04.7.25
2662m
飛越新道登山口ー(0:42)ー1682地点-(0:51)ー1842地点ー(0:57)ー
寺地山ー(0:40)ー小屋ー(1:45)ー稜線分岐ー(0:12)ー北ノ俣岳ー
(0:53)ー小屋ー(0:30)ー寺地山ー(0:41)ー1842地点ー(1:00)ー登山口
【高低差 1133m 累計高低差 1307m 距離 往復18km 】
【登り 5:37 下り 3:26 】
2年程前から江崎さんに誘われていた北ノ俣岳。
江崎さんの友人が10時間かけて往復したと聞いていたので自信が無く断っていたが、踏ん切りが付き決行する。
5:35 飛越新道登山口
7:08
数少ない山仲間の江崎さんと土曜夕17:50に家を出る。
せせらぎ街道を高山方面へ向かって行くと、北の方で稲光が見える。最近はよく雷雨が続いているので嫌な予感がした。神岡の大規模林道に入って雨が降り出したが、21:40
飛越トンネル手前の登山口に着いた時には止んでいた。
車は数台有ったが車中には人気が無かったので、早速外でミニ宴会が始まる。23:00近くまで飲んで就寝。
4:30頃起き朝食を済ませ、トンネル反対側(富山県)の
有峰有料林道料金所(6:00オープン)のトイレヘ行き、
5:35飛越新道登山口スタート。
始まりは少し急登が有り、直にトンネルを登り越えてアップダウンの道が続き楽に歩けるが、序々にぬかるみが現れ足元が汚れだす。(スパッツは必需品)
1682m地点を過ぎると、花期の終わった水芭蕉の巨大な葉が点在するし、ぬかるみを避けて歩くので大変である。
足元にはゴゼンタチバナ→
昨年10月に、下見に寺地山まで来た時よりもぬかるんでいるように思えた。足元を汚しながら1時間33分で1842m打保分岐へ着く。昨年より10分遅い。
今回の為に、御前山、中ア・烏帽子岳と一緒に足慣らしをし、散髪にも行き気合が入っている江崎さん
何やらメモッていた。
7:19
打保分岐からは緩い登りが続くが、ガスが出てきて
雲行きが怪しくなって来た。沼地歩きが続き大変だ!
油断していると靴が埋没するので、片足が沈む前に
次の足を出し、その足が沈む前に次の足を出す。
そんな事をしていると疲れるので、普通に歩く。(^^;)
7:30頃とうとう雨が降り出してしまった。
嫌な予感的中で気が重い。(*へ*)
この予感には、後にもっと悲惨な結末が・・・
7:52
鏡池
ニッコウキスゲ
花期の終わりかけたニッコウキスゲがポツンと咲いていた。次に鏡池が現れたが、小さい。北アの鏡平を思い出してしまった。そうこうしているうちに雨も止み、なだらかな寺地山
に着いた。少し先へ行くと北俣が一望できる展望台が有るが生憎のガスで何も見えない。
此処で18分小休止。
8:09 寺地山
寺地山からは一旦下りが続くが、この辺りは展望も無くガスも濃く、疲れが出てきて気分もなえて来た。
其れからの登り返しはもっと辛かった。
9:06 避難小屋(定員10人程)
9:20 小屋分岐
小屋分岐まで来たら気分爽快!
ガスが出てはいるが、この先展望も良さそうである。
まずは小屋見物とする。二人連れが居て話を聞いたら
昨晩11人が泊まり一杯だったので、階下の別館で2人が寝たと聞き、別館なる物を覗いてみたら2畳程の
物置だった。(^^;)
この方達は早朝に北俣まで行き、帰りに寄ったとの事。
冷たい水がホースから出ていて思わずがぶ飲みをしてしまった。其処から別のホースが伸びていた方を見たら・・・何だったかな〜? 多分?ウエルカム・キジ
だったかな〜此れには笑えた。覗きはしなかったが、
ホースが伸びていたので水洗だと思う。
入った事がある方、感想を聞かせて下さい。
小屋で10分休んで分岐まで戻り、いよいよ登りの再開
であるが、少し前のなえた気持ちは何処へやら。晴れていたら気持ちの良い草原の中の木道歩きが続く。
池塘が点在するこの雰囲気いいな〜、周りにはタテヤマリンドウなどの可憐な花が咲き乱れ何ともいえない雰囲気である。花の写真ばかり撮っていたら江崎さんは先へ行ってしまう。
9:27
チングルマの果実
タテヤマリンドウ
アキノキリンソウ
ハクサンシャクナゲ
コバイケイソウ
ウサギギク
トウヤクリンドウ
ミヤマダイコンソウ
10:18
11:00
11:03
分岐手前で北俣バックに
稜線分岐よりやっと頂上が見えて来た
昨年秋に寺地山から見た時、なだらかな登りだと安易に
考えていたのが大きな間違いで、きつい登りでは無かったが疲労こんぱいだ。
ガスの切れ間からやっと頂上らしきピークが見えて来た時には、ホッとしたので取りあえず記念撮影。
稜線分岐からはガスで廻りは見えず、一路頂上へ。
北俣頂上から南方
11:12
5:35にスタートして5時間37分やっと北ノ俣岳へ着く。
生憎のガスで展望は良くないが満足感に浸る。
北俣は縦走コースの一つのピークに過ぎず、多くの登山者は通り過ぎて行く。我々のように飛越新道からのピストン組みは、足元を見れば直に分かる。泥まるけだ。
遠くで雷が聴こえるのでゆっくりはして居れないが、55分
居ても期待していた薬師岳が見えないので下山を始める。頂上で出会った名古屋の男性は、新穂高から入山
双六、三俣蓮華、黒部五郎と歩いて来て、慌てて帰っても仕方が無いので避難小屋でもう一泊して帰ると言われ
避難小屋分岐まで一緒に山の話を聞きながらの道中となった。定年を迎えたので気ままな山旅らしい、定年の無い自分にはチョーウラヤマシイー話しである。
結局薬師岳は姿を見せてくれなかった
黒く見える寺地山へ向かう
13:00
避難小屋分岐まで下りて来たが
もう歩きたくな〜い (@へ@)
此処で名古屋の男性と別れる
いよいよ北俣とお別れである
寺地山への上り返しをやっとの思いで済ませ休んでいたら、雲行きが益々悪くなり雷が良く聞こえるようになり、早々に下山を始める。30分も歩いた辺りからポツポツと降りだし雨具の上だけを着る。1842分岐(14:33)辺りから本降り、雷もゴロゴロいい出し、疲れを忘れ足早に歩く。ラスト30分はゴロゴロードッカ〜ン!雨ザーザー、逃げ帰るように車まで猛ダッシュ!まだこんなに余力が有ったのかと感心する。
車に着いた時(15:33)には全身びしょ濡れで、着替える事も出来ないので、一旦下界まで林道を下り
小降りになった辺りで着替えを済ます。 充実感いっぱいで帰路に着く。
特別な急登は無いが、往復18kmと長い行程なので早朝出発をしたおかげで、
早く戻れました。
山での雷雨は初体験でしたが、下界とは勝手が違い少々恐かったな〜。
翌日の新聞には、爺ヶ岳で落雷によりけが人が出たし、木曽駒ケ岳では
落雷の為停電でロープウェイが止まり、自家発電で明け方まで掛かり登山者を
下ろしたと出ていた。駒ケ岳へ行って居なくて良かった〜。
山での雷には充分注意をしましょう
(岐阜・飛騨市神岡町)
北ノ俣岳
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