2007,9,23
高賀三山 瓢ヶ岳 ⑤ 1163m (岐阜・美濃市)

未踏の釜ヶ滝ルートは谷川沿いの涼しいルートでその後は急登だった

☆登山口-(10分)-岩間の滝-(37分)-山頂まで2km-(15分)-縦走路合流-(16分)-骨ヶ平-(21分)-瓢ヶ岳
☆瓢ヶ岳-(23分)-南岳-(36分)-岩間の滝-(6分)-登山口
高低差 累計高低差690m 距離 往復7km
登り 1時間38分 下り 1時間5分
メンバー ごっちゃん1号?
ごっちゃん2号?
アプローチ 31km
0:45
さて今週こそは晴天の中、好展望の山へ行くぞ!と意気込んでいたのだが、、、日曜の予報がイマイチ・・・
曇りだと何所が良いか?と思案中、土曜の朝、休み明けに納品の急ぎの仕事が入ってしまった。。。(+o+)
 
意気消沈とはよく言ったもので、まさにその状態。気を取り直して仕事の予定を立てると、日曜の午前中くらいは時間が作れそうだ! ならば近くの山へGO!GO!行こまい! ところが、お彼岸なので土曜の昼休みにお墓参りに行くと物凄~く暑かった~。明日もこの暑さだと里山などは登れない。せめて1000m以上は必要だな・・・暫し思案すると良い案が浮かぶ。瓢ヶ岳(1163m)の未踏ルート、釜ヶ滝ルートともう一本、奥宮林道からの新ルートのどちらかを往復しよう。出来れば両ルートを縦走したいので、休みで帰ってきていた息子に声をかけてみるが、土曜の夜には帰るとの事で却下。仕方ない、奥宮林道新ルートは次回の楽しみに残し、釜ヶ滝ルートのピストンにするか。
登山口7時スタート予定でノンビリし過ぎてしまい、6時半に慌てて家を出た。サークルKでモーニングセットを買いR156を北上。旧美並村の国道沿いの吉田小の手前に立っている「釜ヶ滝」の看板を見て左折すると2kmで釜ヶ滝茶屋へと着く。次はその先の美並カントリークラブを目指し奥へ奥へと登って行くとゴルフ場が近付き、開いたままのゲート脇に「私有地につき関係者以外の立ち入りを禁ずる」と立て看板に書いてある。気にはなったが奥へと進むと、中美濃林道登山口と同じ案内版が立っていた。しかしその辺りには駐車スペースが無いので、その先のゴルフ場の駐車場の端っこに止めた。さて、ここへ止めて良いのか?何も案内が無い・・・
ゴルファーの車は1/4程がクラブハウスの近くに止まっているので、反対側の端っこへ止めて慌ただしく出発する。
後日市役所に問い合わせると、やはり私有地と言う事なのでゴルフ場のPに止める場合は、当然と言えば当然なのですが、ゴルフ場の許可を得るように言われました。但しゴルフ場がOKを出すかは未確認です。
何か矛盾を感じるのは自分だけかな?だったら私有地に登山口など作らなければよいのにと言えば、釜ヶ滝茶屋の近くには昔からの登山道があるようで、そこからだと3時間程かかるそうです。
7:26 登山道案内板 山頂まで3500m 7:27 釜ヶ滝登山口(535m)
案内板脇の林道を奥へと進み、直ぐ右側に「岩間の滝」の看板を見たにもかかわらず林道を奥へと歩いてしまった。
するとゴルフ練習場に出てしまい、辺りを見回すと反対側へと続いていたので奥へと行って見た。
暫く行くと谷川へ出て行き止まりになってしまった・・・周りを見回しても何の表示も無いので引き返す事に・・・
地図を確認すれば谷川沿いに歩く事になっている。??
仕方がなく戻れば、岩間の滝入口が登山口であった。(^_^; 登山口表示は無いのだ。
林道と草地の境には電流が通る線が張り巡らされておる。(電流が通っているかは不明)
イノシシ等のゴルフ場への進入防止策か?それを跨いで歩き出せば、いきなりトビツカの洗礼を受ける。
今日は腰に優しい小さなリュックに飲み物、モーニングセット、三脚、傘だけの身軽さだ。(^^♪
7:29 整備され真っ直ぐ延びた杉 7:35 家よりデカイ超巨岩 納まり切らない
感心するほど良く整備された杉林の中を歩きだす。寄り周りの良い所は整備しやすいだけの事である。
私達にも共有林成るものが存在します。
戦後オヤジ達が町内の山奥に植林したのだが、現在は荒れたまま放置状態なんです。
以前は松茸山として70万円程の入札値が付いた事もあったが、現在は全く出なくなり二束三文。
杉&檜も60年程経ったが、伐採に金が掛かり過ぎて金にはならない。
こうして日本の林業は衰退して行くのだな。

植林地から離れ、谷川沿いの登山道を歩いて行くと目前に超巨大な岩が出現する。
どう見ても我が家よりデカイ!我が家が小さいだけか!ホットケ!瓢ヶ岳は巨岩が多い山なのだ。
そこで沢を渡るのだが、沢奥から滝の僅かな轟音が聞こえてくる。
覗くとまあまあの滝だった、帰りに寄ろう。
7:36 新しい道標が導いてくれる 7:38 癒しの滝 勝手に命名 これが岩の滝か? 
登山道には2年前の春に整備された時に設置されたであろう新しい案内表示が、山頂へと導いてくれる。
それにしても「歩道」か?この地点までは歩道だったが、さてこの先はどうだろうか?所詮あるくみちは歩道か。
すると2個目の巨岩が現れ、癒しの滝が目を引く。
この時期の里山歩きは蚊とかハエが心配だったので、何時ものウチワを持って来るつもりが忘れてしまった・・・
しかし、意外にも全く蚊もハエも居なく無用だった。
そして曇り空のせいもあるが涼しい、でも当然だが汗は噴き出す。^_^;
  
  
山石を敷き詰めた登山道は沢沿いを進み、色々な小滝を眺めながら何度も渡り返しながら行く。
この沢沿いにはテンニンソウ?(中央の花)が多く咲いていた。
7:43 張り巡らされた根っこ 7:49 唯一の展望地 さて何所ら辺りか
沢を離れると人工林の中の丸太階段が続くのだ。
だがこの丸太階段は比較的段差が少ないので歩き易いほうだな。
そして、しばし沢を離れ傾斜が緩むと左が明るく開け、唯一の展望が広がっていたが・・・どこか分らん。。。
すると山頂まで2500m地点の標柱が現れる。500m刻みに表示してあるようだ。

途中で考え事をしていて、チョッとした事が中々思い出せなかった。
夕べの~おかずが~な~にか~聞かないでください~何を~食べたか~な~んて~♪
覚えてなんかいません~♪
 状態だった・・・(*_*; いよいよ末期症状か・・・
7:57 岩がゴロゴロ地帯 まだ歩道だ! 8:07 いつまで続くか・・・
いよいよ沢から離れたと思っていたら、気が付けば再度沢の脇を歩いていた。
そして渡り返し、その場所で暫し休みをとり沢水を飲んでみる。
アルプスの沢水程冷たくないが、顔を洗えば気持ち良い。
周りを見渡せば岩、岩、岩の急斜面だった。その斜面にも僅かながら杉&檜が林立している。
この様な岩が点在する斜面にわざわざ植林したのか?いや自然生えなのか?
岩斜面を見て、瓢ヶ岳の別の一面を垣間見た感じだ。写真を何枚か撮ったのだが、なぜかピンボケが多く使えない・・・
8:13 登山口方1時間半地点 8:21 そろそろ最後の階段か?
8:11今回のコースで初めて、背丈は低いが笹が姿を現す。
そして山頂まで2000mの標柱である。
細くなっった沢に一株だけトリカブトが咲いていたが、他に無いので仕方なく写す。
いよいよ沢が遠のくと前方の空が低くなってきて、縦走路合流近しを予感する。
それにしてもこの時期でも結構上までチョロチョロ沢が続いていて驚いた。
  
8:27 片知山からの縦走路合流(970m) 8:34 名ばかりの南岳ピーク(1086m)
人工林の登山道がトラバース気味になって来ると、歩きだして丁度1時間で縦走路と合流する事に。
2年前に片知山経由で縦走して以来のルートである。
振り返り下を覗けば、何だか笹が茂っていたなぁ。。。そう言えば縦走路は笹に覆われていたなぁ。
さて南岳目指し、しばし急階段のお出ましだ。
その途中に「山頂まで1500m」の標柱が立っている。約1時間で中間は過ぎたようだ。
何の事は無い、分岐から7分で南岳へと辿り着くが・・・何度来ても名前負けしたピークだな。。。木が茂り展望なし。
休憩しようとしたが、先の展望地まで行く事にする。
8:37 瓢ヶ岳遠望 8:42 自然界の反撃! 色付いた木も発見! 
展望地辺りまで来るとアレレ?笹が茂ってしまい展望地が無くなっていた~(@_@;)
仕方が無いので先へ行くと瓢ヶ岳が望める処へ出たので、リュックを下ろし喉を潤す。
今日は暑いと思って半分凍ったお茶500ml、保冷材代りに水を凍らせた500mlと水筒に氷を入れてきた。
山頂方面を眺めながらお茶を飲んでいると、スズメバチが一匹周りをブンブンまとわりつくので、サッサと歩き出す。
するとどうだろう!2年前の整備時に広くなった筈の登山道には笹が茂り、自然界の逆襲を食らっていた。
藪こぎは好きではないが、内心嬉しいような・・・
胸までの濡れた笹を搔き分け搔き分け進むんだわ。。。利用者が少ないのか?
8:44 ふくべの森ルート合流地点 骨ヶ平(1060m) 8:51 山頂まで500m地点
前回同様予想外の笹の藪こぎをこなし、小広い骨ヶ平へ着き安堵。
此処からは左側が切り開かれ明るくなった登山道を、ノンビリと歩を進めると山頂まで500mの標柱が。
ここで山頂一番乗りかと思っていたら、単独者が下りて来た。
「今日は展望が良くないですね」と降りて行かれた。
この瓢ヶ岳、高賀山、今淵ヶ岳を高賀三山と呼び親しまれているが、展望も良く登山道も沢山ある瓢ヶ岳が一番好きだ。
だが今日は展望より未踏ルートを歩くのが目的だった。
よって、今日は展望は気にしない。
9:05 瓢ヶ岳1163m山頂 中美濃林道と高賀山
山頂着の予定は2時間弱と予想して来たが、軽いリュックだったせいもあり歩きだして1時間38分で山頂着だった。
やはり展望は良くなく、ハッキリ見えるのは高賀山だけだった。
写す物が無いので、早速モーニングコーヒータイムにしよう。
コンビニで買ってきたカップ入りのコーヒーに持参した氷を入れる。
先ずは塩味の付いたゆで卵を食べながらアイスコーヒーをすする。私腹いや至福の一時だ。
コーヒータイムの後は記念撮影にするが、ここで隠された真実を明かそう。
実は今まで伏せてきたが、わっちは一卵性のツインズだったのだ。
お互いを尊重し合い、今まで交互に身を隠して周りをあざむいて来たが、そろそろ限界が来た。
一卵性だけあって、全くの瓜二つ。ひょうきんさも同じ。アホな性格も呆れるほど同じ。
今回初めて画像も公開するが、見て頂ければ分る筈。
一応これからも秘密にするので、これを見た方は今回限定の公表につきナイショにしておいてね!(ToT)/~~~

そこへ単独者現る。ソックリなオイラ達を見て驚いていた(笑)
早速話しかけ「最近は木が茂って展望が悪くなりましたねぇ」と言えば「そうねぇ、でも昔は全く展望が無かったのを切り開いたんですけどね」と来た。
昔って何時ごろか?オイラがガイドブックを見て、展望が良いので初めて登ったのが8年前だ。
ガイドブックの写真は既に展望が良かった・・・
オイラより若そうだったが、かなりベテランのようだ。
キャイ~ンではなく ごっちゃん1号 2号初公開 お茶目な二人
単独者は暫し会話をしただけで、同じ顔をしたオイラ達が気味悪かったのかサッサと下山された。(笑)
展望を楽しむことなく、33分の滞在でオイラ達も後を追うように下山する。
単独者には直ぐに追い着き、山談義しながらの下山。
岐阜市のこの方、槍とか笠などのへは何度も登っているアルピニストであった。
話に夢中になっていると、アッという間にふくべの森分岐へ着きお別れする。
ここから暫く藪こぎで登り返し、縦走路分岐から釜ヶ滝ルートへと下って行くのだが、
急斜面だったと改めて驚きながら下る。ここの整備は大変だったろうなぁと。
癒しの空間? 落差15mほどの石間の滝?
癒しの滝の巨岩を過ぎた所の滝が一番大きいので、少し奥へ入り滝壺まで行って見ると落差15mほどありそうだった。
これが「岩間の滝」なのかは、表示が無いので定かでは無い。
登山口が近付いて来るころには日が射していたが、沢沿いだからか涼しかった。
1時間チョイで車に戻れば駐車場は2/3程が埋っていた。
オイラはゴルフはやらないが、炎天下のお遊びは真っ平だな
ゴルフ場の駐車場へ止める場合は許可を取るように。

登山靴のまま車を運転して美並カントリーへの進入路を下って行き、釜ヶ滝遊歩道入口の茶屋の前を通る。
閑散とした茶屋には「元祖 流しそうめん」の看板が目を引いたので車を止めると、
一人のばあさんが釣り堀でマス?かなんかを釣り上げたところだった。
滝めぐりが出来そうだったが、早く帰りシャワーを浴びてからビールが飲みたいのでサッサと帰路に着いた。
今回の釜ヶ滝ルートを検索しても殆どがふくべの森ルートばかりだったので、全くの事前情報無しで登った。
これが帰ってワクワクして面白かった。まっ、大げさな話だが・・・
瓢ヶ岳には色々なコースがあり、長いルートが良い方は片知山からの縦走路(3時間半~4時間)
インチキ楽々登山なら中美濃林道からのルート(40分ほど)

自然と丸太階段を楽しむなら今回のルートがお薦めだな。
残る新ルート、奥宮ルート(463m)からも近いうちに歩いて見たくなった。
2年前の大がかりな登山道整備は、郡上市が郡上市側だけを整備した事業だったようだ。
2年前の重機で削られた工事直後の登山道を見た時は憤慨したが、かなり自然とマッチしてきていたのでホッとしたのだった。

お詫び・・・山頂の双子話は真っ赤な嘘です。m(_ _)m
画像をそれぞれ映し、画像処理してくっ付けたものです。
お遊びなので悪しからず!(^^♪


(注)ルート図&高低図は実測では無いので正確ではありません
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