゃんは屁でも無い様子。

途中、何時もの空腹感に負け一服。
オイラ行動食のパンを食べエネルギー補給ね。

その中で唯一皆が閉口したのが、数ヶ所に現れた登山道沿いのアブラムシで枯れた笹だった。
黒タイツの二人は白っぽく変身!勿論先頭のオイラも白粉をまとっての前進であった。
後続の二人の為に当たりそうな笹を折り曲げれば、笹葉の裏に付いていたアブラムシがまともに当たると文句が出たので止めたね。(-"-)

後日分かったのだが、アブラムシによる笹枯れが富士見台にも広がっているらしい。
9:23 アブラムシで枯れた笹の中を前進(*_*; 9:33 正面が恩田大川入山分岐のようだ
前方の笹が枯れた辺りで左へ方向が変わるのだが、その前方の木に赤布が吊るしてある。
どうやらここが残雪期限定で行く恩田大川入山への分岐点のようだ。

ここから90度左折する感じで一旦下って行く。
途中から周りの近くの山を見れば、笹に覆われた山肌には部分的にアブラムシで枯れた
個所が点在していた。
初めて見る光景だが、大分被害が広がりつつあるようだった。
9:42 山頂を正面にどんどん下る(T_T) 10:09 山頂目指し最後の登りだ!
正面に山頂を眺めながらしばし下り、一旦登り掛けたが直ぐ下る。
今日は運転手着きなので、山頂でビールが飲めるのが嬉しい反面、
帰りにここを登り返す事を考えると気が重い・・・(-"-)

山頂手前のピークを登り切ると、山頂へ着いたと勘違いしたまっちゃんはガッカリ。
そのピークから下り出すと前方に、今日初の単独登山者発見。
この単独者山頂へ向けて登っているのだが、あららぎからは登っていないので山頂から此方の様子を見に足を延ばされたのだろう。

ガスっていなければ南アルプス南部の展望とか、
振り返ると恵那山が望めるはずなのだが、何も望めない。望むものは山頂ビール!
せっかくこの山が初めてのお笑い系の二人を案内したのに、実に残念である。

さ~いよいよ山頂目指し最後の登りだ!
10:13 木と同じポーズを取るお笑い芸人 10:20 広くなった山頂だが真っ白け
山頂も近付くと風雪に耐えた木々が斜めに曲がっております。
それを見たお笑い系のまっちゃん、ジッとしておれず早速毎度のポーズを取る。
仕方ないので、何枚もダメ出しを出しながら激写!(ー_ー)!!

山頂手前では、何故だろう?リンドウが蕾のまま枯れている。
リンドウの身に何が起きたのか?不思議だ。

それでも、なんやかんや言いながら3時間予定を少々オーバーの3時間17分で山頂着。
登り始めが急登続きで時間を食ったが、恩田大川分岐までの主尾根歩きは順調に1時間。
恩田大川分岐から山頂まで47分とまずまずの行動だった。
結局、山頂までの案内表示は一切無く、スキー場の案内板と登山口の小さな表示だけだった。

展望は・・・画像の通り何も見えん。白の世界。ごっちゃんホワイト復活か!
6年前も霞んで何も見えなかった記憶だが、
晴れていれば中央アルプス、南アルプス、御嶽山、乗鞍岳などが見れるらしい。(T_T)

ところで山名が山なのに、大川に入る大川入山とはまか不思議?
赤塚不二夫氏を偲んで追悼シェ~ せっせと準備をする
単独者だけの静かな山頂へ着き、早速ノーマルな記念撮影の準備をすれば、
気の良い単独者が進んで写して下さる。感謝

その後、まっちゃんがアレはやらんの?と熱い視線を投げかけてきた。
仕方がない、今回は特別に8月1日に亡くなった偉大なる漫画家、赤塚不二夫氏を偲び
追悼シェ~を披露しよう。
子供の頃は、少年サンデー連載の漫画おそ松くんをよく読んだものなのだ。
そして、その中に登場人物するイヤミのシェ~を良く真似てやったな~、今でもやるがね。
まっちゃんも、かみちゃんも、抵抗無く付き合ってくれた。

この撮影を単独者に頼むのは気が引けたので、ミニ三脚の用意をしていると
単独者が「写しましょうか」と言われたので、またしてもお願いする。
単独者「いつもやられるのですか?」とニッコリ。
こちら笑ってごまかす。良い方でした。(*^^)v
後日分かったのだが、この方ishida式のホームページの管理人のishidaさんでした。

さ~やっとビールが飲めるぞ~!その前にツマミを作らねば。
楽しみにしていたモヤシと豚肉の蒸し焼きをゆずポンで食べるのだ。
このゆずポンは普通のでは無く、ミツカン丸搾りゆずぽんず「かおりの蔵」がベストです。
ビールが美味い! フルーツも一杯 肉も焼く
ビール大好きなかみちゃんには申し訳なかったが、一人で宴会モードへ!
まっちゃんもウインナーやら肉を焼いて下さるし、
かみちゃんからはフルーツやら枝豆、クリおこわおにぎりを頂く。
オイラもミカンとプリンを追加。
沢山の食材が並ぶランチ~(^^♪ この穴はかみちゃんがあけた・・・(*_*;
今回も山頂ランチで体重増!ヘビメタ注意!お笑い注意!下山注意!
ランチ中には我々と同じあららぎコースから単独者、3人パーティ到着。
治部坂ルートからも数人が登って来られた。
その中で、かみちゃんの笑い声が一際響き渡ったのは言うまでも無い。(^^♪
周りを和ます笑いはいいもんだね!大きすぎると迷惑かな?

時間も経ち、片付けも済ませ三本脚の椅子を除けると当然穴が三つ開く。
それを見れば、かみちゃんの穴が一番深かったのは・・・か? 爆笑!
オイラの穴の方が浅かった~

でも、かみちゃんの名誉の為に一言、地面の硬さの違いだったのよ。(^_^;
11:36 ま~そろそろ下山しよか 11:41 あ~辛い登り返しが・・・
楽しかった山頂も1時間20分の滞在でお開きとした。
山頂滞在中には一瞬青空も顔を出したが、生憎のガスの中の下山となった。
一旦下ってから高低差100mの登り返し、勿論皆さん無言・・・
聞こえたのは倒木を超える時の「よっこらしょ、どっこいしょ」くらいだ。
木に付着したマリモ?ッコリ 木の真似をする変なまっちゃん
途中変形した木を見つけるとオイラにポーズを要求するが、
お笑い系では無いオイラは断固拒否。
するとお笑い系のまっちゃんが早速やってくれました・・・(*_*; 着いて行けん世界・・・
やはり風花教の弟子であり信者である動かぬ証拠だ!
この木には立派な肛門もあり、最後は大笑いで締めくくる。

恩田大川分岐を過ぎれば快適な尾根歩きで、順調に下って行くととうとう雨が降り出す。
涙雨か?それも直ぐに止み一安心。
13:33 唯一の水場でのM字開脚で何しちょるん 13:37 登山口から青空広がるゲレンデへ
最後のジグザグを下ると白樺林になり、待っていた沢の水を御賞味。
冷たくておいしかったね!

その後は直ぐにゲレンデへと出た。
皮肉にも空には青空・・・悔しいかったが、曇っていて涼しかったよ~と負け惜しみ。
13:42 皮肉にも青空が広がるゲレンデ歩き 銘菓? 雷鳥の鼻くそ
13:55に駐車場へと戻り、ご婦人二人がトイレに行けば使用不能だった。
帰り支度を済ませ、ちびりそう~と訴えるまっちゃんの為に国道沿いのみやげ物屋へと入る。
店に入って直ぐに「雷鳥の鼻くそ」なる菓子を見つけ、早速かあちゃんの土産に購入。(*^^)v
(家族に受けはしたが、皆食べなかった??)

何時もは乗せて頂いての帰路は眠気と戦うのだが、
何故か今回は全く睡魔には襲われなかったのは何故だろうか。

その帰路は、快調に中央道を走り美濃へ15:40に無事帰着。
ここで不覚にも教祖崇拝キェ~イをやらされ、風花教への入信を迫られたが、
慌てて逃げ帰ったのでした。(画像は届いたが非公開)
今回、思いもよらぬお笑い系のお二人とご一緒でき、感動に浸っております。
今でもかみちゃんんの笑い声が耳から消えず、耳鳴りとなっておる・・・のが心地よい。
それよりも女性の運転で遠くの山まで出掛けたのは初体験だった。
最初、年に一度でいいわと思っていたが、病み付きになりそうな一日だったなぁ。
お笑いの絶えないお二人さん、有難うございました。m(__)m
次回の大川入山は、カラマツが黄色に染まった秋がいいね!(*^^)v


注) ルート図&高低図は実測では無いので正確ではありません。


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