2008,12 ,28
 竜爪山
(りゅうそうざん)1051m (静岡市) 【182座】

【登り 2時間分】 【下り 2時間4分】

 


又しても年末には珍しい山遊びを静岡の山で楽しむ。
勿論、富士山を眺めに!


年末には有り得ない今年最後の山遊びを10年振りの裏山(汾陽寺山 権現山)で楽しむ予定だった。
そこへ来ての寒波で雪もチラつき、急に南沢山の樹氷も気になりだしたね。
さて、何処へ行こうか迷っていると、レイさんから「富士山見に行こ!」とメールが来た〜(^^♪
登る山は静岡の竜爪山だが、静岡は遠いし全く知らない山である。
マイカーも無いしなぁ・・・正直迷っていると「豊田ICまで来れば、後は任せなさい!」
と心強い返事が来たので「なら行くべ〜」と返事をしたのだった。

竜爪山は薬師岳と文殊岳を総して呼ぶ山で、富士山もバッチリの山のようなので楽しみだ!。

待ち合わせが豊田に7時なので、余裕を持って5時20分に家を出たのだが、外は雪降りだった。
途中のコンビニで買い物を済ませ、美濃ICはパスして関富加ICから入る。
我がケイコ高速デビューだぞ! 濡れた路面を100q/hでブッ飛ばす。
チラついていた雪も愛知へ入ると雪から雨に変わり、瀬戸では雨も止んできた。
そして曇り空の豊田松平ICを下り、6:45に待ち合わせの某所へ行けばレイさんお待ちかね。
そこからはレイさんの車で高速走行へ!
さて、はたして富士山は微笑んでくれるだろうか?

7:14 まぶしい朝陽が晴天を予感 8:24 富士山もお出まし〜
我が人生の中で、女性が運転する車で高速走行は有り得ない話だが、9月にもかみちゃんで体験済みである。
レイさんも中々のドライビングで、開き直って命を預ける事にした。
車中の会話も快調!走りも快調!で走っていると・・・カーナビがストップ。^_^;
何時もの事らしく、レイさん至って冷静。(*_*;

浜名湖付近で快晴なら富士山が望めるらしいが、晴れているが姿なし。
それでも徐々に近づけば、ドッカ〜ンと姿を見せてくれ感動。(車中から何枚も撮る)

静岡ICで降り、後はオイラが地図片手にナビ代わりをしたのだが・・・
会話に気を取られ肝心の左折交差点を通過・・・
後はレイさんが適当に走り細い路地へ・・・ドつぼ。

やっと本来の道へ繋がる道路を見つけ進めば・・・
コンクリートブロックで幅を制限された細いトンネル・・・なんとかクリアー

何とか登山口へ辿り着いたのが、家から4時間後の9:25だった。
人気の山のようで、既に20台程の車が道路にも溢れている。

鳥居を過ぎたヘアピンカーブの先に何とか止めるスペースがありホッとした。
だが、この先は道路が崩れ通行止めになっていたので、ぎりぎりセーフだった。
9:36 鳥居を潜り歩き出す 9:55 肝冷しの滝だとさ
今回食担のオイラ任せで何も食料を持ってきていないレイ姉さんが空腹を訴えるので、
持参したミニジャムパンを二人でパクつく。

準備を済ませ見上げると青空が広がっており、標高400m近いのに寒さも感じない。
12月に手袋も無しで歩き出せる静岡は、流石に暖かい所だね。

準備を済ませ鳥居をくぐって登山道の始まりです。
この登山道は穂積神社への参拝路のようで、
一丁目から等間隔に三十六丁目まで続いているようだ。
3丁目の石柱に朝日が当っていたので「三丁目の朝陽」を写したが影っていてイマイチだった。

「竜走の滝」の表示を見ると左下に小さな滝が・・・同時に「ショボ!」
次が「肝冷しの滝」見てみたいような名だが、肝を冷やすのは御免なので無視して通過。

登山道は緩やかだが、時々石段なども現れえらいなぁ・・・
オイラ直ぐに息が上がるが、レイさんは至って軽やか。(ー_ー)!!
荷物の量が違うので当然であると言い訳を。
10:10 双耳峰の山頂が姿を現す 10:17 順調に丁目をこなす
10:23 新旧登山道合流地点 10:34 三十三丁目
新道と旧道の合流地点に「おしらせ」として「土砂崩れで林道が通れないので新道では下りないように」と注意書きあり。
もっと目立つ所に設置しないと気が付かずに下る登山者も居るのではなかろうか。

この先も新道と急な旧道に分かれていたが、険しい方が好きなレイさんの指示で旧道へ。
その登山道も神社近くになれば緩やかで、杉の大木が現れ出すと鎮守の森らしくなってきた。
10:40 穂積神社でトイレ休憩 レイ生誕シーン(@_@;)
登り出して1時間で穂積神社へ辿り着く。
案内板によると、ここから薬師岳まで1,1km、60分との事。
神社では氏子の方達が古いしめ縄を外し、迎春準備の真っ最中だった。

しばしトイレ休憩後、神社裏へと歩き出すと根がくっついた2本の大杉が出現。
早速モデルがポーズをとるので写す。
そして出来た画像は、おふざけ画像でした。(画像を逆さにしてあります)
10:48 旧神社跡 10:51 レイさん登った真富士山が
ツイン杉の先には旧神社跡らしき石組が残っており、竜爪山の由来が書いてあります。
竜爪山は、薬師岳と文殊岳のを総称した呼び名で、古くから山岳信仰の霊山です。
今回の霊山への同行者はレイさんです。(*^^)v

杉並木を進んで行くと右手が明るいので土手の上へ登って見ると、
正面には、ガスガスの中、秋にレイさんが登った真富士山。
そして視線を右へ送ると登山道からは初の富士山出現!
10:56 急な階段が続くのだ・・・ 11:01 やっとこさ富士山登場〜(^^♪
スチール製の急階段をゼエゼエ、ハアハアと登るのだが、レイさんの足取りの軽やかな事・・・
以前、「私は足が遅いので、一緒に歩けるように頑張っている」と言っていたが
どう見てもあの軽やかさから行くと大ウソである。

スチール階段を登って行くと右側の展望が開け、先程の富士山より良く見えます。
想像していたよりデッカク見え感動だ〜(^^♪

足元には白いティシュが落ちているのか?と錯覚するように雪が?残っています。
これをよ〜く見ると残雪では無く、丸まった変形の霜柱のようでした。
登山道脇の大きな霜柱を取ってきたレイさんがオイラに手渡す。
美味そうだったのでパクリと口へ。
「あ〜食べた!」当然でしょう。

この先にも左は急な旧道、右は緩やかな丸太階段に出合うが、勿論旧道へ。
そして20分で稜線上の展望台へ。
このコースで一番富士山のの眺めが良いスポットです。(@_@;)
霜柱の一種 ? 11:29 展望台 (薬師岳へ0.1km)
ドッカ〜ンと展望台からの富士さ〜ん (*^^)v
こんな間近に冠雪した富士山が見れるとは、正直思っていなかったので感激です。
誘ってくれたレイさんに感謝です。m(__)m
ベンチが設置してあるのでノンビリしたいところだが、6分の撮影タイムで先へ進みます。
11:38 薬師岳で1+2はさ〜ん(アホ) 眼下には清水港
展望台からほんの2〜3分で呆気なく薬師岳山頂です。
ここは樹林に囲まれ展望が無いので、一応記念撮影だけで通過です。
記念撮影の決まり文句「1+1=に〜」ではおもろないので「1+2=さ〜ん」と言えば
オイラだけ「さ〜ん」でアホになり、レイさんは「に!」のまま・・・
レイさんは簡単な足し算が苦手のようだった・・・m(__)m

薬師岳から一旦下り登り返すと文殊岳山頂です。
先ずは右側の西方面を眺めれば南アルプス南部の山々が・・・当然同定出来ません。

帰宅後調べれば、下の画像左の山が大無間山で、右のガスっぽい山が赤石岳です。
11:54 文殊岳山頂西側には南アルプス南部が広がっている
中央は赤石岳 右が中岳 その右が悪沢岳
11:55 文殊岳山頂風景 文殊岳からの富士山ね!禁マウス
文殊岳山頂からは富士山も望め、眼下には駿河湾一帯と清水港が見下ろせます。
思わず、しみ〜ず〜港の〜名〜物は〜♪と一声出そうになる風景です。

山頂広場には幾つものテーブルベンチが設置してあり、どのテーブルにも多くの登山者がランチの真っ最中でした。
晴天の富士山!来て良かった〜
さ〜我々も腹ぺこなので、早速ランチの準備に掛ります。(オイラだけね)
周りからは屋台のイカ焼きの様な匂いも漂ってきて、ここは何処だ?たまらんね〜(*_*;
今日の食担のオイラのランチメニューは、先日我が家の食卓に出た時、
山で作れる一品に加えたばかりの塩ちゃんこである。

作り方は市販の出し汁を使うのでチョ〜簡単、そして美味しい!
レイさんも一口食って「うん、美味しい」
小さなコッヘルだが、二人には充分な量だね。
そしてシメは、塩ちゃんこうどんで決まり。

スリムなレイさんは十数年で十数キロダイエットしたとか。
最近だけでも4kgの減量に成功とかで、歩きが楽になったようだ。
それで足取りが軽いのが納得できたね。

近くのオッチャングループの恋愛談議に笑わされた陽だまりの中、
コーヒーを飲みながらノンビリと過ごす。

レイさんは携帯を取り出し何やらメールタイム。
富士山の写真を撮りに行っているダーリンに「今日も変なオッチャンと山へ来てごめんね!」
とでも送っているんだろうなぁ。^_^;

この時、レイさんから驚きの告白を受け、こちらもかみちゃんに送信したが繋がらなかった。
今日のランチは塩ちゃんこ うっめ〜 何処へ?誰に?
今日は思い掛けなく、オイラには有り得ない年末登山なので、
やはり今年を締めくくるアレもやらねば!
レイさんも覚悟が出来ていたらしく、協力的だった。
そしてやりなれたのか、ポーズが様になってきたね〜(^^♪
遠く伊豆半島と駿河湾(清水港) 13:23 牛妻方面へ下山とする
陽だまでマッタリしていると、あっと言う間に1時間半が経ち、名残惜しいがそろそろ下るか。
周回路好きでピストン嫌いなレイさんのリクエストで、
下山路は山頂から東へ下りる鉄塔巡視路コースで降りる事にする。
清水港方面へ下るように降りて行きます。

整備された人工林の中、丸太階段を快調に下った・・・
13:30 則沢方面へ? 14:00 林道終点へ?ここから登り返す
下って直に「則沢」の表示に従いドンドン下った・・・
話に夢中になっていると注意散漫で分岐を見落とす事があるので、
鉄塔巡視路への分岐の標高650mを過ぎないように高度計を気にしながら下ったのだが・・・
どんどん下りナント!林道終点に出てしまった・・・・?

これはおかしい?
プリントして来た「どこでもパノラマ」の地図で確認すれば、下る方向が違っていたね。(@_@;)
ここからだと前方の尾根の向こう側へ登り返さねばならないようだ・・・

すると林道終点の先に踏み跡発見!これを登るしかないぞ。
一息入れてから暗い人工林の登り返しである。
すると直に分岐が現れ、真っ直ぐだと谷を詰めるようなので、右へ進路を取り尾根上を目指す。
新しい踏み跡が無い人工林を登れば、徐々に傾斜が増し何度も足が止まり出す。。。
メチャメチャえらい・・・レイさんは涼しい顔で弱音は吐かない・・・(ー_ー)!!

それでも林道終点から15分で、ハッキリとした登山道の尾根へ上がることができた。
そこには今登って来た方面が「則沢・道白山」だと道標が立っていた。
14:15 尾根の登山道へ登りホッとする 14:24 振り返れば文殊岳
ここら辺りから鉄塔が見える筈だが・・・
登り着いた登山道を左折して高見の樹間から鉄塔を探すが見つからない?
ここで再度地図と高時計とコンパスで場所を確認すれば、
ゲッ!この尾根が帰路として歩く筈だった登山道と確信できたのだった。

ならば戻ることで巡視路へ出る筈である。
登山道もハッキリとしており、笹の中の切り開きを登り返し、開けた所で振り返ると文殊岳がそびえていた。
既に1時間経過である。

笹の中の切り開きを登り切ると展望が開け、清水港も見下ろせ正直ホッとした。
どうなるかと思ったが、チョッと遠回りしてコースミスだった。
これに対し、レイさん曰く「あ〜楽しかった〜」だと・・・
人の気も知らないで良く言うわ。
14:35 724mピーク通過 14:48 電線が無い鉄塔?
開けた所で一息ついて下山すれば724mピークで、後は人口林の中をドンドン下る。
前方が突然開けた所が鉄塔だった。
上を見上げたレイさんが「電線が無いよ?」
なんじゃこりゃ〜電線が無いダミー鉄塔か?それとも撤去寸前か?

ここから下に見える車道までがジグザグの急降下で、登りには使いたくない登山道でした。
15:05 車道下の沢で顔を洗う 15:06 車道へ上がり4分で鳥居へ
車道下の沢で顔を洗って喉を潤し、車道へ登り4分で鳥居へと戻る。
充実感に浸り車に戻り、残ったミニジャムパン2個を分け合って食べたね。

15:23あとはドライバーレイさんに身を委ねての高速走行。
途中でかみちゃんに山頂で送れなかったメールを送れば、おもろい返信が帰って来た。
それを読み上げればレイさん爆笑!
後はレイさんの眠気を飛ばす話を探して披露。
お陰でトイレ予定休憩SAを通過してしまう。(今日何回目だ?)

帰省渋滞が心配だった東名も快調に走れ、豊田へ18:20、我が家に19:25無事帰宅。

思い掛けない年末の山遊び、それも富士山を眺めに静岡まで誘って下さったレイさんに感謝いたします。車中では、眠気を紛らす為に話したトロイ話からふざけた話は、できれば忘れて下され。そして帰宅後に届いた「めっちゃ楽しかったよ〜」メールで安堵した次第。
こんなオッサンを誘うレイさんは、やっぱ変わった人だと実感したね。(*^^)v

注)ルート図はいい加減


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