2008,1,27

関南(各務原)アルプス〜桐谷坂〜岐阜・各務原権現

今年もやってしまった里山大縦走!

久し振りに雪も降ったようなので雪山へ!と思ったが・・・
最近の暖かい気候に慣れてしまっていたので、冷たい風に怖気づき里山大縦走に変更。^_^;
昨年は大縦走企画に賛同してくれた山仲間と楽しく歩いたコースを、今年は一人で逆走して見る事にした。
そこで先週同様かあちゃんにお願いして、デリカを伊吹の滝へデポしてのお出かけでした。(^^♪

★城山P-(21分)-猿啄城-(34分)-明王山-(16分)-迫間山-(46分)-大岩不動展望地-(47分)-鉄塔-(30分)-
   向山展望地-(28分)-桐谷坂-(67分)-岐阜権現-(36分)-各務原権現-(40分)-伊吹の滝
高低差 累計差1576m? 距離 約15,5km
メンバー 単独 アプローチ 19km
下山予定地の伊吹の滝へ愛車デリカをデポし、かあちゃんの車で猿啄城登山口Pへ6:45へ着いた。
当初は猿啄城から日の出を見たいと思っていたのだが、家を出るのが遅れてしまい、とても日の出予定時間の6:55には間に合いそうに無い。
それにしても車から出ると寒いわ!靴の紐を縛っていても手が悴んで思う様に動いてくれん。
そんな辛い中、5分でまわしをして6:50歩き出すが、薄手の手袋では冷たいのでぽっけに手を突っ込んでのスタイル。
それにしても御嶽教の建物から先の登山道の急な事・・・プラスチック階段が辛い、、、アキレス腱が痛い。。。

歩き出して10分で恵那山方面が茜色に染まっているのが見えだした。あ〜もう少し待っててくれ!
その先の鳩吹山方面が開けた辺りで山頂辺りが明るくなってきた。あ〜〜もうチョッとだけ待っててくれ〜
駐車場から30分で到着予想したが、それでも頑張って21分で辿り着いた。
7:11既に日の出は出ていたが、ギリギリ何とか間に合った感じで、展望台から日の出が拝めたね!(*^^)v
ここも元旦初日の出登山で賑わうのかな?
猿啄城展望台から明王山への山並み(右端のアンテナが明王山)
展望台からは朝陽を浴びた御嶽山も確認できたし、視線を名古屋市方面へ向ければ名駅ビル群もハッキリと見えた。
さぁ、今日はまだまだ始まったばかりで先が長い。
猿啄城展望台では5分の撮影タイムで、アンテナが建つ明王山目指して意気揚揚と動き出す。
途中白影邸分岐を左に見送り、アップダウンと緩い登り、最後は急登で7:50明王山へと着いた。
展望の良い山頂からは先週歩いた誕生山〜天王山。
裏山の汾陽寺山、権現山なども良く見えるね。
ん〜素晴らしい眺めだ!
西に目をやれば、これから向かう里山アルプスが延びている。

明王山展望台
                    【明王山から西へ延びる里山アルプス】
展望の良い明王山山頂では、パノラマ展望写真を何枚も何枚も撮り、白影さん設置の記帳ノートへ書き込む。
手がかじかんで書き難く下手な字になりそうだが、皆さん結構下手な字が並んでいて勇気付けられたね。

山頂には一本のアセビの木が蕾を一杯付けていた。
そう言えば、昨年山仲間5人で伊吹の滝から歩いて此処へ辿り着いた時、せきすいさんが種を採取して蒔いて見ると持って帰られたが、見事発芽しただろうか?

記帳をを済ませ歩き出そうとした所へ軽装の単独者現る。
この人は地元の方の様で、毎週登られているそうな。
展望の良い里山には、どこにもこんな人はござるね。
勿論この時間では気温も低いが、風も冷たく寒び〜ので明王山山頂も13分で後にする。
一旦車道に出て迫間不動奥ノ院を目指す。
新調された奥ノ院拝殿の横を通り、次は迫間山を目指す。
迫間山(迫間城跡) 8:20 切り開かれた迫間山(309m)
初めてこの辺りを歩いた3年前には、迫間山への入口も不明朗だったし山頂も雑木林の中だった。
それが今では整備され、入口には案内があるし山頂も切り開かれていて展望よし。変わったもんだ。
山頂には城が有ったらしいが、石組も何も無い。どうせ砦のような小さな城だったんだろう。
今回の長い縦走路の展望の良いピークからは、濃尾平野、
北部の山並み、御嶽山が全て見渡せる展望が広がるのが嬉しいね。
槍岩か? 空にハの字 ハッハッハ〜
迫間山から朝陽を背に受けて歩いていると、丁度2時間が経ち汗が噴き出て来たのでお決まりのバンダナを巻く。
前方の山腹には、今回初めて気が付いた尖った岩が出現。(槍岩と勝手に命名)
そして飛び交う飛行機の音につられて空を眺めると、面白い光景が目に飛び込んだ。X攻撃か?
9:05 大岩不動展望台 歩いて来た明王山方面を振り返る
歩き出して2時間15分順調に大岩不動展望台へと着いた。
此処からの展望も申し分なく、これから向かう各務原・岐阜両権現山、その向こうには金華山と伊吹山、いい眺めだ!
大岩不動展望地までの予想タイムは3時間弱だったが、30分も早く着いたのでコーヒータイムとする。
コーヒーを飲みながら持参したカレーパンを食べ、居合わせた垂井町の単独者と山談義を楽しむ。
大岩不動展望台では、会話をしながら山座同定と写真撮影で20分弱の滞在であった。
昨年は伊吹の滝から此処まで5時間40分を要して辿り着き、遅いランチをしたのだったなぁ。

大岩不動展望台を後にして13分で反射板の建つ金山(347,7m)へと着くが、ここは展望が無いので素通りする。
各務原遺産の森から登られた垂井町の方もここで引き返して行かれた。
岩坂トンネルが近付いて来ると鞍部の手前の岩場から行く手の展望が広がる。
そうそう、この手前で写真を撮っていると単独の男性に勢い良く追い越された。
展望の写真を撮ってから下れば、ロープの張られた急降下が始まる。(逆から来ると辛い登りの所だ)
そこから降り立った所の鞍部がトンネルの真上?
そして一登りで鉄塔が建つ展望の開けた所へと着く。
そこに追い越された単独者が休んで居られ、話を聞けば地元那加の方で、しばし雑談をする。
まだまだ先が長いので、この方と別れ先へ進もう。
そうだ、この先には須衛への激登り待っているのだ・・・(T_T)
登山道には、最近整備の為に刈られた様な小枝が落ちている。
この辺りで6〜7人の登山者とすれ違う。
いよいよ須衛への急登に差し掛かった所で背後から人の気配がした。
振る帰れば先程の那加の方が勢い良く迫って来た。
急登を喘ぎながら会話をすれば、アルプスなども歩かれる結構な健脚の方だった。
10:34 展望の無い須衛(321,8m)通過 10:41 向山展望台より金山を振り返る
那加の方はアッと言う間に去って行かれ、向山展望台で休んで居られた。
本当はオイラも此処でランチの予定だったが、未だ時間が早いので止め暫し休憩。
那加の方は百名山を目指している山仲間から、いつ声が掛かってもいいように訓練をされているとの事。
これで健脚なのが納得できたね。

今回の縦走話になり、帰りも歩いて帰るのか?と聞かれたので、かあちゃんが車で送ってくれた事を話せば
「いい奥さんだね、家だったら勝手に行けば!で済んでしまうよ。誕生日に何か買ってやらんといかんね」
と言われた。この会話はかあちゃんには内緒だな・・・^_^;

休んでいると桐谷坂方面から結構登山者がやって来るではないか!
過去2回この辺りを歩いた時は、殆ど登山者に出会わなかったので意外だったね。
結局此処では17分の休憩で、戻って行かれる那加の方と別れオイラも歩き出す。
10分も歩くと向山(303m)へ着き、振り返ると白い峰々の中央アルプスがくっきりと浮かんでいた。
桐谷坂目指して先を急ぐと前方に各務原・岐阜両権現も見渡せる。
そうだ・・・北山への登り返しも辛いなぁ・・・
11:19 各務原・岐阜両権現が近付く 11:21 ふんどし峠(桐谷坂分岐)マウスを!
一年前の思い出の地、桐谷坂分岐へと辿り着いた。
昨年仲間と来た時、この峠の木に「褌(ふんどし)」の文字の彫り物を見つけ騒然とした。あれがきっかけで山頂ふんどしパフォーマンスが始まった起源の地だ!本当なら今回、ミニ褌を作って来て褌文字の木にくくり付けて奉納するつもりだったが・・・色々あって忘れてしまったのだ。来年も歩く事があったなら、是非忘れずに持って来たいもんだな。
結局今回は何事も無く、写真を撮っただけでサッサと桐谷坂へ下ったのだった。
桐谷坂へ着けば防腐剤の匂いが鼻を突く新しい階段が設置されていて、これから登って行く登山者も居て驚いたね。
峠の車道を渡り反対側の旧道へと入って行けば、昨年は大量のゴミの不法投棄場だったのに綺麗に片付けられていてホッとした。気分的に(*^^)vだ。
旧道登山口へ着くと、驚いた事に軽装の20人ほどが下りてきて峠方面へ歩いて行った。
11:25 階段が新しくなった桐谷坂登山口
此処までの縦走路の中では、Pからの登り始めと須衛への登りが辛かったくらいで比較的順調に来れたなぁ。
桐谷坂から岐阜権現までのルートも比較的緩やかに登って行くので、楽勝気分で登り始めたが・・・
急激に疲労が溜まって来て足取りが重い・・・何度か足が止まる。(ー_ー)!! フッ〜
峠から30分踏んばって来たが、里から聞こえる12時のチャイムを聞いた途端にヘナヘナと座り込む始末。。。
空腹と疲労が溜まって来たようだったので、丁度ピーク上で開けていたのでオニギリを一つ食べて元気を絞り出す。
普段は冷たいおにぎりは苦手で、暖かいお茶漬けで食べるつもりだったが、面倒なのでポットのお茶で流し込んだ。
ほんの数分の休憩だったが元気が出てきた!さて、先へ進むか。

中将姫誓願桜分岐から見下ろせる岩場の下に真赤な葉?か実?か分からないが、赤い木が気になった。
一旦鞍部へ降り急な登り返しをゼエゼエ、ヒイヒイとこなすと登山道が緩くなり岐阜権現山頂に辿り着いた。
着いて驚いたのが見慣れない小屋だ。
まん中がテーブルで両サイドに椅子が設置され、4〜6人が休めそうな掘っ建て小屋である。
冷たい風が吹いていて、あっぱっぱ〜の小屋に座るまでも無かったが、せっかくなので使わせて頂いてランチにした。
ランチと言っても久しぶりのカップうどんのどんべえだがね。
此処から眺める御嶽山は、今までよりハッキリ、クッキリと姿を現しています。
板取りの蕪山も良く見えますね。さ〜湯を沸かそう。
12:32 掘っ建て小屋が建てられた権現山 御嶽山がハッキリと確認でき嬉しかった
冷たい風が吹きすさぶ山頂では、久し振りに食べる暖かいどんべえがとても美味しかったね!
そこへ年配の二人の男性が登って来て丸太椅子に座って食事をされていた。
どんべえを食べ終えてから話しかけると、この二人は我が町の権現山へ登るつもりで出掛けたが、千本桜からの登山口が分からなくて登れず、此方の権現山へ転進して来られたとの事。
そこで登山口を聞かれたが、オイラは坂下の追分からしか登った事が無いのでハッキリと分らなかった。
それにしても寒い!薄手のフリースと上着を羽織っていても、風が冷たく寒いねぇ〜。
そこへ今度は大型犬を連れた方が登って来て又しても話が弾み、
気が付けば1時間が過ぎていたので、8時間が切れないぞ〜と慌てて下山したのでした。
                【左が金華山で中央が長良川 右の山が百々ヶ峰】
岐阜権現からは岩場交じりの急降下で車道へ降り立ち、各務原権現へは激登りである。
過去に初めてこの斜面を登った時は20数センチの雪の中、アイゼンを装着して登った経験があるので、
今回は迷わず右の楽チンルートを選択。
北斜面のトラバース道には未だ霜柱がハッキリと残っていたが、それほど気温が低いのだ。
岐阜権現から遠回りをして36分で各務原権現へ辿り着く。えらかった・・・
各務原権現手前の北山からは歩いて来たアルプスが見渡せ、感無量で立ちすくむ。(オーバーな話だが)
遠くに御岳、中央アルプスも望め、この長い尾根を振り返ると来年も歩いて見ようかなぁと思わせる眺めだね。
この先の各務原権現では、14:14衣類調整をする為に足を止める。
既に2時を過ぎているのに近所の方達だろうか?ここは散歩コースなのか?まだ登って来る方がいます。
地元の方達に親しまれている里山なのだと実感するね。
各務原権現から南の市街地方面の写真を撮り終え石の階段を下るのだが、疲れた足には辛かったね。
伊吹の滝が近付いてくる頃、大きな犬を連れた方が登って来た。
良く見ればゴールデンなのだが、何故か足が短く不自然な体型です。
飼い主に「犬種は何ですか」と尋ねれば「雌のゴールデンと雄のダックスのミックスですよ」と言われた。
これには仰天!(@_@;) よくサイズが合いましたね?と、ダックス君の奮闘を湛え笑って別れた。
別れてからも後ろを振り返り、思わず笑みがこぼれたね。(^◇^)
今日一番笑えたな〜
天王山よりグッと近くに迫る駅ビル群 14:54 伊吹の滝不動明王で無事帰還のお礼の参拝
猿啄城登山口から歩き出して8時間経ち、ようやく愛車デリカの待つ伊吹の滝へ辿り着けました。
単独だったせいもあるが、昨年より1時間30分の短縮ができ満足だね。
先ずは不動明王に無事の帰還を報告、そしてお礼の参拝。
何時もは二重の喜びを得る為に20円の賽銭だが、今回は十分の御縁じゃ無く御円の恵みを願って15円の賽銭ね。

時間も早いので、帰りに楽山荘へ寄って買い物。
今年に入ってから里山シリーズが続いていてガソリン代が浮いたので、欲しかったレバー固定式のストックとベルトを購入。
昨年に続いての関南(各務原)アルプス大縦走をしたのだが、歩きがいタップリの縦走路に感無量。
風が冷たく辛い登りの所も有ったが、それにしても展望と天気に恵まれて充実した一日だった。
昨年のコース(伊吹の滝〜猿啄城)より、今回のコースの方がえらかったなぁ。
これに懲りず毎年歩いても良いかな?と思わせる冬季限定(暖かい季節にはきつそう)の里山大縦走路だった。


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