回顧録 2003,5,25 三方岩岳 (06,5 作成)
1736m
☆ SP林道料金所P-(55分)-白川郷展望地-(22分)-二本松-(33分)-小ピーク-(46分)-山頂直下
☆ 山頂直下-(34分)-二本松-(54分)-SP林道料金所P
【 登り 2:41 下り 1:28 】
三方岩岳は白山スーパー林道から40分ほどで登れる山である。しかし、それでは面白くない。
この2年前に大窪から野谷荘司山へ登った時、大窪からの鶴平新道で登った登山者は5人だけだったが、
SP林道からの登山者がワンサと登って来たのに当惑した事があった。あれを避けるにはSP林道オープ
ン前に登らなくてはならない。6月上旬にはオープンするので5月下旬、SP林道馬狩料金所から登るルート
が有るので、そこから登る事にした。
5時に家を出、R156を北上して御母衣ダムを過ぎ、左に三方崩山を見ながら進むと正面に野谷荘司山が
見えてくる。予想外の残雪を見てビックリ!少々不安が過ぎるが料金所まで行く。(鳩谷ダムの橋を渡った
所にある大窪への近道になる林道へ入ってみるが、通行止めであった。)
料金所のだいぶ手前には通行止めの柵が有るが、横にすり抜けるスペースが開けて有るので先へ進める。
7時12分に料金所Pに着くが、当然ながら誰も居ない。SP林道馬狩料金所ゲートは硬く閉ざされている。
7:25 登山口スタート 尾根上には雪が・・・ |
登山口からの猿ヶ馬場山 | ||
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料金所Pからは残雪タップリの尾根(鶴平新道?)が見える事が出来た。さて登頂出来るかな? 谷川を左に見ながらの歩き出しは林道からだ。暫く歩くと右に「笈ヶ岳登山口」の古い表示板が落ちていた。SP林道が出来る前はここから登っていたようだが、 遠いな〜 (^^;) 雑木林に入って行くと徐々に急登になり苦しい。途中でSP林道の直ぐ下に出るが、ここが実に歩き難い。土砂崩れ防止のネットが覆ってあるので足場が決まらず、おまけに掴まるものも無い為に登り辛い。しかし足元には沢山の山ブキが生えているではないか。帰りに採って行こう。(^_^)v 歩き出して55分で白川郷展望台へ着いた。5分の休憩を取るが、霞んでいて遠望は利かない。 この辺りからは残雪も現れ出した。 |
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8:47 二本松からの白川郷展望地 |
唯一の花 タムシバ | ||
9:00 目前に小ピーク |
展望地から先は見事なブナの巨木が有り圧倒された。さぞかし秋の紅葉は綺麗であろう。その先の急登を喘ぎ22分で二本松に着くと展望が開け下に展望地が見えた。その先からは傾斜も少し緩くなってくる。所々現れる残雪を踏み締めて行くと前方に小ピークが現れ、暫くは急登である。小ピークを登り下りに掛かり、やっと岩峰がそそり立っている目的地の三方岩岳が姿を現す。それよりも手前の残雪斜面を見て・・・ん〜アッ!それより登山道が有る右斜面に雪が・・・こりゃ〜絶対行けそうに無いな。この時点で諦めモード。まっいいか!行ける所まで行って見よう。何時ものパターンである。 | ||
9:20 小ピークを過ぎると見え出す 三方岩岳 |
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小ピークから下り鞍部に着くとタップリ1,5mの残雪であった。雪は締まってはいたがトレースはナントか付いた。以前、福井の残雪の山で朝は薄いトレースが付いたので安心していたら、午後になり気温が上がりトレースが消えて迷いかけた事が有った。その経験から疲れるがオーバー気味にステップを付けて登る事にした。斜面がきつくなってきたのでアイゼン装着。谷では展望が効かずルートが分かりにくいので、右の尾根に登ってみたが薮が濃く歩けそうに無く仕方なく谷を登りつめた。 登り切った尾根には夏道が出ていて、後はその尾根を進んで行った。 |
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小ピーク鞍部 積雪1,5m |
残雪を登り鞍部を振り返る |
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目前に迫る三方岩岳の岩峰 |
小ピークを振り返る |
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三方岩岳から野谷荘司山へ続く登山道 雪がズレた跡が・・・ |
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左の斜面も行けそうに無い |
この斜面は・・・止めとこ |
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目前に岩峰が迫り、頂上が近づいて来た。登山道が有るはずの斜面にはタップリの残雪・・・ 斜面上にはパックリ亀裂が開き、下は落ち込んでいて見えない・・・少し歩いてみたが、6本アイゼンとストックではとても対処出来ないと判断しここで断念する。(-"-;) 左の斜面も見てはみたが行けそうに無い。 直登も考えたが、私は冒険家では無いので10:06止める。 結局ここで少し早いがランチにする。ツマミに餃子を焼いてビールを飲む。フゥ〜(^_^;) 薄曇で霞んでいて遠望が利か無いが、何とか笈ヶ岳と大笠山は確認できた。 淡い期待として後続者を待つが、誰も来る気配は無いので40分で下山にする。 |
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10:06 断念してランチ |
笈ヶ岳 大笠山 |
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下山途中に小さいが山ブキを収穫し御満悦! 結局、料金所Pへ12:13に戻るまで誰にも会わなかった。 登頂は出来なかったが、結構満足して帰って来ました。 06,5に作っているが登りたくなってしまったので、 安全コースとしてSP林道を歩いて登って見ようかな。 |
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