03.9.7
常念岳
2857m
(長野・穂高町)
北ア・穂高連峰の展望地、常念岳を満喫してきました。好天に恵まれ最高でした。
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一ノ沢登山口-(1:21)-烏帽子沢出合−(0:22)-笠原沢出合-(0:50)-最後の水場-(0:42))-常念乗越-(1:08)−常念岳-(0:36)-常念小屋-(1:10)-烏帽子沢出合-(0:53)-一ノ沢登山口P
【 高低差 1610m 距離 14km 】
【 登り 4:46 下り 3:00 】
単独 (車中泊)日帰りピストン 家から 217km 4時間半
友人の江崎さんが昨年、三俣から常念岳(小屋泊)〜蝶ヶ岳と行って来て「よかった〜」と言っていたので、
一ノ沢から約5時間の行程に多少不安が有ったが、決行することにした。当然日帰りである。
土曜の仕事を早めに切り上げ、家を16:40に出発。R156-せせらぎ街道-R158−松本の新村交差点を左折
北上、後はカーナビの指示どうりに行き、安曇野CCを過ぎてからは林道を進むが、車などには出会う事も無く
暗闇の中を、未だかな未だかなと進むと、ようやく駐車場らしき所に着く。手前の広い所に数台、その先の道
路沿いに数台、奥のゲート前に2台、10数台ほどがいた。Uターンして道路沿いの駐車スペースに置く。
9時10分であった。隣の車には人が居ないのを確認してから缶ビール2本を飲んで就寝。
車中泊は昨年の燕岳へ行った時以来の2回目だが、中々寝付けない。夜中に車が来たり、外で話し声が
したりでその度に目が覚める。それでも知らない内に寝たらしく、車の音で目が覚めたら4:00だった。
やはり其れからは、タクシーが入って来たりして寝れず、5:00には朝食を食べ始め、5:24スタートする。
一ノ沢登山口 タクシーは此処まで入れる
登り始めて1時間 前常念らしきピークが見えて来た
5:40
林道を歩き始めて直に一ノ沢登山口に着く。タクシーはここまで入る。トイレが有るので済ませて5:40に歩き始める。一ノ沢を左に見ながら樹林帯を緩やかに登って行く。しばらく行くと、古びた鳥居の建つ山ノ神が祭ってあるので、安全を祈願してから流れに沿って登って行く。1時間程してから前常念辺りらしき
ピークが見えて来た。6:45に烏帽子沢出合に着き10分休憩する。石がゴロゴロした沢沿いの道を徐々に高度を上げていく。7:16に笠原沢出合に着き、左岸の急斜面を息を切らせて登っていたら、登山道を塞ぐように若者が伸びていた。自分も足が止まり話しかけたら、鹿児島出身で松本在住のこの青年は、会社
の同僚に「初心者コースだから」と誘われ初めての登山で来たが「もうダメ」と言っていた。
若者にエールを送り歩き出す。胸突八丁を登りきると一ノ沢へ下り木橋を渡ると最後の水場が有る。
← 8:00
トリカブト
一ノ沢を渡る (写真提供 ひらさん)
ひらさんと山話をしながら楽しく登る
最後の水場の冷たい水で喉を潤す。
ここには3人いたので、今少し手前で若者が伸びて
居た事を話したら、一人が「私の仲間です」と言われ
常念〜蝶〜上高地の予定だと言われたが、
果たして行けるのか疑問だった。その人を置いて
他の二人と同時に登りだす。
この二人の方は長野市の方で、一人の方は後で名刺
を頂いたが、ひらさん(平林さん)とおっしゃる方でした。
8:52
丁度キツイ登りをひらさんと会話をしながら登ったおかげで、辛さを多少忘れる事が出来た。
水場から42分で常念乗越に着くと思わず・・・オ〜ッ 素晴らしい展望が目に飛び込んできた!!
今までの疲れが吹っ飛び気持ちがハイに成ってしまう。ひらさんに写真を撮ってもらい、この想いを
友人の江崎さんにTELする。
常念乗越 赤い屋根は常念小屋
常念乗越手前から見えた頂上か?
友人で山仲間の江崎さんは、この年からバイクで
無線仲間とツーリングばかりで山から足が遠のいて
付き合いが悪くなって来た。
常念乗越からの横通岳
いよいよ常念岳へ向けて
の登りである。風が強く寒い
のと、岩場の急登がきつく
足が止まる。下山中の小学生に「頑張ってください」と励まされ情けなかった。
この小学生は下山途中に
意地で追い越してやった。
(ちょっと、おとなげなかった)
初めにに見えて来たピークは
頂上ではなく、その奥に頂上が有った。一気に疲れた。(;^^;)
乗越から1時間もあれば楽に登れると思っていたが、8分オーバー
した。
小さく見えるのは自分
常念岳からの蝶ガ岳
言うまでも無いが、文句なしの大展望!キレットの遥か彼方に白山が見えたのには感激だった
前穂
奥穂
涸沢
北穂
南岳
中岳
大喰岳
槍ヶ岳
上の右端とここの左端をつなぐと180度のパノラマ
立山
大天井
燕
針ノ木
爺
鹿島槍
水晶
野口五郎
奥穂高岳 涸沢岳 北穂高岳のズーム
やっぱり槍ヶ岳3180m
常念岳頂上風景 中央がひらさんと竹内さん
お気に入りの写真
常念から東側は雲海が広がっている
中央は富士山 右側は南アルプス
八ヶ岳連峰
前常念
10:10
頂上からの360度の展望を満喫しながらの昼食とする。
ずうっーと居たいような眺めである。今までは遠くの低山からしか
見た事が無かった穂高・槍が目前に見える。やはり自分には、
穂高・槍などは登る山ではなく近くの山から眺める山に留めて
おきたい。昼食を済ませて、気になったのが松本の青年だった。
何とか着いてここでもぐったりしていたので、聞いたら食事も喉を
通らず何も食べて居ないらしい。それでは余計にバテて歩けなく
なるので、何とか食べた方が良いとアドバイスする。
「今夜の宿はあそこだよ」と蝶ガ岳ヒュッテを指差したら「え〜
まだあんなにあるの〜」と溜め息をついていた。
三俣分岐
頂上に1時間10分居て、去りがたい気持ちの方が強かったのだが、帰る時間を考え下山開始11:25。丁度ひらさん達も歩き出したので、後を追うように
行く。あれだけ苦しんだ登りも快調
に下る。
12:00〜12:23
快調に進み、前に見える下山者を皆追い越す勢いで進むと、常念頂上手前で励ましてくれた小学生を発見、大人も入れて7〜8人のパーティーだが直に捉えて追い越す。常念岳から丁度3時間(14:25)で車に着く。着替えを済ませ14:40に帰路に着く。帰りに安曇村の道の駅へ寄った時に、美味しそうなリンゴが5個500円だったかな?
せっかく長野へ来たので土産に買って来たんですが、此れが何と美味しい〜絶品!リンゴってよくカスカスのが有るんですが、あれは嫌いです。この時買ったのは、適度な硬さ、適度な甘み、適度な酸味、こんな美味しいリンゴは初めてでした。
家族も皆、美味しいと言ってくれました。次回に行く楽しみが増えました。
流石は長野!
後日、自分ではその頃PCが扱えなかったので、娘に頼んでひらさんのHPを
開いてもらい見てみたら、なんと自分へのメッセージが書かれていたので、早速
娘に頼みメールを送ってもらい、其れがきっかけでPCを覚え今に至っております。
白山
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