2007,4,8  1216m
  【岐阜・山県市】

登り 1:36 下り 1:06
高低差 約636m 距離 往復約5,6km
メンバー 単独 下り二人 アプローチ 30km 43分

毎月第二日曜は仕事だが、幸か不幸か少なめである。
それじゃ〜山へ行くしかないな。ところが4月初めは毎年恒例行事の川掃除があるのだ・・・(-"-;)
川掃除が終わる9時過ぎに出かけるとなると近場で未踏の山は・・・日永岳かな。
以前にも小学生だった息子と向かったのだが、仲越手前で工事中の通行止めにあい
舟伏山へ転進したのだった。そんな訳で、それ以来行きそびれていた山だった。
今回は昨年登られた「むっしゅ〜の野遊び」さんのレポを参考に行く事にしました。
そのむっしゅ〜さんははてなアンテナと言うサイトを作られ、登録された山サイトが更新すると
自動的にアップされます。最新情報が見れるので、皆さんに重宝がられております。


恒例の川掃除も予定通り8時〜9時の1時間で終わり、9:17に家を出ました。
車の窓を閉めて走っていると暑いので窓を開けて走ります。既に下界では桜も咲き春爛漫の様相です。
今回の食材は家に有る物を調達して来たので、何時ものコンビニは寄らずに神崎へ向かいます。
9:39舟伏山への入口通過。あいの森ゲートは今年は開いたままのようです。
神崎川に沿って北へ進むとドロマイト工場が正面に現れます。
今から30数年前、R418沿いの我が家の田んぼにドロマイトを積んだダンプが転落した事を思い出しました。
途中に民家が点在する辺りで分岐がありますが、神崎川に沿って進みます。
舟伏山入口から15分で廃校跡手前から未舗装の林道へと入って行きます。


9:54 未舗装の林道入口を左へ

10:05 林道入口ゲート
廃村の仲越へ入り、正面に廃校跡と廃車が点在する手前のY字分岐を左の未舗装の林道へと入って行きます。
暫く行くと営林小屋らしき建物を右に見て進むと6分で林道入口ゲートへ10:00に着きます。
少し手前に四駆が止まっておりましたが、釣り人か登山者かな?
駐車スペースが無いので、左の幅の広い橋の上に止めます。
充分の幅があるので止めますが、道交法では橋の上は勿論駐車違反です・・・
しかし、ここではキップを切られる心配は無いので悪いと承知で止めます。m(_ _)m
入口を知らない方がこの先へ進まれるようだが、クサリゲートの支柱には「林道終点登山口」と書いてあります。
5分で準備を終えガッパ谷の瀬音を聞きながら歩き出します。これから30分弱の林道歩きです。
ウグイスが歓迎しているかのように鳴いていますが、身勝手な妄想にすぎません。

10:24 未舗装の林道

10:30 林道終点登山口
この谷の名前は「ガッパ谷」と言うらしい。この名前を聞いて我々の世代は子供の時に見た映画の大巨獣ガッパを思い出すのです。やはりむっしゅ〜さんのレポにもこの谷があのガッパの生まれ故郷と書いてあるではないか!
そんな怖い怪獣が出て来ては恐ろしい・・・早速無事戻られたむっしゅ〜さんの掲示板に出会った時の対処方法を聞いてみました。ついでに熊と山女に出くわした時の対処方法もね!(^_^;)
するとむっしゅ〜さんのアドバイスは
ガッパの子供に手出さな、襲われんと思うよ。
クマに出遭ったら風花さん念波で「キエーィ!」
で、言い寄る山女は甘い言葉で落とせばよい!
とね。(^。^;)
なるほど。。。最後のアドバイスは、さすがは二枚目むしゅ〜さんのコメント。_〆(。。)
とてもオイラには真似できないので、何れに遭遇してもすたこらサッサと逃げるに限るな。。。
そんな事を考えながら林道を登って行きます。自然と笑みが浮かびます。
林道沿いには花が咲いていないか探しますが、スミレが咲いていただけでした。
最近は持病の腰痛が一向に良くならないが、前回の北山の時は登っているうちは都合の良い事に何とも無かった。
そして久し振りにザックを背負っての歩きなので、林道歩きなのにアキレス腱が痛いです。(ToT)
ゲートから25分で林道終点の荒れた谷へ出て、その先の赤いテープに導かれ尾根へと向かう登山道へと入って行きます。左には沢が流れているので、下山時には喉を潤せそうで楽しみです。

今年初のイワウチワ

10:47 杉林のジグザグ
登山道に入っていきなりスチール製のハシゴが現れます。そして急登の始まり〜(x_x;)
登り出し直ぐにイワウチワのお出迎えで心が和みます。未だ咲き始めで蕾が多かったが、少しは咲いております。
この辺りひたすら急な登りが続き、先が思いやられます・・・(^。^;)
10:43少し明るい所で足が止まり5分休みます。暑い為冷たいお茶が美味しい時期になってきました。
歩き出すと足元にはショウジョウバカマが咲いていました。
休憩後も杉林のジグザグが続き、その後に尾根道へと変わります。樹間から見える谷には雪が少し確認できました。

10:55 注意書き【この先10分トラバース危険】

11:09 危険地帯?トラバース道
尾根歩きも直ぐ終わり、杭に危険箇所の注意書きがして有りました。
その先からはトラバース道で足が休まります。正面にピークが現れる所で少し左へ進路を取りますが、
笹が登山道に被さり薮っぽくなってきました。その先から注意箇所らしきトラバースへと変わります。
トラバース道を歩き出して直ぐに前方から熊鈴の音が近付いて来て、年配のご夫妻が下山されて来ました。
林道ゲート手前の四駆がこの方達の車だった事が分かりました。
と言う事は山頂独り占めです・・・チョッと寂しいね。

日永か?雰囲気の良いピーク

11:19 西ガ洞分水界鞍部へ到着
特別危険ではない水平に近いトラバース道を進みますが、枝が邪魔で歩き難い所もあります。
右側は展望が開けていますし、正面には日永?と思わせる雰囲気の良いピークが望めます。
このトラバース道も8分で終わり、西ガ洞分水界鞍部へ着きます。
ここで進路を左に取りますが、右にも薮っぽい中へと踏み跡が延びているようです。
そこには立ち枯れのカッコの良い巨木が立っておりました。
持参した地図には向こう側のイタゴ洞へとルートが記されていますが、踏み跡はありません。
鞍部から進路を左に取り、ヒノキの巨木を過ぎると平らな岩があり南の展望が開けていました。
正面には舟伏山が見えます。そろそろ希少種のイワザクラが咲く頃なので、賑わっているでしょうね。
後ろ側には何故か日永岳の山頂プレートが木に吊るしてありますが、山頂でも無いのに何故でしょう?

11:25 いよいよハシゴが現れる

11:34 笹を掻き分け山頂手前ピーク近し
展望地からはスチール製のハシゴ、ロープと暫し急登が続きます。よじ登るんです。
先程すれ違った登山者か、登って来る登山者なのか、この辺りで熊鈴の音が聞えました。
足元にはミヤマシキミの蕾とか赤い実が付いた小さな木があります。シャクナゲの木もありますが、小さな蕾です。
日影には所々残雪も現れました。かなりの健脚者なのか熊鈴の音は見る見る近付いて来ます。その音に追いやられるように登って行きます。傾斜も緩むと山頂近しですが、登山道には嫌いな笹が茂っています。(x_x;)
最近「syunの山日記」さんの掲示板に最近書き込みをしておりましたが、
前日に左門岳へ向かわれたが道路が柵で止めてあって入れず日永へ転進されたと聞きました。
そしたら私の掲示板に「ごっちゃん明日は「笹づくし」ですね。」と書き込みがあった謎がここで分かりました。
でも、長袖なのでこれくらいは気になりませんでした。これが半袖だとNGですがね。(ToT)
笹を掻き分けて進み山頂手前のピークから前方のピークに反射板が見えます。
私は日永岳は山県市と関市の市境に位置するものと思っていましたが、歩いて来た稜線上から山頂手前のピークまでが市境で、北に位置する日永岳山頂は関市板取だったのでした。
手前のピークから少し下り現れた残雪を踏み、登り返すと山頂です。

11:40 日永岳のシンボル反射板

能郷白山ズーム
反射板まで来ると展望が開け、残雪タップリの能郷白山が眼に飛び込んで来ます。
今日は月光さんとNさんが途中撤退した3月18日のリベンジに登っている筈です。
雪も締まり多分今日は山頂を踏めるでしょう。
早速三脚を使い山頂記念撮影をしていると、熊鈴を鳴らして単独登山者登場!
今日の山頂は一人ぼっちかと思っていましたが、話し相手の登場でニンマリです。(^-^*)/
北側一部は見えませんが、素晴らしい展望が広がっております。
最初は中々同定できなかったが、よく見ていると蕪山、北山、その向うに天王山などが分かりました。
西側には美濃の盟主、白い能郷白山がよく目立っています。
山頂の大きな切り株に登れば屏風山が見えます。連休辺りに登って見たい山です。
3月18日北山からの日永岳 私の周りをうろついていた山ねずみ?
単独登山者は岐阜市のKさんで、色々な山話に花が咲きました。(^O^)/~~
私が持ってきたビールを一杯差し上げ、先ずは乾杯です。
今日は焼きそばをツマミにするつもりだったので、会話をしながらの調理です。
Kさんは今日は日永岳と舟伏山のセット登山の予定だったそうですが、6時に起きたら朝霧で視界が悪かったので諦め、
二度寝して起きたら晴れていたので日永岳へ来られたとの事。
日永と舟伏を2座セット登山とは、やはり健脚者でした。
能郷白山も今年既に2回登られ、来週辺りにもう一回と言われました。
話している内に正月の初日の出登山を天王山で迎えたと言われ、私も天王山に居たので驚きました。
よく聞けば直ぐ近くに居られたらしいのでした。(驚)
何かを感じ、何気に足元を見るとネズミがうろついています。下界ならノネズミだろが、山だと山ネズミかな?
写真を撮ろうとしても動きが早く、何枚か撮ってもピントが合いませんでした。
可愛いことにオイラは気に入られたのか、中々退散しませんでした。

連休に登りたい屏風山1354m

岐阜市のKさんと記念撮影
話しに夢中になっていると自分の体に異変が起きました。
クシャミが出るはハナミズは出るはで大変!かんでもかんでもズルズル・・・(ToT)
過去に一回、根尾の岩岳へ行った時にホコリが舞うような杉花粉に花粉症の症状が出た事が有りましたが、
普段は花粉症の症状は全くありません。風邪を引いたのか?花粉症なのか?サッパリ分かりません。┐('〜`;)┌
ところでこの山は奥深い山なので、私のドコモもKさんのソフトバンクも携帯は当然圏外でした。

好きなオブジェだがチョッと寂しい

13:10 雰囲気が良いね!
話しに夢中で時間を忘れました。気が付けば1時間20分近く経っていたし、
下山予定の1時になるのでKさんと一緒に下山する事にしました。勿論、話しながら。
ところが歩いている時もハナミズが止まらず、何回も手バナをかんで歩きます。
子供の頃に近所のオジイが手バナをかんでいると汚く思ったのだが、
自分がそれを平気でする年になったかと思うと情けない・・・σ(^◇^;)。。。

13:43 林道終点登山口で喉を潤す

14:05 林道ゲートへ戻る
久し振りの山歩きで少々足に来ましたが、順調に急降下でき林道終点に着きました。
そこで楽しみの沢水で一服です。冷たい水で顔も洗い、喉も潤しました。
予想より早い2時過ぎに無事戻りました。心配していたガッパにも熊にも山女にも出会わなくてホッとしましたよ。
今日は誰も居ない寂しい山頂かと思っていましたが、思わぬ単独者、岐阜市のKさんの登場で楽しい山歩きになりました。同じ様な山を歩かれているので、又何処かでお会いする事があるでしょう。Kさん有難うございました。
それにしても登山者も少なく好展望の山でした。


(注)ルート図&高低図は実測ではないので正確ではありません
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