2008,3,23
オサンババ(山中山)1631m (岐阜・高山市)
登り | 47分 | 下り | 46分 |
以前から気になっていたピークだが、積雪期のスキー限定の山だったので行きたくても行けない山だった。
それが昨年買ったアルペントレッカーによって、今年はやっとこさ行く事ができるのだ!(*^^)v
めいほうスキー場のゲレンデトップから登る山なので、せっかくなので息子と友達を連れて行く事にする。
この面白い山名にも引かれたのだが、地元では「兎ヶ馬場」がなまった「ウサンババ」と呼んでいるらしい。
そこで村では国土地理院に「山中山」で登録している。
この山名は、すぐ近くの「山中峠」から付けられたものである。
5日前に卒業したばかりの息子の友人は大垣市と御嵩町なので、大垣の友人は我が家の近くの水辺公園へ6:40、御嵩町の友人は美濃市の道の駅7:00予定だったが、大垣市の友人が20分遅れで来たので、結局道の駅を出たのが7:25。若者は時間にルーズなのだな。それでもスキーシーズン終盤のイチコロは順調に走れ、めいほうスキー場へ8:30に着いてしまった。 |
9:00 めいほうスキー場何年振りだろう | 9:58 ゲレンデトップから乗鞍と御嶽 |
準備を済ませ何年振りだろうか?やっとかめのめいほうスキー場だ。 奥美濃のスキーシーズンは渋滞が酷く、渋滞が無い高山方面へ行っていたからなぁ。 シーズン終盤のこの時期は、雪質も悪く本来好きでは無いのだが、今日は薄曇りなので多少は期待が持てそうだがなぁ・・・クワッドを一本滑って見たがまずまずだったのでホッ。 2本滑ってからゲレンデトップへ向かうと既に10時近かった。 12時には戻りたいので、息子に「これから山頂へ向かう」とメールを送って準備にかかる。 一年振りのトレッカーとシールの貼り付けは割とスムーズにできたね。 今日は薄曇りで風も無く全然寒くないが、一応上着は着たまま歩く事にした。 ゲレンデブーツで歩き難いので、第一バックル以外は外して歩くんです。 |
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10:00 クワッドリフト終点が起点 | 10:04 展望の良い尾根へ |
クワッドリフト終点がスタート地点で、お気楽ハイクをしたいので尾根筋に歩く事にする。 今回のオサンババ行きの刺激になったのが、近年毎年行かれている風花老師のレポだった。 老師は尾根筋に歩かず、鞍部へ滑り込み登り返すルートを取られるそうだが、軟弱者のオイラは登り返しの楽な尾根ルートで行くのである。(^_^; 12時ごろには帰って来る予定なで、丁度10時に歩きだした。 古いトレースに沿って歩き出して直ぐに左の展望が開けた尾根に出て、ん〜いい感じ。 雪も締まっていてツボ足で充分歩けそうだが、せっかく昨年買ったのでシーツ歩行にこだわるね。 |
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10:07 見えるはオサンババニセピーク | 10:15 だだっ広い尾根 |
尾根を忠実に歩くと小さなアップダウンがあるので、多少右寄りの斜面をトラバース気味に歩く。 それでも多少の下りに出くわすが、ヒールがフリーの状態でシールを貼ったままで滑ると前につんのめると前に転倒する破目になる。 それを防ぐために後傾に踏んばって滑ると実に疲れるのだ・・・ 右手の樹林越しにオサンババ山頂が望めるが、見えるのはニセピークで山頂は奥である。 シールを貼ったままの不安定な滑りで、疲れて尾根鞍部へ到達。 さてと、だだっ広い尾根へ出たので、いよいよ登り返しだ。 暑くなってきていたので、此処からは上着を脱いだ。 緩い登り返しだが、歩き難いゲレンデブーツでは辛いね。。。 かゆみが消えて忘れていたシモヤケ跡が擦れて痛いよ〜(T_T) |
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10:25 ブナ林の尾根を登る | 10:31 ニセピーク手前 |
緩い登りのお気楽ハイクのつもりだったが、結構えらい・・・何度も足が止まる、、、情けない。。。 左の樹間からダイナランドスキー場と大日ヶ岳が望めるので、 足を止め写真を撮りながらの毎度の登行である。 そして右側の展望も開け、リフト終点の向こうには御嶽山が。 丁度この辺りは開けていて、帰りの滑走には良さそうだな。 |
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穂高と乗鞍 | 10:33 アップダウンの連続 |
ニセピークも近付くと北アルプスの峰々も現れ、展望の良さに驚く。 ニセピークらしきピークを過ぎて、アップダウンを繰り返しブナ、 ミズナラ、ダケカンバの中をトレースに沿って奥へと進む。 残雪期の山は実に気持ちが良い! |
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山頂手前で江南市の山スキーヤーと遭遇 | 10:45 ダケカンバの森 |
山頂らしきピークが近付くと、古いと思っていたトレースの主の先行者が現れた。 愛相の良い方だったので、こちらも愛相を振りまいてしばし立ち話をした。 江南市から来られたこの方は、「呆気なく山頂へ着いたので烏帽子でも行こうかな」と言われていたので、かなりのベテランのようでした。 オイラがプリントして持参した地図で烏帽子の場所を確認し、 「ここの倍だね」と言われたが、ここまでよりきつそうなアップダウンの連続のようだ。 さて、行かれただろうか? 山頂を目前に7〜8分話しただろうか?それでも山頂へ47分で辿り着いてしまった。 ノンビリ1時間チョイを予測したが、道草した割に47分で着いたのには拍子抜け。 |
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10:47 広い山頂付近 | この先には白山展望地が! |
山頂表示は無いので何所が山頂か?記念撮影は後回しにして、取り合えず先ほどの江南市の方も行ったと言われた奥の白山展望地まで行って見る事にする。 木越しに白山らしき白い山も見えるので、期待が膨らむぞ! 当然ながら、ここまでシール登行だった。 |
左から大日岳 三ノ峰 別山 白山 三方崩山 猿ヶ馬場山 |
左から 北ノ俣岳 黒部五郎 笠ヶ岳 穂高岳 |
奥へ進むと下りになり、木々も途絶えて御覧の展望が広がっていた。 青空に映える白山は無理だったが、大日から三ノ峰〜別山〜白山〜三方崩〜猿ヶ馬場まで一望である。 視線を右に見ければ北アルプスの峰々も丸見えである。(@_@;) |
展望を楽しみパンとジュースで一服 | 乗鞍の手前に川上岳 |
展望を楽しみながらジャムパンと冷えたホットオレンジで暫しの休息。 気が付けば11時を過ぎていたので、そろそろ山頂へ戻ろう。 風も無く穏やかな中、18分の一服だった。 |
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11:12 山頂付近で記念撮影 | ダケカンバ |
なんの表示も無い山頂まで戻り記念撮影を済ませ、 未だ暫くアップダウンが続くのでシール歩行である。 ここの山名のオサンババはおもろい。 最初に聞いた時の第一印象はオッサンとババァだった。 世のオッサンとババァの皆さん、冥途の土産にオサンババへ行こう! |
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11:27 御嶽を眺め滑降スタート | 11:29 唯一の広いバーンもあっと言う間に |
ニセピークまで来ると展望も開け滑走斜面も現れるので、ここでシールを剥がす。 少しトラバース気味に行くと一枚バーンが現れ、唯一気持ち良く滑れた個所だった。 後はブナやダケカンバの幼木を縫って鞍部へ滑り込む。 たった5分の滑走で、アッと言う間に終了。それでも楽しかった〜(^^♪ |
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11:36 鞍部でシールを貼る | 11:59 リフト終点間近に |
鞍部でシールを貼り付け、緩い尾根を登り返す。 行きと同じで小さなアップダウンを避け、左寄りに登って行く。 リフト終点の音楽が近付くとメールが入る。 息子からで「これからコース途中のレストランでメシにする」と来た。 オサンババ一帯は携帯が繋がり有り難い。 直ぐにゲレンデトップに着き、コースを滑ってレストハウスに着けば、 ボードを装着している息子達に遭遇。すでに食べ終わったとの事・・・ 結局一人寂しくビールを飲みながらのランチだった。 |
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御嶽を眺めながらの滑走 | 中山峠への林道は白い |
ランチ後一旦車に戻り、リュックを降ろしてゲレンデに戻る。 3000円のリフト一日券の元を取るために必死こいてクワッド5本を滑れば、太腿が悲鳴を上げる。 結局、3時にギブアップで車で寝て息子達を待つ事に。(-"-) 4時半に戻った息子の第一声が「財布が無い!」なに〜〜<`ヘ´> 現金は2000円弱だが、免許証、キャッシュカード等が入っていたのである。(*_*; ポケットのチャックが開いていて、転倒した時に落としたらいしいのだ〜 取り合えずインフォメーションセンターへ行って見れば、現金だけが抜き取られた財布が届いていて安堵したのだった。(何度も呼び出しをしていたらしい) 多分最初に発見した悪者が現金だけ抜き取り捨てたのだろう。 それを次に見つけた善良な方が届けて下さったと推測できる。 現金はともかく、余りの嬉しさに受付のオネエチャンにお礼を言って帰って来たが、拾って下さった方の名前も聞かずに帰って来てしまった。 この場で御礼を言っても始まらないが、とりあえず「ありがとうございました」m(__)m 5時に出て、帰りのイチコロも渋滞も無く6時半には帰宅。 |
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(注)ルート図&高低図は実測では無いので正確ではありません。 |
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