蕪山1068m C (岐阜・関市) 
(かぶらやま)     〔株杉コースピストン〕
【登り 2:18】 【下り 1:34】 【登りは単独 下山は2名】


本来は大日ヶ岳へスキートレッキングの予定をしていたのだが、早朝4:30に目覚ましで起きると凄い雨でした・・・起きる頃には上がっていると思っていた大雨にテンションもグッグッと下がります。
若かった頃なら出発時に雨だと「山は雪だ!」と喜び勇んで出かけたものだが、この年になると其れは無し・・・
取り合えず食事と洗面、トイレを済ませTVに見入る。中々天気予報はやらないので電話の177で確認。
昼までは60%の確率と来た。(-"-;) 嫌気が差して寝っころがり、どうでもよいTV番組を見ていると6:00になり、早速天気予報を見ます。午後は回復するそうだが、やはり昼前はダメみたいなので外を再度確認すると未だ降り続いておりました。ここで諦め布団へ潜り込み寝る事に。直ぐに寝てしまい再度眼が覚めると8:00でした。
眼が覚めると外は明るくなっているではないか!晴れ間も見えます。そこで覚めきらぬ頭の中で暫し思案。
今から大日へ走るのは気が向かないのし・・・そこで近くで展望の有る山として蕪山に決めます。
準備は出来ていたので、そうと決めると直ぐ行動に移しました。


先週と同じ美山のコンビニで食料の調達をし、まだ小雨が残る中をR256で北上します。
洞戸、板取と進んで行きますが、昨晩から今朝の大雨の割りに板取川は然程増水はしていませんでした。
板取辺りの山々は雨ではなく雪で白くなっているかと期待したのですが、全くと言っていいほど白くは無かったです。
でも山頂辺りには有るだろうな。家を出てから40分程で「21世紀の森」の案内に従い右折をして駐車場へと辿り着きます。広い駐車場には車は無く、一番乗りだったようです。早朝の大雨で皆さん二の足を踏んだようですね。
雪は少ないようなので、ワカンもスノーシューもアイゼンも持たずに僅かな小雨が降る中を歩き出しました。


9:27 僅かに小雨降るの中を歩き出す

9:33 株杉コース登山道入口
蕪山登山は2年ぶりで、今回で4回目です。未だ奥牧谷コースは利用した事が無いですが、今回は7年前に初めて登った時と同じ株杉コースから久し振りに登ってみます。昨年秋には熊騒動で登山者も少なかったようでした。
里の味を占めた熊は冬眠をしないそうですが、冬眠しない野良熊にまさか今日頃バッタリは無いだろうな。(^_^;)

何時見ても圧倒される巨大株杉

一番デカイと思われる株杉です
登山道へ入って行くと関市が全国に誇る巨大株杉群のお出ましです。
巨大株杉は樹齢400〜500年で、特異な形をした巨木は何時見ても圧倒されます。
小雨の中を遊歩道に整備された周回路を今回も写真を撮りながら歩いて行きます。

9:45 石段の続く登山道

10:03 水量の増した小沢を渡る
綺麗に手入れされた杉林の中を登って行くと、雪解け水で増水した小沢が音を立てて勢い良く流れています。
登り出して30分程経った頃、樹間から空を見上げれば青空が出てきました。予報では晴れ間が出るのは午後だと言っていたのに早い回復のようです。そうか〜大日へ行けば良かったのかな?と少し悔やまれた・・・
この辺りで汗も噴き出してきたので、キャップを脱ぎ何時ものバンダナを巻きます。
登山道は直登、ジグザグ、トラバース道と変化し小沢も渡ります。人工林コースで登るより変化があり楽しいです。
周りの雪は昨夜か早朝にでも降った雪のようで、タップリと水分を吸った湿った雪でした。
辺りの木には名札が付いていますが、聞いた事が無い名前が多く勉強になります。(^。^;) でも、覚えれない。
3度目の小沢を渡ると沢沿いに登山道が続き、滑りやすい足元の雪に気を付けて登って行きます。

聞いた事の無い木(有り難いプレート)

10:18 人工杉林からの合流地点
沢沿いに登って行くと、沢から離れるように左の斜面を下り戻る感じで行きます。
すると直ぐに人工杉林からのコースと合流して進路を右へと登って行きます。人工杉林コースには「楽な帰り道」と表示して有りますが、人工林特有の単調なジグザグ道なので、帰路も株杉コースから下る事にしよう。
山頂まで2515mの表示もありました。

コウヤマキ

10:47 蕪山山頂が見えて来ます
歩き出して1時間が経っていたので、10:30に日の射す明るい登山道で小休します。
朝食が早かったせいで既に空腹感が出てきたので、ザックを探ると一口ヨウカンが有ったので食べます。
気を取り直して歩き出すと直に名札の付いた木が現れ、名前を見れば「コウヤマキ」でした。
今まで通る度に眼にしていたかもしれませんが、全く気が付かずにいたので名札に感謝ですね。
ここら辺りから登山道の雪も増えて来ます。水分をタップリ吸った湿った雪は良く滑り体力の消耗が激しいです。
この辺りからは左の雑木越しに山頂も望めるようになってきます。

11:04 獣のトレースを辿ります

不思議な木です
左の雑木越に山頂を眺めながら登って行くと、何時も残雪が残る右側杉林、左側雑木林の日影の登山道には新雪は有っても全く残雪はありませんでした。そこを過ぎると「山頂まで1320m」があり、雪で滑りやすい登りが続きます。
今日は気楽な独り歩きなので、誰に気兼ねする事も無く何度も足を止めながらノンビリと登って行きます。
何かネタは無いかキョロキョロと探しながら登って行くと、何の足跡なのか?延々と登山道にトレースが付いていました。
ヒョットして冬眠しない熊?しかし、足跡の途中に所々雪を掘った跡が有ったので猪?
色々と考えを巡らせていると「山頂まで1000m」の表示があり尾根へ出ます。

11:26 山頂まで500mの表示

11:35 最後のトラバース 山頂近し!
尾根からは正面に山頂を見ながらのアップダウンの登山道が続きます。
この稜線の下りでも、何時も残雪期にはタップリと雪が有るのですが、20cmチョッとくらいで何時もより少ないです。
空も明るくなり日も射してきてとても暑いです。(-"-;) 思わず雪を口に入れると冷たく気持ちがいい。
残雪期のザラメ状ならなお良し!昨年の5月に登った大日ヶ岳の時は美味しかったなぁ。
明るくなった尾根道から振り返ると高賀山が姿を現し、その右手遠くには3週前に歩いた各務原〜関南アルプスが長く横たわっています。そう言えば、ジオンさんからの掲示板への書き込みでは、JereySさんの案内でジオンさん和たんはうさんご一行が歩いている筈です。早朝の雨の中から歩いているのか?しかし、そんな心配は無用です。
あのメンバーなら元気に歩いているだろうな。それにしても先月一緒に歩いたJereySはまた歩いているのか?
多分、ひよこ隊と名乗っておられるお姉さま方に案内役として強制連行されたに違いないな。気の毒に・・・
ひよこ隊より「おかんず隊」がお似合いだな。(お会いした事が無いのにね)
でもハーレム登山か、経験が無いな・・・┐('〜`;)┌
それにしても蕪山でこれだけ暑いんだから低山縦走は相当暑い思いをしているでしょうな。σ(^◇^;)。所詮人事。(笑)

雪で白い登山道に付いた獣の足跡を良く見ると、指と爪がハッキリした野良熊の足跡のようにも見えました!少し緊張・・・
足跡ばかり気になっていましたが、丁度目線を上げると名札に「ネジキ」と書いてあり枝がネジレているようにもみえます。
花にも茎がネジレたネジバナが有るように木にも有るんですね。
いよいよ山頂まで500mになってきました。沢の音が?ヤセ尾根の手前の左の谷に小沢が流れています。
今までは気が付かなかったが、残雪期限定の沢のようです。年中流れていると有りがたいんですがね。
少し下ってからトラバース道に変わると直に奥牧谷コースと合わせ、山頂には直に着きます。

11:44 トレースも無く誰も居ない蕪山山頂

天王山  権現山  汾陽寺山
山頂手前の直登をこなすと視界が開け、ロボット雨量計の建物が撤去され広くなった山頂へ着きます。
2年前の3月に登った時と同じで、足跡が全く無い山頂へ一番乗りです。風も緩く穏かな山頂独り占め!\(^O^)/~~
人工物が無くなりスッキリとしてはいますが、立ち木まで無くなっています。
これでは日差しの強い時の日影が全くありません。暑い時に登るのは止めよっと。
2年前と言えば、某掲示板でカッペ隊長、山上のシェフ・ミツルさん、ベッカムさんがその日に登る事を知り、午後から仕事だったので山頂で待った思い出が甦って来ました。
その後にカッペさんとミツルさんとは岩岳へご一緒して以来会っておりません。懐かしいな〜

手前に高賀山と遠くに我が家の裏山が その向こうには各務原〜関南アルプスが!

南西〜西側方面
奥美濃方面の山々の山頂部は厚い雲に覆われ中腹辺りしか確認できませんが、雨に洗われた為に南方面は遠望が聞きます。

北西〜北側方面
展望と写真撮影を済ませ、時間も12時近くで腹ペコ状態だったので早速ランチの準備に掛かります。
今まで山頂から御嶽山を見た事が無かったのだが、ガスが切れた暫しの間だけ見る事ができました〜〜(^O^)/~~
御嶽山が望めた感動覚めやらぬままレトルトおでんを温め、携帯を取り出せばバリサンです。
そうだ!何時もメールを下さるmakotoさんにメールだ!しかし、足の不調で山から遠ざかっているmakotoさんには酷かな。チョッと躊躇(ためらい)も有りますが送ってみました。m(_ _)m  そこへ単独者登場!
話しかけてみれば高富の方で、職場が我が町に有るとの事。名前を聞かれたので「○○○ですが・・・」と答えました。
すると「ヒョットしてHPを作っておられるごっちゃんではないですか」と聞かれ、ビックリ仰天!σ(^◇^;)。。。
武芸川で○○○さんと聞いて直ぐ分かったと言われたので、恥ずかしいからタイトル名とHNを変えようかな・・・
有り難い事に何時も見てくださり、レポを参考に幾つも私が登った同じ山を登られたそうな。感謝!!!m(_ _)m
蕪山も2年前のレポ、舟伏山も昨年のレポを参考に登られたとか。上御得意さんでした〜(^。^;)
そこで余りの恥ずかしさから「あんないい加減なレポは見ないほうがいいですよ」と言うしかありません。。。
そして友達の友達が、先週も私に同行された月光さんだったそうな。これには二度ビックリでした。(^-^*)/
まだ山にはまって3年目らしいが、単独で各所歩かれているようでした。
今日はワカンを買ったので早速雪山へ!のつもりで来られたのだが、ご覧のような雪ではワカンの出番なしだね。
しかし、途中の登り返し斜面で体験してみるそうです。
そう言えば、登ってくる途中に私のトレースを見て「やけに足先の広がった人だな〜」と思われ、足跡に合わせて歩いたそうだが辛くて直ぐに止めたそうです。え〜〜そんなに広がっているかな〜?
思い出した!2年前に登った時も後続の女性に言われた事が有りましたわ「凄く開いた足跡ですね」ってね・・・
まだある、昨年の白草山ではせきすいさんにも言われた・・・(x_x;) グッグッグ〜(涙) ま〜ほっといてチョ!

二人の貸切山頂

ヨッ! 出ました御嶽山!ズーム
緩く吹いていた風も止み、とても2月中旬とは思えない実に穏かな山頂です。
奥美濃方面はガスに包まれていたので、大日へ行っても展望は無かったようです。
高富の方と山話は続きましたが、山頂滞在時間1時間の予定が1時間半になっていたので下山に掛かります。

13:14 1時間半居て下山に掛かる

13:35 ワカンの試し履き
途中の登り返し斜面で高富の方はワカンの試し履きをします。初めてのわりには手馴れた速さで装着されました。
斜面を登り、歩き易いと満足気に語っております。ま〜雪が少ないでやね!(笑)
さて、今年はこの先使う事があるでしょうかね?
下山中も色々な話が出まして、私のレポを見て登った山が燕岳、空木岳、富士見台など沢山あったようです。m(_ _)m
こう言う話を聞くと嬉しい反面、責任感?ではなく・・・使命感ではオーバーだし・・・ナントも気が引き締まる思いです。
ま〜お遊び、自己満足の世界なので、余り真に受けないで欲しいのが本音ですね。(無責任である)
それに歩行タイムが同じらしく参考になると言われたが、この方は槍ヶ岳へ日帰りで登ったりアルプス縦走などの経験もある方なので、鈍足の私と歩行タイムが同じと言うのも変ですがね。(^_^;) 
山小屋に懲りたので今年はテントを買ってのテン幕山行を予定との事。頑張ってチョ!

13:46 雪解けは早いです

14:42 株杉の案内板を見入る(サービスショット)
再度株杉を眺めながら登山口に着きました。何時も車道を戻るのですが、人工林の中にも登山道が続いていると言われたので行って見ることにします。登山口の反対側から人工林の中へと入って行くと、遊歩道のように続いていました。
谷川沿いの登山道へ着くと「個人の山なので・・・」と注意書きがして有ります。
すると「この辺りは親戚の持ち山なんです」と言われビックリ!!
最後は駐車場の入口辺りに出ました。「レポ楽しみにしています」とプレッシャーを掛けられ分かれました。
お陰で楽しい時間が過ごせましたよ。また何処かでお会いしましょう!(^-^*)/
雪解けは早く、登山道を川のように流れておりました。おかげで滑るし、歩き辛かったですね。
それにしても今日は二人だけの登山者で、晴れたお陰で展望も良く、とても静かな山が堪能できました。

来週こそは大日ヶ岳で根子岳へ向けての修行せねば・・・
HP管理も、もう直ぐ2年が経ちます。何度かの挫折を乗り越えて良く続いたもんだと自分ながら感心する。
今回の様にHP訪問者上御得意様に出会うと、嬉しい反面とても恥ずかしいものです。
これから先、何時まで続けれるか分かりませんが、もう少し頑張ってみようと思った一日でした。m(_ _)m
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