2008,1,20

誕生山502m〜天王山538m倉木谷
【登り 2時間19分】 【下り 46分】 (岐阜・美濃市)

雪を求めて近場の蕪山を予定したのだが、午前中しか時間が作れなく渋々変更。
結局日曜の予報も良くないので、土曜の昼にもっと近場の誕生山から天王山へのミニ縦走に決定・・・(-"-)

縦走路ピストンとも考えたのだが、時間に余裕が無いなぁ。
そこで晩飯を食いながら母ちゃんに送ってくれないか打診すると、交換条件無し見返り無しで渋々承諾。(*^^)v
日曜の朝7:20に倉木谷Pへデリカをデポし、誕生山登山口JA施設Pへ送ってもらったのだった。

左端が天王山で右端が誕生山
母ちゃんの車で、ぎふ美濃ゴルフ倶楽部の間をぬけてJA施設へと辿り着く。
車から降りて登山靴の紐を縛り直してていると、名残惜しむ事無く母ちゃんはサッサと帰って行く。
今日は夕方から久し振りの降雪があるらしいので、外はやっぱり寒いわ。
最近寒くなって来たお陰で、早速足先にシモヤケができよった・・・そのシモヤケがチクチクする。
7:42 JA施設駐車場から歩き始める 7:48 登山口から山腹へ
歩き出しが寒くても直に汗も出て来るので、何時もながら上着は着ない。
そして、アッ!しまった!と気が付く・・・が時既に遅し。。。
コンビニでモーニングセットを買うのを忘れたのだった・・・(T_T)

落胆して林道を歩いていると足元に冬イチゴが沢山実っていたので3粒採って口へ入れるが、
美味しいとは思えず吐き出す。
コンクリートの橋を渡って谷沿いに行けば登山口の表示があり、人工林の山腹へと入って行く。
この辺りは降雪量が少ないのに雪害と思われる被害で、先端が折れた杉林は荒れ放題だ。
里に近いのだから、もっと手入れをすれば良いのに!と思い歩いていると前方が明るくなり尾根分岐へと辿り着くので左折する。
7:54 最初だけ明るい尾根道 伊吹山に雪が少ない!
尾根道を歩いて行くと分岐の「左みはらしよし!?」に釣られ左へ進むが、
イマイチの見晴らしである。(前回も釣られたなぁ)
それでも僅かな展望から西の伊吹山方面が望め、伊吹山に雪が少ないのが見えます。
松鞍山の上に薄日が 8:13 手すりが有りがたい
東にも展望が開け、松鞍山の上には太陽が霞んで見えます。
その左に目を移せば、日の出から1時間経っているのに恵那山の稜線が微かな茜色に染まっている。今年は元旦の予報が悪く、天王山から初日の出は拝めなかった!と言うより行かなかったのである。元気も無かったが・・・
冬枯れした落ち葉たっぷりの登山道をカサカサと踏みしめ歩いていると、
自分も直に枯れてしまうような予感がした・・・(ー_ー)!!

暫くして前方に現れた岩場の急斜面を設置されている手摺に掴まって登りきると、そこには素晴らしい展望が広がっている筈だ!
ところでこの手摺り登山者用だと思っていたのだが、大きな間違いだった。



手すりが設置された岩場を登り切るとこの展望が広がる
驚いた事に遠くには鈴鹿山脈の山々が見渡せるではないか!
丁度金華山の向こうには、御在所岳と鎌ヶ岳もクッキリと確認できたのには驚かされたね。
勿論名古屋駅ビル群も見える。(ツインタワーは一度だけ行った事がある)

8:23 ハッキリした気持の良い尾根道 鮮やかな御嶽山登場!
登山道には所々に巨岩が現れ、その一つの岩の上にヒトツバ?が沢山生えていておもろい。
ふと樹間に目をやると、白く輝く山が見えるではないか?何処だ?
少しでも見やすい所を探し眺めれば、お〜御嶽山ではないか!
天王山へ今まで何回も登っても、これほどハッキリと見えるのは珍しい眺めであった。
天王山山頂からの眺めが楽しみだ。(^^♪
8:29 山頂手前に新設の手すり 8:32 取り合えず誕生山3回目の記念撮影
緩やかだった登りが急になって来ると、以前には無かった新設の手摺が現れた。
こんなに急だったか?と思われるきつい急登の手摺は有りがたいね!(*^^)v 
設置されたばかりのこの手摺り、素手で握ると冷たいでね。
そして登り切ると反射板はあるが、180度のパノラマが広がる誕生山山頂である。



誕生山山頂から美濃市中心部を見下ろす


こちらは関市中心部方面と昨年歩いた関南アルプス〜各務原アルプスが延びている
マグロードの関ジャンクションから西ルートの建設現場も良く見えます。
西ルート建設が進むと我が町の近くに関西インターが出来るのは有りがたい話だが、
あまり高速を使わないオイラには無縁かな?
反射板の前から180度の大展望に何枚も何枚も写真を撮りまくる。

金華山の背後に御在所岳と鎌ヶ岳 伊吹山
このロケーションだと天王山より誕生山からの方が初日の出が見やすいようだ。
天王山は多くの登山者が初日の出を拝みに登るが、誕生山は極わずかが登るだけらしい。
来年は此方で初日の出を拝もうかな。
ところでこの誕生山の山名の由来は何だろうか?
昔の領主に男子が誕生した事を祝って付けたのだろうか?と勝手に想像を巡らす。
山頂には誕生神社御神の標柱が有り、端っこには神社の名残りか?瓦が落ちていた。
8:43 山頂5m下の縦走路入口 8:53 分岐は真っすぐ
撮影タイムとポットのお茶で喉を潤し、12分の滞在で山頂5m下の縦走路へと入って行く。
以前は入口に案内板が有ったが、無くなっている。
この先は急降下していて木々に掴りながら下って行くのです。
3年前に来た時は雨上がりだったので、滑るは滑るはで大変だった所だ。
今回は濡れていないので、すんなり下りれたけどね。
鞍部にポツリとお地蔵さん 8:57 急登りの始まりだ〜(*_*;
誕生山から下り切ると今度は激登り返しが待っている。
前回はヒイヒイ言いながら休み休み登ったが、今回はユックリながらノンストップで登れた。
たかが10分の登りだが、成長のあかしか?^_^;
いや、この歳で成長する事など無い。
毛は抜け、歯も抜け、抜けないのは疲れだけだ・・・   (注)実際は毛も歯もあるでね!
9:07 ここは表示に従い左折 鉄塔から北の展望
登山道にピンクのビニールテープが現れると「松茸山 11月15日迄入らないで下さい」
と段ボールに書かれている。
この辺りに松茸が出るとは思えないが、罰金目当てのコケ山かも知れない。
9月中旬から11月中旬までは入山を控えるのが無難です。
それでも登りたい人は、罰金10万円を覚悟した方が良いね。

その先のアップダウンを繰り返していくと、縦走路唯一の展望地の鉄塔へ着きます。
南側と北側に展望が開け、福井県境の美濃平家岳、滝波山、手前に蕪山も見えます。
9:35 どんどん下る (T_T) 横たわる人体型木(行く末か・・・)
尾根道を歩いていると、時々吹く冷たい風が実に心地よい。
天王山が近付いて来るとドンドン下って行き、大矢田神社から登って来る登山者の声が聞こえだすと登り返す。
登り返して直ぐに岩の展望地へと辿り着き、歩いて来た縦走路が一望だ。
展望岩から歩いて来た縦走路を振り返る
展望岩から先でAコースと合流して直に天王山山頂である。
前回より20分短縮の2時間20分で着けたのは喜ばしい事だ。(*^^)v
もっと早い時間に歩き出しておれば、午前中にピストンできたな。

山頂には2人連れが休んで居られただけで静かだったが、直に5人が登って来て賑やかになった。
この5人グループは岐阜市の方達で、神社から登って来て誕生山へ行かれるそうな。
展望は薄曇りながら遠望が効き、遠くの山々がハッキリ見えたね。
しかし・・・御嶽山の上部にはガスが掛かっていた。。。残念。(*_*;
乗鞍岳は真白 左に穂高? 舟伏山の後ろに真っ白な能郷白山
滝波山の手前に山頂が白い蕪山 日永岳ズーム
遠くの山々をズーム撮影しながら、山頂が白い蕪山へ無理してでも行けば良かったと後悔・・・
気を鎮める為に湯を沸かしコーヒーを飲む。
モーニングセットを忘れたので、常備している何時もの種入りチョコをほおばる。其れなりに満足。
賑わいだした天王山山頂 10:57 山頂を後にする
山頂には続々と登山者が登って来て、賑やかさが増してきた。
最近天王山へは早朝に登る事が多いが、早朝の常連さんとこの時間帯の常連さんでは顔ぶれが違っているのに気が付いたね。
久し振りに見る常連さんも元気そうでなにより。
天王山最多登頂記録保持者で、何時もビーグル犬を連れたSさんにも久し振りに会う。
近くの初老の男性が話しかけてきたので、しばし山談義をして1時間の滞在で下山とした。
下山ルートはAコースで、デリカが待つ倉木谷へと下りて行きます。
立ち岩からの展望で高賀三山方面
Aコースより尖った誕生山 倉木谷駐車場へ近道で下る
上段駐車場にも2台 メイン駐車場は満車状態
だいたい予定通りの3時間チョイの行程をこなし、予定の12時に帰宅できた。
次回はピストンだな。

ところで今年は全く雪が降らず、スノーシュー遊びもスキートレッキングも出来ない。
南沢山〜横川山の樹氷を見に中々行けないのが寂しい・・・
誰も来ない船山の山頂台地も歩きたい・・・
冬の福地山も伊吹山へも行って見たい・・・
近くに気軽に雪山へ付き合ってくれる仲間が欲しい・・・

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