2020,9,27(日)
岐阜・恵那市

717m  
 岩村城跡 

日本百名城や日本三大山城に選定され
六段壁が有名な城跡へ

 


孫の月末恒例お泊りが風邪をひきキャンセルになり
急きょ決めたのが岩村城跡の城山歩き

昨今の城山ブームで混雑する前に歩きたかったので早出します
岩村歴史資料館Pに着き8:34スタート
駐車場一画には平成2年に復元された藩主邸太鼓櫓が建っております
江戸時代眼下の城下町に時を告げる為の櫓だそうです

駐車場でて直ぐ岩村城跡登城口の案内に従い急な舗装路を進む
本丸跡まで800mだそうだ
これが結構な斜度なんだ

急な舗装路が終わると石畳が続く
左に地元の偉人十傑の碑が立ち右には日本の女子教育の先駆者であり
実践女子大学の創設者 下田歌子が勉学した部屋が復元されております
岩村には偉い方が多かったんですね!

熊野古道のような石畳が続き藤坂から始まり

初門を過ぎ一の門に着く
石畳は新しく再現された様だが、ここで苔むした石垣が出現
この辺りの石垣は崩れそうな所もある

土岐門を過ぎると追手門跡
階段ではなく石畳が有難いが
風も無く汗が噴き出てきたので早い一服で足を止める

霧ヶ井
城主専用の霊泉で敵が攻め入った時、城内秘蔵の蛇骨を井戸に投じると
たちまち霧に覆われ城を守ったといわれる小さな井戸

左奥に八幡神社あり
覗きに行けば小さいながら神社は存在した

歩き出して30分遂に見たかった六段壁が目前に登場!
最近の城跡ブームでTVの城跡ランキングで上位にランクされ知った六段壁
ここで初めて人に出会う

パンフによると、この六段壁は江戸時代後期に崩落防止のための補強で
下段に石垣をつぎ足した結果の姿だとしり少しガッカリ・・・

立派な石垣が残っております
鎌倉時代文治元年1185年に築城され明治維新まで存続したのは素晴らしい

本丸跡の台地

本丸跡には5人が居たが大半が山頂直下の駐車場まで車で登った方だった
この山城跡を堪能するには是非下から歩いてほしいもんだ

それにしても戦国時代は戦場まで何日も歩き
この山城まで駆け上がり戦うなんて、それだけで死にそうだよな・・・
現代人で良かったよ

富士見台方面の展望

岩村城歴代将士慰霊碑

鎌倉時代に始まり戦国動乱時代には武田軍から織田信長軍に攻略後
目まぐるしく城主が交代した城だそうだ

信長一行は武田軍討伐に向かう途中
明智光秀などを引き連れこの城に入った
そのころ織田軍別動隊により武田軍は敗れた
その後80日余り後に本能寺の変が起きたそうだ

埋門
野面積み、打込ハギ、切込ハギの3種類の積み方が一度に見られる
日本でも珍しい場所

充分満喫したので下城しよう

六段壁下まで戻り あっ!忘れた
再度登り六段壁上段で記念撮影

石畳を下って行くと数組とすれ違う

草むらにツリフネソウを見つけ撮影後その先に咲いていた花を写したが
名前が・・・

10:15資料館P帰着

車を資料館Pから岩村城下町第一Pへ移動
朝ドラ撮影場所として有名になった城下町商店街を散策
オイラが唯一見た朝ドラが「半分 青い」でドラマ内のふくろう商店街のモデルになった街並み
勿論、五平餅、みたらし団子を食し名物のカステ−ラも購入
撮影当時の写真が展示されていたので懐かしく見た
そして思わぬ90分の滞在で帰路へ

観光案内所の方に聞いた話では朝ドラブームのころは毎日がお祭り騒ぎで
コロナのせいでぱったり人が来なくなり
最近やっと少しずつ増えてきたと嬉しそうだった
案内所には岩村城復元募金箱が置いてあったので僅かな金額だが協力させてもらう

時間に余裕があったので土岐市妻木町の妻木城跡へ
大河ドラマ[麒麟が来る]の明智光秀の妻煕子(ひろこ)の生誕地とか言われたが
諸説あり詳細は不明だそうだ
謀反者の妻ということで記録が抹消されたともいわれるとか

北側の御殿跡から入りたかったが相方の反対にあい
南側の最短ルートPへ向かう
県道19号から1,5q細いダート道を進むと駐車場へ着いた

ちょうど妻木城跡友の会の会員の方が整備されていたので
簡単な説明を受け入口のパンフ2部を持ち周回20分程と聞き山中へ

途中、石を加工する為のクサビ跡が残る大岩を見て
太鼓櫓跡を見に寄るが何もない
その太鼓櫓跡からもこの大岩が見下ろせるが
まじかで見たほうが大きさが分かる

北側の御殿跡からのルートに合流しその上が曲輪Vの広場で唯一の展望地
ここからは6年前の今日噴火した御嶽山が遠望できるはずだがガスに覆われている
たぶん遺族の方たちは慰霊登山をされているだろう
18回登ったオイラは今は二度と登りたくない

展望左方面に目を凝らすと舟伏山の手前に裏山三山が確認できて嬉しかったね

曲輪Vの少し上に上がると曲輪U、一段上が曲輪Tの本丸跡だった

小広い本丸跡には岩村城と同じ八幡神社が祀ってある

旗立岩の巨岩とか物見杉も存在するが木々が茂り展望は無い

さて一通り見たので下山ルートの巨岩コースへ

人工的に積んだような巨岩が点在するコースもすぐ終わり
35分の散策を終え無事駐車場へ戻った
そしてノンビリ帰宅の途に着く


TV番組などで何度も見て
以前から行きたかった岩村城跡だったが
やっといけました(^^♪


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