2006,11,19 | 昨年の鎌尾根を歩いて以来1年ぶりの鈴鹿の山です。 今回は晴天の中、その鎌尾根から南へ延びるイワクラ尾根から 入道ヶ岳を目指しました。 |
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イワクラ尾根〜 入道ヶ岳A 906m (三重・四日市市) |
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☆宮妻キャンプ場P-(52分)-登山口-(53分)-水沢峠-(26分)-宮指路岳分岐-(30分)- 仏岩-(48分)-奥宮(最高点)-(10分)-入道ヶ岳 ☆入道ヶ岳-(5分)-北ノ頭-(20分)-林道-(32分)-奥の沢-(33分)-宮妻キャンプ場P |
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高低差 | 530m 累計差930m |
距離 | 約11km |
登り | 4時間2分 | 下り | 1時間43分 |
メンバー | 天王山のMさん ごっちゃん |
アプローチ | 96km 2:00 |
(注)このデータは実測では無いので正確ではありません | |||
昨年11月に鎌尾根を歩いて以来、一年ぶりに鈴鹿の山を歩く事にしました。 そして今回は、水沢峠を挟んで鎌尾根から南に延びるイワクラ尾根です。 そもそも鎌尾根を知ったのはせきすいさんの「鎌尾根縦走レポ」を見てでした。 そして見た途端に行きたくなり歩いたのですが、その報告をせきすいさんにしたら 「イワクラ尾根もいいですよ!」と教えて頂いての挑戦です。 鈴鹿の山と言えば「ヒル」です・・・そのヒルも影を潜めた11月からが私の鈴鹿歩きの始まりです。しか〜し、一年前から楽しみにしていたのに・・・予報がイマイチ。 こうなったら奥の手を使おう!大した事ではないが、日曜休みを土曜休みにするだけの話。そして今回もパートナーは三方岩岳をご一緒した天王山のMさんです。 |
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今回はMさんの車での送迎ドライブなので、5時に我が家で待ち合わせでした。 早めに外へ出て待っている間、何気に空を眺めて見たら星が何時に無くハッキリと綺麗に見えました。オリオンは何時も見えていますが、北斗七星は久し振りに見ましたね。この星空が今日の晴天を約束してくれそうだが・・・午後から曇るとか。。。色々と思いを馳せていると5時ドンピシャに山用のジムニーではなく、乗用車でのお迎えでした。 鈴鹿方面へ行く時は、何時も長良川沿いに堤防道路を南下します。 |
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6:02 地平線が明るくなり掛けた木曽三川公園の立田大橋 空には三日月 |
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木曽三川公園から私が何時も通るルートで多度町、大安町へと進むと正面に鈴鹿の名立たる 山々が姿を現します。鈴鹿の山が初めてのMさんに山名を教えていると「え〜あれが藤原岳〜」 と騒ぎ出しました。何故かと言うと、Mさんの母親の実家が員弁町でガソリンスタンドを経営され ていて、子供の頃タンクローリーに乗せてもらい藤原岳の砕石現場へ何時も行っていたそうです。 既に他界されている母親の事を思い出したのか、感慨深げでした。 |
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6:35 菰野町辺りでご来光を迎える |
7:00 入道ヶ岳全容 |
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藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所山、鎌ヶ岳と近着くに従って鎌尾根も現れだし、 鎌尾根の左には今回登る入道ヶ岳も全容を現します。 車はその鎌尾根目指し、宮妻峡のキャンプ場へと狭い林道を入って行きます。 |
7:21 宮妻キャンプ場Pスタート |
入道ヶ岳(宮妻新道)登山口 |
7:08宮妻キャンプ場Pへと着きました。 昨年もそうでしたが、キャンプ場辺りのモミジは未だ緑色です。 道路下には広い駐車場が有りますが、道路沿いの駐車スペースへ止めました。 寒さは感じられない中、早速準備を済ませ歩き出します。 ここから宮妻新道で入道ヶ岳へ登ると1時間30分〜2時間で着いてしまうので、 山頂でランチタイムとなるようにイワクラ尾根経由4時間を目安に計画したのでした。 そして今回、宮妻新道は下山路として使うので、林道を先へと進みます。 歩き出し手直ぐに鎌ヶ岳の山頂部が頭を出しておりました。 |
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7:26 鎌ヶ岳カズラ谷登山口 |
7:54 入道ヶ岳山頂付近 |
鎌尾根を歩いた昨年は、カズラ谷登山口に駐車して歩いたのでした。そこから10分で車止め のクサリが有るので先へは進めません。僅かに紅葉した林道を会話を楽しみながら進んで行くと 林道が分かれておりました。沢沿いに歩いた記憶だったので右の沢沿いへと進みました。 しかし・・・行き止まり。(^。^;)恥ずかしい失態でした。分岐まで戻り従来の林道を進みましたが、 15分のタイムロスでした。林道から左には山頂付近の整備された斜面が望めましたが、まさか その斜面の林道を歩く事になろうとは、この時点では全く予想できませんでした。σ(^◇^;)。。。 そこから10分ほどで不動滝分岐ですが、往復15分ほど掛かるのでパスします。 そして10分で水沢峠・水沢岳登山口へと着きます。お茶で喉を潤し直ぐに歩き出します。 |
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8:17 水沢岳登山口 |
8:47 ザレて歩き難い登山道 |
歩き出しは急登りから始まり、鈴鹿特有の中堀道が続きます。山中には不自然な新しい石積み が現れた辺りから紅葉の中、緩やかに登って行きます。 枯れ沢を渡ったり人工林の中を登ったりします。砂地の滑りやすい登山道を登りながら 「砂山の〜す〜な〜を〜指で掘ってたら〜♪」と裕次郎の歌を口ずさむとMさんが 「そんな歌知りません」ときた。でもね、オイラは二十歳の頃に柳ヶ瀬のスナックで、 よく裕次郎の歌を歌ったもんだよ・・・年齢も一回り違うといかんね!(^。^;) |
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9:00 巨岩からガレ場登り |
9:02 落差40mは有りそうな滝上部 |
枯れ沢を渡る所などのルートが分かり難い所は、テープを探しながら登ります。 ガレて歩き辛い谷をテープを広いながら登って行くと巨岩が現れ、さらにガレた谷を登って行くと、 右に水量の少ない無名の滝が現れます。その反対側の急斜面を一登りして谷を詰めると 水沢(すいさわ)峠へ着きました。 |
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9:10 水沢峠(右鎌尾根・左イワクラ尾根) |
9:23 展望の尾根からの四日市市方面 |
林道歩きでタイムロスが有ったものの、1時間50分で水沢峠へ着きました。 腹も減ってきてシャリバテに近かったので、此処で12分のおにぎりタイムでした。 後続の登山者は休む事無く、鎌尾根方面へ登っていく方もいます。峠からも四日市方面が望め ましたが、此処から先の尾根からは良く見えました。そして驚いた事に御嶽山から中央アルプス までがハッキリと望めました。(^O^)/~~ |
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9:27 御嶽山登場!ズーム! |
9:27 落葉が済み明るくなった尾根道 |
なんだこれ? |
ミヤマシキミとアセビ |
足元を見るとミヤマシキミとアセビの小さな木に蕾が付いていました。 早速写真を撮っているとMさんが「この一帯一面に有りますよ!」と言うので良く見れば その通りでした。入道ヶ岳はアセビの群落で有名ですが、普通の登山道に一輪づつ咲いている ミヤマシキミのこれ程の群落は初めて見ましたね!(@_@) |
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9:40 ザレた縁を通ります |
9:48 宮指路岳分岐 |
白くザレた縁を歩いて行くとスコブル展望が良く、目前に雲母(キララ)峰、その右には白くなった 乗鞍岳そして御嶽山。二人で歓声をあげ暫し撮影タイム。宮指路岳分岐手前では、振り返ると 尾根に出てから初めて鎌ヶ岳が姿を現し出しました。 此処からのイワクラ尾根は雰囲気の良いヤセ尾根歩きが続きます。ルンル〜ン(^-^*)/ 分岐手前の薄い踏み跡から単独の登山者出現!林道奥の奥の沢から登って来たのかと聞けば 「林道は歩かずに道無き所を歩いて来ました」・・・ヤブマニアのようでした。(・ω・;) |
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9:56 最初の巨岩 |
10:15 水沢岳〜鎌尾根〜鎌ヶ岳 |
最初の奇岩が現れ足を止めます。谷を覗けばシロモジでしょうか?黄色が目に付きました。 此処からは感じの良いヤセ尾根を進んで行き、一旦下って行くと尖った仏岩が現れます。 |
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10:17 仏岩 |
真っ白な乗鞍岳 |
仏岩からの展望も素晴らしく、北アルプスの北俣〜笠〜穂高〜乗鞍〜御岳〜中央アルプス〜 恵那山〜南アルプスまでもが全て遠望できました。これだけ見えると感動もんですよ〜(^-^*)/ そして歩いて来た宮妻峡の紅葉も綺麗でした。勿論水沢岳から鎌ヶ岳への鎌尾根も丸見え! そもそもイワクラの由来は巨岩の事を「磐座=イワクラ」と言い、我が国古代における祭祀信仰 の中心であって、まだ社殿が設けられない時代に神々が降臨された神聖清浄な場所でした。 入道ヶ岳は住古より神山として仰がれてきた古代の斎場であるそうです。 |
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奥の沢の紅葉 |
10:27 重ね岩 |
仏岩で7分遊び先へ進むと今度は重ね岩が現れます。ここでも交互に記念撮影。 | |
重ね岩から仏岩と鎌尾根 |
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ドウダンツツジの紅葉 |
10:50 最大の難所? |
重ね岩からも感じの良い尾根歩きと残り少ない紅葉を楽しみながら行きます。 すると突然ヤセ尾根が崩れてヤバイ所へ出ましたが、心配いりません巻き道が有ります。 そして今度は岩場が現れ下りが大変でしたが、通過して振り返れば此処にも巻き道が有りました。 今回歩いているイワクラ尾根には「通報ポイント・イワクラ尾根6」などと表示がしてあります。 1から順次並んでいるのですが、遭難&怪我人などの時の場所確認の番号です。 |
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10:53 歩き難い尾根道でも楽しい |
11:01 アセビ群の中を登る |
11:03 白山登場! |
11:10 緩やかになり山頂近し? |
登山道は有るのだが、左側がきれ落ちている為か右側のアセビ群の中に歩き難い登山道が 出来ております。そして切り開きの所から今度はナント!白山の登場でした。(^-^*)/ おまけに鎌尾根の全容も現れてきました。 天王山のMさんは初めての鈴鹿の山で、これだけの展望が得られ幸せ者ですね! そしていよいよ傾斜も緩くなり、アセビのトンネルを抜けると明るくなり椿大神社奥宮です。 |
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11:12 椿大神社奥宮 最高点 |
11:15 入道ヶ岳山頂 |
奥宮へ出て左は北の頭で右は山頂です。北の頭は下山路で通るので右の山頂コースへ行きます。 気持ちの良い背丈の低い笹原の中を登って行くと10分でポツンと鳥居だけが立っている山頂です。 2年前に椿大神社を起点に北尾根〜二本松と歩いた時には風が酷く、とても寒かった記憶です。 しかし今日は曇って来てはいますが、風も無くわりと穏やかな山頂でした。 |
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11:19 芝生が広がったような笹原 |
11:23 入道ヶ岳山頂 906m |
鈴鹿の山からこのような御嶽山が眺められるとは思いませんでした |
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それにしても素晴らしい展望に酔い、写真撮影に没頭した後は待ちに待ったランチタイム! 今日はレトルトおでんを二人分暖め、チョッと冷えてきた体に暖を取りました。そしてうどん。 Mさんと色々と会話をしていて、何時もの天王山談義になり常連さんのSさんの事などを話てい ると、一人の方が話しかけて来て、私の知らないルートの事を聞かれました。 話が進むと笠松の方で「天王山ばかりではつまらないので、久し振りに鈴鹿の山へ来たんです。 天王山の常連のS君は知り合いですよ・・・」と話が続き驚きました。 話を聞かれたのかな???(^。^;) 周りの登山者もゾクゾクと増え、ピークで30人は居たかな。 ま〜〜よ〜けの人がござったな〜 (^_^;) |
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スノボーを背負った不思議な方? |
御在所山 |
ランチも終了まじか、後ろを振り返ると何やら不思議な物を背負った方を発見! 好奇心に釣られ「何を背負っているんですか?」と尋ねれば! 「私の人生は色々な物を背負っているもんでね〜」だった。思わずMさんと噴き出す。(・_・;) その方は我々がガスで食べ物を作っているのを見て便利な物が有るもんだ、としきりに感心されていました。(今時珍しい方だ・・・)会話が進み再度聞いてみました。 「ところで何を背負っているの?」ってね。σ(^◇^;)。。。 この方は麓の方で、毎日入道ヶ岳を仰ぎ見ては「この地に生まれ50年、いつかスノーボードで滑ってやる〜」と考えておられ、夏にも数回下見に登り、今回は登山道をスノボーを背負い登った時に木に当らないか調べに来られたとか。凄い情熱家のようでした。。。しかし、私より一つ若いと知りショックを受けました・・・気が付けば周りの人達は居なくなっており、私達も下山の準備に掛かりました。そして12:40下山開始です。まずは鎌ヶ岳を正面に見ながら北の頭へ行きます。 北の頭からは背丈の低い笹原の中、北尾根分岐を宮妻新道へと下って行きます。 周りの木々は全て赤い蕾を付けたアセビの木です。そして入道ヶ岳からの眺めとは違った正面の鎌尾根〜鎌ヶ岳の展望を何度も写真に撮ったり、ポーズを取りMさんと写し合ったりして下って行きました。谷が見下ろせれば綺麗な紅葉を楽しみながらどんどん下ってしまいました・・・(-"-;) |
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12:47 北尾根分岐 |
12:51 宮妻新道分岐手前 |
正面の鎌ヶ岳、谷の黄葉に見惚れどんどん下る・・・(-"-;) |
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12:59 石が点在し歩き難い登山道 |
1:05 朝林道から見上げた林道 |
ハッキリとした登山道を勢い良く下ってしまい林道へ出ました。アッ!しまった〜(>_<) 宮妻新道の分岐を見落とし、林道へ下りてしまったのでした・・・何たる失態!(ToT)今日二回目・・・慌てて地図で確認すれば、上り返すには高低差100mちょい有ります。。。 林道を左へ下れば車まで1時間以上の林道歩き、しかし右にも林道が続いています。 少し偵察に行って見ると先へ延びているではないか!上手くいけば宮妻新道の尾根近くまで行っているかも。少しくらいの薮漕ぎなら行けるかも!と淡い期待を寄せ行って見ましたが、断崖絶壁で林道終了。この林道は朝、宮妻峡の林道歩きの時に見上げた新しい林道でした。 まさか此処を歩くとは・・・林道終点からは目前に宮妻新道の尾根が見えていましたが、無理はせず、そして登り返しも止め長い林道を歩いて来ました。(林道下見15分)宮妻新道は展望が無いが、紅葉を楽しみながらの林道歩きで良かったね!と負け惜しみで締めくくろう・・・ |
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1:49 奥の沢登山口 |
奥の沢からの紅葉 |
林道歩きも1時間チョイで2:23に駐車場へ着く。予定では2時帰着だったが、登り下りともチョッとしたハプニングが有ったものの、予定より少しオーバーしただけだったので良しとしよう。(^_^;) 2時30分に発ち、当初温泉を予定したものの土曜に変更した為、帰宅後は仕事が待っているのでノンストップで5時30分に帰宅でした。 |
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今年から山を始めた天王山のMさんを鈴鹿の山へ案内したまでは良かったが、初歩的なミスでコースミスをしてしまいました。 これだから何時まで経ってもビギナーの域を出れないのです。┐('〜`;)┌ |
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(注)ルート図&高低図は実測では無いので正確では有りません |
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