2007,5,4  1440,7m 【148座】

(福井・大野市)

登山口-(16分)-林道-(34分)-ブナの木-(21分)-1200m-(50分)-1380m-(30分)-銀杏峰
銀杏峰-(45分)-ブナの木-(25分)-林道-(13分)-登山口
高低差 710m 距離 往復4,6km
登り 2時間42分 下り 1時間30分
メンバー ひばりさん
Hさん Uさん
月光さん
ごっちゃん
アプローチ 135km
2時間20分
GWもいよいよ後半が始まった。当初は日曜である6日に福井の銀杏峰を単独で予定していたが、掲示板の成り行きでひばりさんご一行に加え月光さんとの5人での山行へと発展したのだった。ひばりさんご一行とは去年のGWの最中、イワザクラを見に舟伏山へ行って以来、丁度1年ぶりである。月光さんとは2月11日の相戸岳以来である。オイラには珍しく2週続けてのグループ登山と相成った!(^-^*)/ そんな訳で当初の6日から5日に変更し、更に5日の降水確率が40%だったので又して4日に変更しての出撃である。出撃前夜、掲示板の最終チェックで開けて見てビックリ!「お山の神様ARIがとう」のARIさんが前日に行かれ、残雪、花、ブヨ情報を書き込んで下さいました。これには感謝しまくりでしたね!(^-^*)/
持つべきはネット仲間!&山仲間!
6時に中濃総合庁舎に集合なので、5時半に我が家へ月光さんが来て出かけます。
途中のコンビニで買い物を済ませ、総合庁舎へ6時少し前に着くと他の3人は既にお待ちかね。
一年ぶりの挨拶を済ませ、14年目のごっちゃん号デリカに乗り込んでの旅立ちです。
車中ではひばりさんが用意してくださった稲荷寿司とお握り、漬物、富山土産の蒲鉾が並びます。
色々食とべながらのお喋りは続きます。でも、運転しながらでは思うように食べれません。(-"-;)
連休でも早朝なので順調にR156を北上しますが、帰りの渋滞は覚悟せねばなりません。
油坂有料道路は無料になったので、勿論走ります。(^_^;)
油坂を越えた九頭竜ダム湖畔は朝霧が酷く、ダム湖は全く見えませんでした。
この辺り、若い頃の思い出の場所です。(^-^*)/ 道の駅九頭竜でトイレ休憩を済ませ走り出します。途中にある荒島岳登山口の勝原スキー場へ寄ってみると、流石は百名山です。
遠くのナンバーの車で満車状態でした。(^。^;)次に右手に現れる経ヶ岳の思い出話などを話しながら、カーナビの指示に従い宝慶寺方面へと登って行きます。目指す銀杏峰と隣の部子山は平野部からでもよく見えました。宝慶寺入口を過ぎ、いこいの広場へ着くと「銀杏峯登山口」と書いた駐車場が現れ、既に10台ほどが駐車していました。この銀杏峯の登山ルートは林道を利用した周回コースになっておりますが、今回の予定コースは林道上の小葉谷西コース(2,3kmの夏コース)ピストンなので林道をず〜と登って行きます。林道をかなり登って行くと広い登山口駐車場へ着きます。下からの展望名松コースだと3kmだそうですが、これだけ登ってきて登山道の距離が0,7kmしか違わないのには??でした。標高も既に700mを少し越えています。
8:13 歩きだします 8:23 木の輪くぐり?
広い駐車スペースに車は1台あり、その横に止め身支度をします。
先週の屏風山ではかなり暑かったので、今日は水もお茶も凍らせて持ってきました。
車の外へ出ても寒くなく、今日も暑くなりそうなので月光さんとオイラは半袖で歩く事にします。
ひばりさんが用意してくださった色々な食料を分散してザックに詰め、10分後に歩き出す。
今回のこのコースはダイレクトに尾根を登る急登が続くコースなので、膝の調子が悪く一ヶ月ぶりのひばりさんが気になりますが、ゆっくり登る事を心掛けて歩く事にます。
歩き出しは緩やかで、足元にはスミレ、初めて見た青色のキクザキイチゲ、カタクリなどが出迎えてくれます。カタクリは地元の保木山の群生に見慣れているが、山中に少しだけ咲いているほうが自然に見えますね。
始め緩やかだった登山道は直ぐに急になり、その後直にアレレ?で林道へ出ました。
この林道はず〜と先まで続いております。
8:29 林道出会いから登山道へ キクザキイチゲ(花言葉・静かな瞳)
林道へ出た所の少し下に階段の登山道が続いていたので、そこから登ります。
登山口辺りのキクザキイチゲは貧弱でしたが、この辺りの物は大きく開ききっていたので、早速写し直しです。足元には徐々にイワウチワも咲き出し、花で賑やかな登山道へと変わります。
8:33 鉱山跡石垣 白色イワウチワ(花言葉・涼しい風)
林道から登り出し、直に鉱山跡石垣の案内板が現れます。
銀杏峰の呼び名はぎんなんほうではなくげなんぽうである。最初は単純に銀杏が取れる山なのかと思ったが、ガイドブックによると山名は銀鉱山が有った事に由来するそうです。
この石垣跡はその銀鉱山の跡地のようです。早速足元を探すが、当然銀などはありませんね。
案内板の片隅には読み辛いが「気〜つけて登ってみねの」と越前言葉で書いてあります。
美濃弁だと「気〜つけて登りんせえよ」かな。(^_^;)
鉱山跡からはいよいよロープが点在する急登の始まりです。
足元のイワウチワも徐々に増えだし、中には白色も多くあります。
ひばりさんに言わせると、本当の白色種は茎も白いそうですが、これはピンクの茎と同じです。
そうすると純粋な白色種では無いようです。
カタクリ(花言葉・静かな貴婦人) 8:48 急登は続く・・・
先へ進んでも足元にはピンク、シロのイワウチワが群生しているし、カタクリも点在しています。
上を見上げるとタムシバの花も咲いていて写真を何枚も撮りながらノンビリ登ります。
ひばりさんの同級生のUさんは絶えず先行して行き、私や月光さんはひばりさんのゆっくりペースに合わせノンビリ登ります。その月光さんは昨日、自転車で岐阜市の自宅から美濃市の中美濃林道を走り、高賀山の麓まで走って来たそうですが、今朝は疲れは残っていないと言われておりました。流石に日頃鍛えているとタフです。今日のコースでは物足りないかな?(^^;)
歩き始めて直ぐに心配していたブヨなどの虫も現れ出し、ひばりさんは持ってきた緑色のネットを被って歩きます。ネット越しだと表情が分からず、あっかんべ〜をしても分かりません。
ヒョットしてやっていたかもしれません。(^_^;) まるで緑仮面さながらに見えます。
登山道からの展望は木々に遮られていますが、新緑の芽吹き前なので明るい尾根歩きです。
芽吹き前なので、登山道沿いに沢山咲いている白いタムシバだけが特に目立ちます。
高度を上げ振り返ると大野盆地方面が開けてきますが、遠くは霞んでハッキリ見えません。
9:03 ブナの木(海抜1100m)で12分の休み 9:23 明るい登山道をひたすら登る
登り出して50分でブナの木海抜1100m地点に着き休憩とします。
ここではひばりさん手作りのバウンドケーキが出てきました。
車中でも食べながら来たので、二切れ食べたら満腹状態!
休憩中のご婦人は余程虫が好きなフェロモンを出しておられるのか、ご婦人二人の周りにはブヨの大群!それに比べ、加齢臭がきついのか?オイラには虫が寄り付かない?(^。^;)
ブヨに悩まされたひばりさんが虫除けスプレーを噴射した後は虫がオイラの方へ・・・参った!
虫に追い立てられるように12分後には歩き出します。
次に現れた花は、里ではとっくに咲き終わったショウジョウバカマの登場です。
此処からは更にロープ場が現れゼエゼエ、ハアハアの急登が続きます。(ToT)
9:36 海抜1200m地点 9:40 まだまだ続きます
この辺りには途中途絶えていたキクザキイチゲが咲きだし、唯一白色が一株咲いていました。
昨年の舟伏山の時はひばりさんのさえずりは絶好調でしたが、今回はさえずりは少な目でした。
予想以上の急登にHさんもひばりさんも苦しんでおられます。(^_^;)
Hさんは8年ほど前にも登られたそうだが、急登でえらかった記憶しか無いようです。
それでも今回参加されました。喉もと過ぎればナントやら・・・(・ω・;)
9:53 部子山が姿を現す 10:10 きついよ〜〜σ(^◇^;)。。。緑仮面
だいぶ上がって来て、右手を見上げると部子山(へこさん)が現れました。
この山の呼び名を知らない頃はぶこやまと呼んでおりました。(^。^;)
銀杏峯から部子山へは登山道が無く、冬山限定ルートのようです。
9:55最初の残雪が現れ、その後は所々で雪上歩きが待っていました。
思い掛けない雪上歩きで、嬉しくなりましたね!
ここら辺りの左の開けた所からは、今日初めての白山がボンヤリ浮かび上がります。
10:24 ん〜稜線近し 10:32 銀杏峰の主出現!
急登をこなし、徐々に傾斜も緩み稜線近し!を感じてくると海抜1300m地点へ着きます。
振り返ると部子山から大野盆地方面が見下ろせます。
1300m地点から2分で1380m地点です?これはおかしい。。。
ここからは頂上稜線上の極楽平と言われる高原大地を歩くのです。
全員揃ったのを確かめ、歩き出します。すると前方から単独登山者が現れ、いきなりフォーカスされました。「HPに載せるでね」の言葉に「何て言うサイトですか?」と問います。
「銀杏峰です」と言う事は、makotoさんの所でよく聞いた事がある銀杏峰の主さんですか?」「そうです」だった。明日は銀杏峰の山開きで下見に来られたとの事。m(_ _)m
思い掛けない方との遭遇に心踊りました!(^-^*)/
【銀杏峰の主さんのサイトの07,5,4に遭遇と言うページには我々の写真も出ていました】
10:36 残雪で思わず記念撮影 恒例ショット シェ〜
銀杏峰の主さんと別れ、暫し進むと雪原が現れました。
雪原の向うに部子山が見え、ロケーションの良さに早速記念撮影をします。
それで済むと思ったらひばりさんが「あれはやらないの?」と言われ、最近恒例になりつつある例のポーズを月光さんと二人でやらされました。σ(^◇^;)。月光さんもやりたかったようでした。。。
10:42 気持ちよい山頂大地を行く 10:47 山頂手前最後の残雪
記念撮影を済ませ歩き出すと、又しても少しの雪上歩きです。
雪の無い極楽平では登山道の至る所にザゼンソウが咲いていました。
過去に一度だけ見た事があるザゼンソウが、これだけ多く咲いているのに驚きました!
ザゼンソウ(花言葉・忍耐力) ハルリンドウ(花言葉・清潔な人)
10:55 好展望の銀杏峯山頂着 山頂から部子山方面
極楽平を20分も歩けば360度の展望が広がり、誰も居ない山頂です。(^O^)/~~
山座同定は後回し!さ〜待ちに待ったランチです。シートを広げ、ひばりさん手作りの唐揚げ、漬物、パイナップルなどが並びます。そして暖めるだけに調理された美味しい豚汁をUさんがガスで温めます。せっせと動くのはUさんと月光さんで、あとの者は指示するだけで動きません。
オイラも用意されたものを食べるだけ!(^_^;) 結局持参したオニギリは一個食べただけでした。
月光さんが持って来たミカンの缶詰、Hさんが用意してくださったコーヒー。
冷たい物も暖かい物も、どれも美味しく頂くだけです。(^-^*)/
この時、ひばりさんは足が攣って動けない状態のようでした。下山が心配です。(-"-;)
楽しいランチ風景 銀杏峯山頂 記念撮影
心配した虫は多少風があったせいか全く居なく、穏かな山頂が楽しめました。
誰も居なかった山頂も徐々に登山者も増え出し、賑やかになってきます。
皆さんいこいの森から登られる方が多いようです。
それでも予想した人出は無く、GWとしては少ないのでは無いかな?
周りの展望は春霞の為か遠望は効かず、期待した白山もボンヤリしています。
それでも比較的近くの能郷白山、荒島岳などはハッキリ見えた方でした。
山頂では1時間以上が経ち、記念撮影を済ませ下山とします。
姥ヶ岳と能郷白山 荒島岳


白山ズームパノラマ

12:08 下山開始 12:35 ひたすら下る
1時間13分の滞在で山頂を後にします。
下山は比較的順調にこなし、1時間30分で登山口へ戻れました。
皆さん下りは得意な下山家揃いだった・・・(^。^;)
沢水を求めて 不思議な雲
駐車場に着いてから林道を少し先へ行き、大好きな沢水を飲みに行きます。
手を入れていると痛いくらいの冷たい水で顔を洗い、沢水を例によってゴクゴク飲みます。
帰り支度を済ませ林道を少し下った辺りで、山頂からはハッキリ見えなかった白山が望めました。
早速車から降り白山を写します。その時、空に浮かんでいた雲が不思議な感じでしたね。
イカリソウ(花言葉・海の彼方へ) ニリンソウ(仲良し)
朝林道を登る時にいこいの森にあった地図を撮影する為駐車すると、山腹にはニリンソウとイカリソウが一杯咲いておりました。
山中でしか見た事が無いので、車道脇に咲いていたのに驚きました。
時間が早いので宝慶寺へ寄る事にします。
この宝慶寺は、曹洞宗では永平寺に次ぐ格式を持つ寺院だそうです。
駐車場係りのおばちゃんの指示に従い車を止め歩き出すと、人出も多く雰囲気が違うようです。
途中には若い坊さんが立ち「ご苦労さんです」と頭を下げています。
すると立て看板が現れ「寳慶開山寂圓禅師 御生誕八百年祭」と書かれておりました。
偶然訪れたところで、思い掛けない行事に出くわしました。
本堂の中では多くの参拝者が座り、永平寺住職の読経が続いておりました。
その後は帰路で温泉へでも入ろうかと話しも出ましたが、渋滞が激しくなる前に帰ろうと言うことになり、そのまま帰ってきました。6時に帰宅し、何時もの様に缶ビールを一本飲み干しました。
今回参加してくださった皆さん、想像以上の急登で驚いたでしょうね。
自分自身、岐阜の山々から見た銀杏峰の緩やかな山容から想像していた事とは大違いでした。しかし、山頂からの展望も良く満足されたようで一安心しました。
以前に登った福井の山、荒島、経ヶ岳、取立山、大長、赤兎、三ノ峰、平家、そして今回の銀杏峰の全てが展望の良い山で、福井の山バンザイ!だね!
最近は福井県境の山が続いたが、そろそろ山域を変えねば。
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